株の銘柄分析(簡易)
2023年1月6日現在の
9861 吉野家ホールディングス
についてになります。
吉野家、はなまるうどんなどで有名な会社になります。
この会社は、株主優待がある銘柄になります。
株主優待の権利落ちが2月と8月にあります。
優待内容と、優待条件は
飲食券(500円)
4枚 100株以上
※200株以上の株主は飲食券を自社の定めた期限までに返送した場合、保有株数に応じた自社グループ会社商品詰合せセットと交換可
10枚 200株以上
12枚 1,000株以上
24枚 2,000株以上
になっているようです。
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2022年2月期の実績より売上成長率を振り返ってみると
売上成長率 直近 -9.8%
売上成長率 3年平均年換算 -8%
売上成長率 5年平均年換算 -3.4%
成長性の実績をみると
コロナ禍の影響を大きく受けた上に、企業も成熟化しており停滞中
と言えます。
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今後の売上成長率を予測する上で四季報や会社が発表している数字をみてみます。
売上成長率の最新四季報予想値(四季報23年1集)では
前期の確定値 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 一株益(円) 一株配当金(円) は
連22.2 153,601 2,365 125.5 10
となっています。
今期の予想値 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 一株益(円) 一株配当金(円) は
連23.2予 168,000 3,100 61.8 10
前期に対し売上高は今期が9.3%伸びる見込みとなっています(予想値)
来期の予想値 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 一株益(円) 一株配当金(円) は
連24.2予 175,000 4,000 30.9 10
今期(四季報予想値)に対し来期が4.1%伸びる見込みとなっています(予想値)
四季報 (四季報23年1集)
業績見通し 【下振れ】
トピックス 【値上げ】
吉野家は客数堅調。コロナ緩和でうどん黒字化。が、肉・油や光熱費高を下期の値上げで打ち返せず。24年2月期は値上げ通期化。
吉野家、うどんは22年10月より再値上げ。持ち帰り専門店を未出店地域に上期3店舗展開、来期は2桁出店も。注文用タブレット導入店で客単価増、順次拡大。
という寸評になっています。
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本決算発表時より
2022.2月期 の参考数値
以下 ↓↓↓ 参考値(前期比較の傾向)
ROIC 1.56%
いくぶんか改善・向上傾向 も規模的に横ばいになってきている感じです
売上高営業利益率 1.53%
改善・向上傾向も大きな変化はなくなってきて低い位置で安定している感じです
利益率があまり良くないと言えそうです。
原価率 33.73%
改善・向上傾向も成熟企業で限界値付近で横ばいがでている感じでしょうか
原価率が低く粗利がでやすい構造になっていると言えます。
販売管理費率 64.72%
いくぶんか改善・向上傾向も成熟企業でやや横ばい傾向で高止まりと言えるでしょうか
粗利を食いつぶしており、薄利の要因になっている販売管理費率向上が鍵ではありそうです。
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四季報などの今後の成長性や、前期の収益性などを加味して今の株価は、
割高と判断できます。
時価総額などを加味して化ける度合いを5段階で判断すると、
★のすでに織り込み済の可能性が高いと言えます。
知名度があって配当があって株主優待のある銘柄なので、キャピタルゲインでの魅力は薄そうですが、インカム中心なら安定はしているかもしれません。
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