福士加代子選手が持っていた女子3000mの記録がついに破られました。
新たに女子3000mの日本記録達成したのは
20歳の田中希実選手
(豊田自動織機TC、兵庫県小野市立小野南中-西脇工高出)
同志社大学に通いながら
クラブチームでの活動を行っている
スーパーアスリートです。
コロナで練習も大変で、
大会などが
なかなか開催されない時期を乗り越えての
日本記録達成です。
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ホクレンディスタンス2020深川大会の
女子3000mに挑んだ
田中希実選手は
スタートからすぐに先頭に経つと
HELLENEkalale選手や
萩谷楓選手や宮田梨奈選手らとトップ集団を形成
その先頭を常にひた走っていきます。
400mを67秒くらいで通過して
800m2分17秒から18秒で通過
1000m2分53秒で通過
良いペースでラップを刻むと
1500mを4分22秒7で通過
日本記録を狙えるペースでは刻むが
2000mを5分53秒で通過と
1000m~2000mを3分ペースにやや落としてしまうが
そこからが圧巻だった。
常に先頭を引っ張る中
そこからペースアップをはかり
宮田梨奈選手がみるみると離れていく
400mのラップを70秒と戻す
HELLENEkalale選手と萩谷楓選手も
ピタッとついていくが
ラスト400を残して
7分38秒ほどで通過して
66秒なら記録と並ぶペースに
ここからペースをあげるが
フォームも乱れることはなく
軽やかにスピードアップ
HELLENEkalale選手と萩谷楓選手が
ドンドン離されていく
ラスト一周を63秒
ラスト1000mを
2分48秒というペースで刻み
8分41秒35の日本記録を樹立しました。
福士加代子選手(ワコール)が2002年にマークした
8分44秒40を18年ぶりに更新したことになります。
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800m~5000mやクロスカントリーなどでも
トップの力を持っており
距離の幅が広いのが特徴です。
スピードで押し切るだけの力をもっており
後半の力は年々強くなっている印象です。
課題の中間部の走りは
常にレースを引っ張る展開だったので
中だるみ感がでましたが、
それでも
最後のスパートは圧巻で
競り合うカタチになれば
もっとタイムが出てもおかしくない印象でした。
日本記録は素晴しい記録でしたが、
ポテンシャルはそれ以上を感じました。
廣中璃梨佳選手などと競い合うようなカタチになれば
さらに記録を伸ばしていきそうな雰囲気です。
走っているときの印象と
普段の印象や雰囲気が全く違う
メリハリのついた
素晴らしいアスリートの
田中希実選手。
田中希実選手は
ご両親が
陸上やマラソンの選手で
アスリート一家に生まれてきた感じも
自然と陸上をはじめ
自らのペースで
ストイックに競技を続けている選手です
お父さんがコーチをされているので
親子二人三脚で
さらなる高みを目指すって感じですね
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