3186 ネクステージ
★ 企業の概要
今号(2019年9月発売号)四季報より
上場
2013.7
特色
中古車販売の大手。
東海発祥で全国店舗網を形成中。
車種別の専門店展開。輸入車も取り扱う
連結事業
自動車販売
業種名
小売業
解説記事
【増 額】
新店は総合店5、SUV専門店1、輸入車専門店3、新車ディーラー5。
買い取り専門店15で仕入れ強化。
既存店は1台当たり利益率想定超。
出店費、人件費増吸収。前号より営業益増額。
最高純益。20年11月期は総合店軸に出店強化し好調持続。
【M&A】
輸入車新ブランド取り扱いに向けM&A検討。
社員教育は新設の自社研修センターで年次・職種に合わせた研修開始。
従業員 <19.5>
連2,561名 単2,405名(29.6歳)
[年]539万円
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★ 売上(成長率)・営業利益 ・経常利益(増益率)の実績と予想値
四季報2019年3集(2019年9月発売号)参照
【業績】 売上高 営業利益 経常利益
連14.11* 50,447 757 591
連15.11* 63,113 1,269 1,340
連16.11* 87,201 2,163 2,086
連17.11* 118,971 3,474 3,304
連18.11 163,174 4,384 4,186
連19.11予 220,000 6,200 6,000
連20.11予 270,000 7,200 7,000
まとめ★時価総額・PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)・ROE(自己資本利益率)・PSR(株価売上高倍率)について - ねこぷろ
★ 株価チャート(日足)(週足)(月足)

日足

週足

月足
銘柄についての寸評・ひとことなど
財務面などについて
ねこぷろ
ROEは18年11月期の実績17%前後で見込み15%前後とまあまあの高水準かな。
ROAは実績4%前後で見込み5%前後と低水準だね。
自己資本比率は30%台とまだまだ低い水準じゃあないかな。
有利子負債に対して利益剰余金など見比べると有利子負債が利益剰余金の3倍ちょいあるけど、インタレストカバレッジレシオなども41倍程度あって。財務は良くはないけどまあ大丈夫そうな感じかな。
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キャッシュフローなどについて
ねこぷろ
2018年11月期でみると営業活動によるキャッシュフローは大きくマイナス。前期もマイナスだったけど、大幅なマイナスなだけに、手元にお金がはいってきてないから心配だね。
投資活動によるキャッシュフローはマイナス 前期以上にしっかり投資している感じだね。
フリーキャッシュフローは大幅なマイナス 前期に対してマイナスを増やしているし、営業キャッシュフローで大きくマイナスになっているし、目先の利益よりキャッシュでお金が手元に入ってきてないことは心配なところだね。
財務活動によるキャッシュフローはプラス。増資やら銀行からの融資やら、とりあえずお金を調達して会社を大きくしているようだね。資金ぐりには注意しておきたいところだね。
成長性や将来性などについて
ねこぷろ
売上はグングン伸びているけど、経常利益は緩やかに増収増益見通しで続きそうだね。キャッシュフローで手元にお金が入ってないことは心配の種だね。成長路線だが、資金ぐりやキャッシュの流れには注意しないといけないかもね。
収益性は売上高営業利益率が2~3%前後になっていて低水準な感じだね。過去を振り返っても低水準。内訳をみていくと原価率が80%をこえているので、販売管理費率が14%前後になっているし。売上があがっても利益水準が今のところは上がってこなさそうではあるね。投資した分を回収できるかどうかというのは、成果がみられてないキャッシュフローの流れが続いているのと、長期借入金や棚卸資産が多いのでリスクのある経営になっているので注意したいところはあるね。今のように売上が伸びているうちはまだいいけど、現金回収までのスパンがかかっているので運転資本回転率などは注意してみていきたいね。
現状の時価は800億前後でその水準はPSRでは0.45倍程度、予想PERで19倍前後という水準で、PSRの水準では割安感がある感じで、PEGレシオでみても割安だとは思うね。ただ財務やキャッシュフローや収益性などの面を加味すると割安感がそうでもなくなってくるから、しばらくは妥当株価かもしれないけど、今後も売上などの面では成長していくと思うので、将来的な株価の上昇は期待できるともいえそうだね。ただ、キャッシュフローの絡みやら長期借入金や棚卸資産(在庫)の絡みなどではリスクを伴っているので、そこらが改善していかないと株価上昇の妨げにつながるかもしれないね。営業キャッシュフローでプラスやフリーキャッシュフローでのプラスなどで資金の流れが好転でもしないかぎり、リスクは膨らむ可能性もあることは意識しておかないといけないかもしれないね。中古車販売というのは、在庫が不良債権になることにもつながりかねないからね。原価率や販売管理費率などが向上してこないと厳しい流れになる可能性も秘めているので注意してみていきたいね。
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