サンライズ出雲とサンライズ瀬戸をとりまく現状
私はサンライズ出雲とサンライズ瀬戸には何度も乗車しています。
私が小さかったころは、全国にもいろんな寝台列車が走っていましたが、
ドンドン路線が廃止されていきました。
最近になって、
ななつ星・四季島・瑞風といったクルーズトレーンと呼ばれる
高級寝台列車が運行されるようになって、
用途が数十年前と変わった寝台列車が走るようになりました。
昔から広く親しまれた、寝台列車というのは、
サンライズ出雲&サンライズ瀬戸だけとなってしまいました。
用途の高さと利便性で生き残ってきた
なぜこの路線だけ生き残っているかというと、
利便性の良い時刻表にあると思います。
たとえば岡山から東京に朝一で到着しようと思うと、
岡山発の始発6時ちょうどの、
のぞみ104号になります。
それに乗って東京駅につくのが9時23分
飛行機だと岡山7時5分のJAL便がありますが羽田に8時15分となっています。
東京の真ん中までいこうと思えば、9時前くらいになります。
それに対して、
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸では、岡山を22時34分に出発して
東京へ7時8分につくことができます。
夜行バスでは、20時30分前後に出発して、6時台に東京へつくものもありますが、電車ほど時間通りではないですし、電車以上に交通や天候の影響を受けます。
寝台列車では、どの車両でも、横になって寝れますが、
夜行バスではリクライニングの限度もありますし、狭いものです。
そしてトイレなども気になります。
なので、出張や旅行などでは、
サンライズ特急を多用しています。
個室の編成の約半数がシングルと呼ばれる個室で構成されています。
21,280円
(運賃:10,480円)
(特急料金:3,240円)
(寝台料金:7,560円)
ベッドと足元のテ-ブル、枕元のコントロールパネルなど
必要最小限のものがコンパクトにレイアウトされてるシングルルームです。
シングルに1870円足すと シングルツインと呼ばれる
子供とかと2人で利用できる部屋もあります。
また
シングルより1080円安くソロという部屋もありますが、
シングルの方が利便性のとれた快適なつくりにはなっています。
女性の一人旅とかの場合だと、個室の方が安心できるかもしれません。
十分くつろげるし満喫できます。
子供がまわりに迷惑かけるのではとか考えるなら、個室の方が安心かもしれません。
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸には
ノビノビ座席という、格安のプランがあります。
岡山-東京だと
14,240円
(運賃:10,480円)
(特急料金:3,760円)
です。
となり同士がカーテン一枚しかないので、抵抗ある方もいるかもしれませんが、
それが気にならない人や、複数での利用などだと、おそらくこちらの方がお得なうえ楽しめます。
かためのじゅうたんの上に、薄いカケモノだけですが、空調もそれなりにしっかりしているので、冬でもあたたかい恰好をしておけば、十分寝れます。
家族で利用している人も多いですし、友達との利用などしている人も多いです。
もちろん一人でビジネスや旅行で使っていると思われる方も乗っています。
夜も意外と寝れます。
電車の揺れが気持ち良いくらいです。
子供たちは、一度乗ったら、
また寝台列車に乗りたいと言って、
何度も旅行などで東京方面などに行くときにも利用しています。
東京から帰る時刻も他の交通機関よりも一番遅くまで滞在できるので、
東京などで遊び尽くして岡山方面に帰るのにも一番適しているのかもしれません。
もしその日に急ぐようなら20時台ののぞみで帰ることもできます。
岡山以西に行く場合でも、岡山駅に6時台につくので、6時半ごろ岡山で、そこから新幹線に乗り換えて広島・博多方面に向かう場合でも、東京発の始発に乗るよりもずいぶん早く移動できます。
寝台列車の旅は、子供たちも喜びます。
そしてきっと忘れれないおもいでになるんだろうなって。
だから何度も個人でも、家族でも利用しています。
サンライズ出雲とサンライズ瀬戸のこの寝台列車が、末永く走り続けてくれる路線であることを
ファンのひとりとして応援しています。