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走りの積極性と冷静さと理解力やマネジメント力が素晴らしいドルーリー朱瑛里(津山高校1年)

 

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23年度中長距離、駅伝競走、高校生注目選手

ドルーリー朱瑛里選手(2007年11月16日生まれ) 県立津山高校1年 800mや1500mでインターハイでの活躍が期待される地元・岡山県を代表する高校生です。

中学3年生のシーズンに飛躍的に伸びて同年の中学生のトップの記録を独占する活躍をみせて、都道府県対抗女子駅伝で陸上ファン注目の選手から、一般のファンにも知れ渡る全国区の注目アスリートになりました。

メディアの対応は、この半年でドルーリー選手を気遣う対応に変化し、ドルーリー選手も気持ちよく走れる環境へと変わってきて、メディアとの関係性は良好であることが伝わってきていますが、一般のファンのいきすぎた撮影やら動画などにはドルーリー選手もまだ難しさを感じているようです。

メディアはドルーリー選手を取材対象として、ドルーリー選手はアスリートとして高校生として注目されることがモチベーションにも繋がっているとも思えるので、懸念されたメディアとの距離感は、メディア側の大人な対応が評価される状況とも言えそうです。

 

一般のファンは応援するのは問題ないですが、SNSなどのプライベートな部分や、ドルーリー選手が望んでいない部分での露出などは向き合い方を考えるべき部分が多いと思います。

 

注目されることが多い期待されるキラキラのアスリートの成長を応援していけたらいいですね。

 

ドルーリー朱瑛里選手の1500mの自己ベストは4分16秒76となっています。

 

 

 

 

 

地元の県立津山高校に進学して、インターハイに向けて、800mと1500mで中国大会も勝ち上がりいよいよインターハイに出場します。

つい4ヶ月ほど前までは中学生だった高校1年生のドルーリー朱瑛里選手。

昨年中学3年生シーズンは中学生のトップであったとはいえ、高校生になれば上の学年の選手ともまたレースがあるわけで、1年から全国区で戦うことがどれだけ難しいことか応援するファンなども理解しないといけません。

それを踏まえてドルーリー朱瑛里選手の高校生になってからのレースをみると順調だと考えれます。

普通の県立の進学校に進学したドルーリー朱瑛里選手が1年からインターハイで活躍すること自体がかなりの難易度であり、挑戦であると言えます。

ドルーリー朱瑛里選手の素晴らしいところは、積極性がある走りであることと、予選などをきちんと実力を理解しながら走れる頭の良さと冷静さが素晴らしいと思います。

常に期待されている、注目されているというところで常に全力や力以上を無理しがちになるのが若い選手です。

そんななかきちんと割り切りながら、勝負するレースに照準を絞りながら走るというのはなかなか若い選手ではできません。

とくに、マネジメントできるコーチなどがいなければ、それを自分でマネジメントしながら走らなければなりません。

ただドルーリー朱瑛里選手をみる限りきちんとマネジメントしながらレースをしています。

 

最新のレースでは7月15日に北海道・千歳市青葉陸上競技場でおこなわれたホクレン・ディスタンスチャレンジ2023千歳大会女子1500メートルに出場しました。

ドルーリー朱瑛里選手の結果は最終ラップに一度先頭にでるも、

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023千歳大会女子1500メートル結果は4位でした。

ただでているのが社会人や大学生など上の選手ばかりに混ざってのレースだったのと、天候が雨模様であったという難しいレースのなかで自己ベストに迫る走りは順調そのものと言える走りでした。

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 1 樫原 沙紀 筑波大 4:15.37
 2 逸見 亜優 豊田自動織機 4:17.26
 3 康本 花梨 ユニクロ 4:18.39
 4 ドルーリー 朱瑛里 津山高 4:19.46
 5 藤田 あい 豊田自動織機 4:21.72
 6 楠 莉奈 積水化学 4:22.07
 7 阿部 円海 ユニクロ 4:24.53
 8 吉田 莉帆 豊田自動織機 4:24.77
 9 朝日 春瑠 ユニクロ 4:25.77
10 鷲見 梓沙 ユニバーサル 4:26.11
11 飯塚 菜月 ワコール 4:26.70
12 保坂 野恋花 埼玉医科大学G 4:29.29
13 澤井 柚葉 筑波大 4:29.78
14 柳樂 あずみ 名城大 4:32.60
15 橋口 凜花 玉川大 4:36.09

 

 

 

 

 

 

上級の大会であるだけに、ペースメーカーもいるレースでした。

社会人・大学生に混ざるとドルーリー朱瑛里選手は身体が小柄なのは目につきます。

ドルーリー朱瑛里選手の走りは前傾姿勢で蹴り足がしっかり大きくそれでいてはやいピッチです。スタート直後からレース中盤にかけては手のふりは足に比べると軽い感じですが、他の大学生や社会人の選手はさらにゆっくりで胸をはってストライドでゆっくり走っているのがわかります。

ドルーリー朱瑛里選手もフォームは同世代の中では完成されたフォームですが、大学生・社会人の選手はさらに個々の良いフォームを身につけています。

ここにまだドルーリー朱瑛里選手が高校生になったばかりで、まだフィジカルの面でも成長が期待されるので、伸びしろと言えるのではないでしょうか。

社会人や大学生の選手に比べても小柄な分、前傾姿勢と大きな蹴り足、はやいピッチで推進力をもって先行しています。

駆け引きという面でも社会人や大学生の選手の方がレースなれしています。

そんな選手に混ざってレースをしても、ドルーリー朱瑛里選手は最初からペースメーカーの後ろにつけて先行するというのがメンタルも素晴らしいですし、きちんと実力も理解しつつベストのレースをするにはという位置取りだったと思えます。

駆け引きの部分では経験しかないので、実力を出し切るためにはというレースをしたと考えれます。

ドルーリー朱瑛里選手にとってトラックよりロードの方がストライドが大きく走れるのでドルーリー朱瑛里選手の良さが出るとは個人的には思っています。

ホクレン1500mでは、トラックが濡れていたので、ドルーリー選手にとってはストライドを大きくとること自体もバランスを崩しやすいに繋がるので、ベストなコンディションとは言えなかったと思います。

ドルーリー朱瑛里選手の武器ははやいピッチに、身体以上のストライドだと思いますが、それは距離が3000m以上のロード向きなのかなと感じる部分があります。

そういう意味ではきちんと理解しながら、マネジメントしながらレースできるというのは頭が良いところだと思います。

 

 

 

 

 

一旦3番手まで落ちていたのも、ペースメーカーが抜けるまで無理しなかったのもドルーリー朱瑛里選手がしっかり考えてレースした部分で、ペースメーカーが抜けてギアをひとつあげて前について2番手にあがり、ラスト1周で腕振りを変えてさらにギアをあげて先頭に出て引き離しにかかったわけですが、樫原沙紀選手はインカレや日本選手権でも活躍する選手で引き離せず、ギアをあげてストライドとピッチを伸ばした樫原沙紀選手にはトップクラスの力をみせつけられました。

そのあと逸見亜優選手と康本花梨選手にも抜かれましたが、ドルーリー朱瑛里選手は力を出し切ったレースだったと思います。

スタートしてすぐにペースメーカーの後ろにつけるまでに少し足を使った分、天候のコンディションが思わしくなかった分、無理したつけが後半の伸びがいつもほどではなかった点や、社会人や大学生相手に自分のレースプランや駆け引きでレースした結果、日本トップクラスの力に跳ね返されたということで、そのなかでもしっかり4位という結果は素晴らしいと思います。

たしかにどのレースでも結果が欲しいのがアスリートですが、無理をしてケガにつながってもいけませんし、現状の実力とパフォーマンスでどうだったかというのが若きアスリートには意味があると思います。

まだ身体が出来上がってない時期なので無理をしすぎる必要はないと思います。

ドルーリー朱瑛里選手はロードをみる限りストライドもある走りができるので、今は無理にストライドを意識する必要はないのかなとも思います。

しっかりピッチで走ってはやいピッチとその中で無理のないストライドを伸ばしていくことが大事だと思います。

それがスピードにも繋がります。

ストライドが伸びることで筋力にも、着地時の足への負担などでも影響が大きいので、はやいピッチとスムーズな回転で徐々にストライドを伸ばして欲しいです。

まだ身体も小柄なので、これから身体の変化とともにどういう走りをしていくのか楽しみな選手です。

 

まだ今完成される必要がない年齢だと思います。

そんななかでしっかり駆け引きを覚えながら、持ち味をどう生かせるかを走りにつなげていってもらいたいですね。

積極性は大きな武器です。

メンタルがトップアスリートにとって一番大事な部分になります。

ドルーリー朱瑛里選手がチャレンジャーでいる限り今後もさらなる走りの成長も期待できる選手だと思います。

完成されつつある大学生や社会人の選手のようなゆったりしたフォームは今のドルーリー朱瑛里選手にはまだ必要ではないと思うし、体型や身体が変化した上でドルーリー朱瑛里選手なりのベストなフォームの完成にはもう少し時間をかけてもいいのかなという感じでみています。

頭の良い選手で、しっかり自己マネジメントできる選手なので、過度の期待をしすぎないように応援していきたいですね。

地元岡山を代表するアスリートのドルーリー朱瑛里選手を応援していきたいです。

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