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最年少出場・かわいい笑顔の一山麻緒(いちやま まお)選手。潜在能力の高さか、初マラソンの厳しい環境だった東京マラソンでの激走。強行ロンドンマラソンで難なくワイルドカード獲得。マラソン適正は高い。伸び代からダークホース的存在にも。まだ底が見えない。

 

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一山 麻緒(いちやま まお)選手とは

 

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一山 麻緒(いちやま まお)


1997年5月29日生まれ

 

鹿児島県出水市出身

 

157センチ 

 

出水中央高校卒

 

ワコール入社 2016年

 

 

自己ベスト

 

1500m

4分28秒35

 

3000m

8分53秒54

 

5000m

15分24秒17

 

10000m

31分49秒01

 

ハーフマラソン

1時間08分49秒

 

マラソン

2時間24分33秒

(2019/東京マラソン)

 

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高校は出水中央高校で、

スポーツも勉強も力をいれている高校です。

 

高校時代は鹿児島県では神村学園など駅伝の強豪校があったので

全国高校駅伝などには縁がなかったようですが、

高校3年生の時には2016年に行われた

第34回都道府県対抗女子駅伝で鹿児島代表の第4区を走り

11位でもらったタスキを6位でつないで、区間4位の記録で都大路を走っています。

 

そんな一山選手は高校を卒業して、

実業団女子の名門・ワコールに入社しました。

 

長年日本のトップクラスで活躍している

福士加代子選手などがいる

ワコールに入社するとメキメキと力をつけ、

ドンドン自己記録を更新していきます。

 

そして入社した年の全日本実業団女子駅伝で

チームの1区を任されて、

いきなり区間記録を達成し区間賞を獲りました。

 

 

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ワコールに一山選手ありという風に注目されるようになりました。

その勢いのままに

次の2017年1月に行われた

全国都道府県対抗女子駅伝に出場し、

京都チームの1区を任されました。

埼玉のしまむら・阿部有香里選手や

神奈川のパナソニックの森田香織選手らと

スパート合戦になりますが、

区間賞をとった阿部有香里選手と同タイムの

区間2位でタスキを渡し、優勝した京都チームの原動力となりました。

 

高校卒業のルーキーイヤーに彗星のごとくあらわれた感じでした。

 

一山選手といえば、クロカンの強いイメージがあります。

日本陸上選手権クロスカントリーでいきなり優勝し

世界クロスカントリー選手権にも出場しました。

 

全日本実業団ハーフマラソン大会などでも2位ながらも

大会新記録だったりと

サフォークランド士別やバージニアハーフマラソンで立て続けに優勝し、

3000m・5000m・10000mなどトラックでも記録を伸ばしていきます。

 

2017年の山陽女子ロードレース大会 ハーフマラソンの部では

3位ながらも

1時間09分14秒とハーフの自己ベスト更新し

いつマラソンに挑戦してくるんだという期待が高まっていきました。

 

 

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 2018年の都道府県対抗女子駅伝では9区を走り、

4位でもらったタスキを区間2位の走り2位まではひきあげたが

差がついた状態だったので兵庫まで詰めれず、京都の優勝を逃したことを悔やんだ。

31分台のタイムで走るも、岡山の小原怜選手に区間賞もとられてしまう。

 

2019年の都道府県対抗女子駅伝でも9区を走り

先頭でタスキをもらうも

後ろから追ってきた愛知の鈴木亜由子選手との並走で

途中から置いて行かれ、区間6位の総合2位でテープを切って

悔しい思いをしたに違いない。

 

香川丸亀国際ハーフマラソン大会で総合6位の

1時間10分49秒で走り、日本人2位になったが

都道府県対抗女子駅伝も香川丸亀国際ハーフマラソン大会も

悔しかっただろうが、自身初マラソンの東京マラソン2019への

ステップレースであったと言える。

 

満を持して1発勝負の東京マラソンへ挑む

東京マラソン2019が初マラソンでしたが、

MGCの切符を得るためには

2時間24分00秒を切る必要があった。

 

たった一回のマラソンで2時間24分00秒を切れさえすれば、

MGCの切符が手に入るから。

 

あえて厳しい勝負に挑んだ理由はある意味かけだったと思う。

東京は他のコースよりタイムが出やすいというのもあっただろう。

 

大阪や名古屋という選択肢もあったかもしれないが、

タイムより勝負の方が優先されやすい部分があるし、

同じワコールの福士選手などが出るという兼ね合いなどもあったのかもしれない。

 

あえてタイムのみを目指したのは、

良いタイムで走れる見込みや自信もあったのではないかと思われます。

 

ただその東京マラソン2019はかなり厳しいコンディションとなってしまいました。

 

朝から降り続いた雨が選手たちを襲うことになりました。

 

スタートしてから、高速レースの東京マラソンだけあって、

かなりのハイペースで選手たちは走っていきます。

 

一山選手は前田穂南選手らと外国人選手たちを追うように、日本人トップ集団を引っ張っていました。

前田選手らが雨で低体温症などになって、身体の動きが急激に落ちて行った日本人選手たちを尻目に、

同じように雨に打たれながらも、

初マラソンを楽しむかのように徐々にペースを落としながらも、

それでもハイペースで20キロ25キロと距離を刻んでいきます。

日本人女子選手の中でトップを独走したまま、外国人選手を追う走りをみせていましたが、

30キロを2時間21分台も狙えるタイムで懸命に走るも、

そこからが厳しかった。

 

28キロまで『楽しいな、ゆとりがあるな』と思ったが、30キロから足にきた。すごく悔しいですが『これがマラソンなんだ』(一山選手)

 

2時間24分00秒を切ろうと、疲れた身体、冷えた身体を懸命に動かして

前に前に

 

他の選手が大幅なペースダウンを余儀なくされている状況の中で

懸命にゴールを目指し、ペースダウンを食い止めようと身体を動かす一山麻緒選手

初マラソン・超悪天候・低体温症などが襲うコンディションの中、

最後まで懸命にゴールを目指す。

 

結果、2時間24分33秒で7位でゴール。

日本人最先着を果たすも

2時間24分00秒をきれず、

MGCの切符を33秒差で逃してしまいます。

 

ただ初マラソンで、ハイペースや悪天候を経験した中で

途中まで2時間20分台も狙えるようなペースで走り

日本人トップで2時間24分33秒は非常に素晴らしい走りでした。

 

そんな一山麻緒選手がMGCに出れないとなると、

非常に残念なことです。

そんな中1ヶ月ちょい先に行われる

4月のロンドンマラソンに勝負をかけて諦めないことを宣言

国内選考レース終了後の、最後のラスト滑り込みをかけて、

たった1ヶ月ちょいで2戦目のマラソンに挑むという強行策。

そこに一山選手のオリンピックにかける想いがあったのではないかなと感じます。 

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 4月のロンドンマラソンにワイルドカードでのMGC出場をかけて

走ることになった一山選手。

東京マラソンの過酷な環境条件の中

懸命に走った後で、準備期間が少なく強行日程で大変だったと思いますが、

同じワコールの同僚の、MGCの切符を持っている

安藤友香選手とともに

海外レースにチャレンジしました。

 

海外の選手たちからは遅れてしまいましたが、安藤友香選手が2時間26分47秒で13位、

一山麻緒選手が2時間27分27秒で15位でゴール。

一山選手は東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ」通称MGCの出場権を対象2大会の平均で2時間28分00秒位内というワイルドカードの条件を難なくクリアしてワイルドカードで切符をつかむことができました。

 

 ワイルドカードでも初マラソンを含む2レースで

条件を難なくクリアできたことは大きいと思います。

 

 

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間違いなく同じ条件なら、他のどの選手とも互角に走れるような力があることも証明していると思います。

ワコールからは一山麻緒選手だけでなく、福士加代子選手、安藤友香選手と3人も出走してきます。

切磋琢磨しながら調整してきていると思われるので、

非常に楽しみだと思います。

まだマラソンでは底をみせてない部分があるように思われます。

 一山麻緒選手の走りにも期待したいですね。

一山選手は、12選手の中で最年少になります。

 

 

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