- オリンピックマラソン女子日本代表3選手が決定。
- 前田穂南(まえだほなみ)選手とは
- 鈴木亜由子(すずきあゆこ)選手とは
- 一山麻緒(いちやままお)選手とは
- 中学・高校時代
- 選手の特徴・武器
- 暑さにたいして
- 気持ちの強さ・メンタル
- タイム
- メダルに届く可能性が高い3人
オリンピックマラソン女子日本代表3選手が決定。
マラソン女子日本代表3選手が
決まりました。
最後に飛び込んだのは一山麻緒選手でした
日本国内で行われたレース
女子だけで行われたレースでは
日本人最高タイムとなる
2時間20分29秒というタイムで
雨の悪天候の
名古屋ウィメンズマラソンで
優勝して
代表の座を獲得しました。
異議をとなえる人もでないような
会心のレースだったと思います。
9月に行われたMGCで
優勝した
前田穂南選手と
2位に入った
鈴木亜由子選手とともに
低迷していた
女子マラソン界を
盛り上げる活躍が期待されます
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そんな3人を少し比較してみたいと思います。
前田穂南(まえだほなみ)選手とは
前田穂南 (まえだほなみ)
1996年7月17日生まれ
166センチ
兵庫県尼崎市出身
大阪薫英女学院高等学校卒業
天満屋 2015年入社
持ちタイム
1500m 4分28秒15
3000m 9分23秒06
5000m 15分38秒16
10000m 32分13秒87
ハーフマラソン
1時間9分08秒
30km
1時間38分35秒 日本記録
マラソン
2時間23分48秒 2018大阪国際女子マラソン
過去のマラソン歴 過去6戦
2017年1月 大阪国際女子マラソン
12位 2時間32分19秒
2017年8月 北海道マラソン
優勝 2時間28分48秒
2018年1月 大阪国際女子マラソン
2位 2時間23分48秒
2018年9月 ベルリンマラソン
7位 2時間25分23秒
2019年3月 東京マラソン
12位 2時間31分42秒 日本人2位
2019年9月 マラソングランドチャンピオンシップ
優勝 2時間25分15秒
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鈴木亜由子(すずきあゆこ)選手とは
鈴木亜由子 (すずきあゆこ)
1991年10月8日生まれ
154センチ
愛知県豊橋市出身
名古屋大学卒業
日本郵政グループ 2014年入社
持ちタイム
1500m 4分18秒75
3000m 8分58秒08
5000m 15分08秒29
10000m 31分18秒16
ハーフマラソン
1時間7分55秒
マラソン
2時間28分32秒
過去のマラソン歴 2戦
2018年8月 北海道マラソン
優勝 2時間28分32秒
2019年9月 マラソングランドチャンピオンシップ
2位 2時間29分02秒
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一山麻緒(いちやままお)選手とは
一山麻緒 (いちやままお)
1997年5月29日生まれ
157センチ
鹿児島県出水市出身
出水中央高校卒業
ワコール入社 2016年
持ちタイム
1500m 4分28秒35
3000m 8分53秒54
5000m 15分24秒17
10000m 31分34秒56
ハーフマラソン
1時間08分49秒
マラソン
2時間20分29秒 2020名古屋ウィメンズマラソン
国内新記録&女子単独レース日本人最高
過去のマラソン歴 4戦
2019年3月 東京マラソン
7位 2時間24分33秒
日本勢トップ
2019年4月 ロンドンマラソン
15位 2時間27分15秒
2019年9月 マラソングランドチャンピオンシップ
6位 2時間32分30秒
2020年3月 名古屋ウィメンズマラソン
優勝 2時間20分29秒
国内新記録&女子単独レース日本人最高
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中学・高校時代
前田穂南選手・鈴木亜由子選手・一山麻緒選手ともに
800mや1500mの選手として
中学時代は地元では有名な選手も
全国区ではなかったが、
鈴木亜由子選手は
全国都道府県対抗女子駅伝の3区で区間賞と
いち早く全国区の選手に
高校時代は
前田穂南選手は
駅伝の強豪校の
大阪薫英女学院高等学校
であと一歩で
都大路を走れない選手。
鈴木亜由子選手は
高校時代は疲労骨折など怪我との戦いで、
目立った成績をあげれなかったみたいです
一山麻緒選手は
出水中央高校時代
都大路などは走れず
全国総体で
女子1,500mと3,000mに出場も
目立った成績をあげれてはいなかった感じです。
3選手とも
高校を卒業してから
本格的に強くなっていった感じです。
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選手の特徴・武器
省エネ・ストライド・無駄の少ない前田穂南選手
前田穂南選手は
身長が高く細身で
手足の長さと
蹴り足のロスのない
長距離向きなフォームが特徴です
つまり省エネ走法です。
なので
北海道マラソンやMGCなどの夏のマラソンでも
優勝していますが、
暑い夏でも
省エネなので
強さを発揮できていると思われます。
レースごとに課題だったスピードが
ドンドン増して
長くロングスパートしても
スピードが落ちないし、後半のスタミナも温存できているのが武器と言えます
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腰高の前傾姿勢のフォームのフォアフットで小気味よく軽快スピーディーな鈴木亜由子選手
鈴木亜由子選手は
走り方は一度みたら忘れないような
パワフルなフォームです。
背筋がピンと伸びて腰高の前傾姿勢のフォームで
上下にポンポン跳ねるような地面との接地時間が短く、
ストライドもあって、
それでいて小気味よくピッチがあるので
スピードが出るような効率的なフォームです。
効率的にスピードが出る分、バネがいるフォームで、
足への負担もあるとは思うのですが
ナイキの厚底を履いています。
トラックで培った圧倒的なスピードが
絶対的なスピードにつながっています。
なのでマラソン2戦目のMGCで2番目に入れたのも
基本スピードが高かったのとポテンシャルとも言えます。
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アフリカ勢のような体幹と腰高で1歩の幅が広いストライド走法の一山麻緒選手
一山麻緒選手は
体幹がしっかりしていてブレが少なく
アフリカ勢のような腰高で1歩の幅が広いストライド走法
身長158センチ以上に大きく映る
体幹のしっかりしたフォームです。
クロスカントリーなども強い選手で
スピードもトラックなどでも上位です。
MGCなどでも飛び出しても、走りきっていますし
名古屋ウィメンズマラソンなどでは
前半からハイペースでも
ネガティブスプリットで
後半もあげていける力をつけました。
長い距離を高いスピードでおしていく力のある選手です
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暑さにたいして
前田穂南選手・鈴木亜由子選手・一山麻緒選手ともに
暑さには強い選手と言えます
前田選手・鈴木選手は夏の北海道マラソンの優勝者ですし
MGCの1着・2着でもあります。
前田選手はMGCでも圧勝しました。
前田選手は蹴り足が低く、手足の長さを生かしたフォームで
ロスが少なく
厳しい天満屋の練習で培ったメンタルも
武器です
一山選手はMGCで飛び出したのは
夏の函館マラソン(ハーフ)で優勝したように
暑さにも自信があり
マイナスではないです。
函館マラソンでは圧勝でした。
一山選手・前田選手は20代前半と若いです。
気持ちの強さ・メンタル
前田穂南選手は大阪国際女子マラソンなどでも
ペースメーカーを抜いていくような
ペースをあげてみたり、
山陽女子ロードレースなどでは
スタートから一度もトップを譲ることなく
力ある選手たちをドンドン離しながら
ゴールまで走り抜けたりと
MGCでもみせたように
他の選手に影響されず
自分のレースができる強さがあります。
一山麻緒選手も
MGCで飛び出したり
初マラソンの東京マラソンで
悪天候のなか
果敢にハイペースで入ったり
名古屋ウィメンズマラソンのように
ここからいくと決めたら
ドーンと出ていける
気持ちの強さがあります。
鈴木亜由子選手はスピードは間違いなく
3選手でナンバーワンですが
マラソンでは
受身のレースしかまだ経験してない感じであります。
駅伝などでは、
いくと決めたらドンドンいけるタイプなので
ポテンシャルの高さを
どうレースに結びつけるかが
鍵となりそうです。
前田選手・一山選手はいくと決めたところから
いくレースを経験しています。
鈴木選手は
慎重派なので
レースを見極めるタイプかもしれません。
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タイム
持ちタイムでみれば
一山選手が
一番タイムを持っています
天気の悪い名古屋ウィメンズマラソンで
2時間20分台を出せる力からすれば
19分台や18分台も夢ではないです
前田穂南選手が
次に持ちタイムがありますが
青梅マラソン30kmで優勝したとき
1時間38分35秒で走り
野口さんが持っていた
30キロの日本記録を更新した力や
MGCの走りなどをみても
東京マラソンで
雨でなかったら
すでに2時間21分くらいで走っていたのではないかと
言われているくらいです。
そのとき一緒に走ってた一山選手が
2時間20分台で走っているので
前田穂南選手も
それに近いタイムで
走れるのではないかと思われます
鈴木亜由子選手は
まだ夏のマラソンしか
走っていないので
タイムとしては
全2戦ですし、記録は平凡ですが
ハーフの力などをみれば
前田選手や一山選手以上のポテンシャルを示しています。
トラック出身ですし、
スピードは出せる選手です。
前田穂南選手・鈴木亜由子選手・一山麻緒選手の
3選手ともに
世界のスピードの中で
十分戦える力はあると
言えます。
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メダルに届く可能性が高い3人
高橋選手や野口選手が金メダルをとって以来
何大会も
世界の後塵を拝してきた日本女子マラソン界
前田穂南選手・鈴木亜由子選手・一山麻緒選手の代表3人は
どの選手も
メダル争いに絡む可能性を秘めた選手と言えます。
最近行われた
大阪国際女子マラソンや
名古屋ウィメンズマラソンなどで
松田瑞生選手や
一山麻緒選手が
外国人選手に圧勝して
優勝しています。
日本人トップとかという時代は
もう終わりに近づいてきているのかもしれません
世界と戦える選手たちが
ドンドン出てきている印象です。
受身のレースをするのではなく
積極的についていって
先に仕掛けるなどの
レースもできる選手たちが出てきているのが
前田選手だったり、一山選手だったり。
先行力があって
積極的な仕掛けで
長く良い脚を使える
前田穂南選手
絶対的なスピードを武器に
浅いキャリアから伸びしろも期待される
鈴木亜由子選手
レース度胸があって
平均的なスピードの高さと
ネガティブスプリットで
ロングスパートでおせる
若さも勢いもある
一山麻緒選手
前田選手は着実に進化しているところをみせながら
調子が良さそうに
準備できていますし、
鈴木選手は
故障も
ネガティブなものではないようで
弱点を強化している途中のようですし
一山選手は
名古屋から
少しリフレッシュしてから
再開だと思います。
準備期間をしっかり持てた二人と
勢いそのままに本番にペースをあげていく
一山選手っていう感じでしょうか。
日本人選手から
メダルの可能性も
十分あるというのは間違いないでしょう。
ただのメダルではなく
金メダルをとりにいくという
気持ちで
準備している選手もいますし。
オリンピックが楽しみだと思います。
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