この夏は夏野菜が比較的上手く育ちました。
今年の夏も良かったのは土をうまくマルチすることができたおかげで水切れを起こすのを防ぎながら、根を傷めないようにすることができたことかなと思いました。
マルチする方法はいろいろな方法がありますが、自分が今回したのは庭の草取りをした草をそのまま夏野菜の根のところにドンドン積んでマルチしました。
この方法で良かった点は、取った草をすぐ夏野菜の根もとに置いたのでゴミ袋に集めるとか、どこかに持って行って集めるなり処分する必要がなくなりました。
そして草を敷くことによって草が生えてこないようになるので夏野菜の根元に草が生えてこないというの利点でした。
さらに、抜いた草もマルチしておくとすぐに枯れて徐々に腐っていきます。
なのでビニールとかのマルチと違って、そのままほっといても土にかえっていくので楽です。
土が直接太陽を浴びなくなるので、マルチになって夏野菜の根を守ることができました。
また草が枯れて腐ってくるとダンゴムシやミミズなどの分解してくれるような虫とかがすみつくようになりました。
結果として例年より水切れや、地表から根がやられて夏野菜などが弱ることは防げたような気がします。
なので楽してまあまあ良い効果を得た気がします。
例年は根元にマリーゴールドやネギなどでコンパニオンプランツで共生させることで守ってきましたが、取った草をそのままマルチに使うというのはありだなと思いました。
マルチしていれば土はねなども防げて、水やりも割にドバドバとあげることもできるし、根もとを気にせず水やりできた気がします。
これもマルチのメリットです。
夏野菜の根元に近い方は抜いた草などでマルチを行い、少し離れたあたりにコンパニオンプランツなどで固めるなどを来年は試してみたいと思います。
おそらくかなりプラスの効果が期待できそうです。
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「連作障害」とは、同一作物(同じ科の野菜)を同じ圃場で繰り返しつくり続けることによって生育不良となり、収量が落ちてしまう障害のことです。
同じ作物をつくり続けると、土壌の成分バランスが崩れるだけではなく、その作物を好む菌や病害虫の密度が高くなるため、微生物に偏りが出てその科特有の病気になりやすいのです。
小さな家の庭や小さな畑では、毎年場所を変えながらというのはなかなか難しいものです。
相性の良いものを一緒に植えたり、相性の良いものを季節ごとにリレーさせたりすることによって連作障害などから強い土壌を作っていくっていう考え方は、小さな家の庭や小さな畑では必要な考え方ですね。
相性の良いものを一緒に植えて害虫や土壌障害などから自然の力で育てていくコンパニオンプランツというものに注目しながら農薬に頼らない素人の家庭菜園を考えたら面白いですね。
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今年はマルチの効果もあって、きゅうりやピーマンで多くの収穫ができました。
今年は試す年だったのでナスは植えてなかったですが、おそらくナスも植えてたら例年以上に収穫できたのではないかと思うので、来年は試してみたいと思います。
きゅうりのコンパニオンプランツで試してみたいのは、らっきょうです。
なぜらっきょうを試してみたいかと思っているのは、らっきょうはきゅうりの青枯れ病や立ち枯れ病を予防する効果が期待されるからです。
きゅうりもマルチで上手く育ったのですが、緑の葉っぱのまま元気がなくなって枯れたきゅうりもあったので、それはおそらく青枯れ病と呼ばれる病にあったのではないかと思いました。
基本的にそういう病気は土壌の病気です。
根がやられてしまうのが問題で、その根を守るためにらっきょうは効果があるのではないかと思いました。
らっきょうは土壌への適応性がきわめて広く、長年野菜を作っている畑では肥料はいらないのも適しているのではないかと思いますし、らっきょうは深く植えると分球が少なく大粒のものが収穫でき、浅く植えると分球が多くなって、小粒のものがたくさん収穫できます。
分球して増えるのでわかるとおもいますが、らっきょうは土の中で増えます。
そういう風に増えるわけなので土壌になんらかの効果を与えてくれる野菜というのはわかります。
らっきょうは食べても血液をサラサラにする効果があるので健康に良い野菜です。
らっきょうはネギ科でネギやニラと同じように病害虫や土壌や根にプラスの効果が期待できるので、ウリ科のきゅうりとは相性が良いコンパニオンプランツです。
なので、きゅうりのまわりにネギ・ニラ・らっきょう・マリーゴールドやしそなどと一緒に植えるというのも良いと思っています。
らっきょうも半日陰のような環境でもしっかり育つのできゅうりの根元で育てても大丈夫です。
お互いが良い効果を与えあって植物が育つっていうのは利にかなっていて良いですよね。
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