ねこぷろ

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無配の成長株にこそ投資の目。amazonなども無配でも成長投資を繰り返す限り、高いキャピタルゲインを実現し株主還元。日本株も税制などみても、無配でも事業規模拡大の増収企業への投資を

 

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インカムゲインか、キャピタルゲインか

 

株に投資するとき、配当がある株に投資するか、それとも無配の株に投資するかと考えると、同じ投資するなら配当がある株に投資した方がリスクが少ないように思えます。

 

多くの人が配当のある株を選ぶと思います。

 

企業が儲かった分を還元するというのが配当なわけですから、配当を出してくれる方に投資した方が良いように思えます。

 

私もバリュー投資などを中心にしていたときは配当などきちんと出してくれる銘柄に投資をしていました。

 

しかしながら、成熟企業へのバリュー投資よりも、成長企業へのグロース投資の方に優位性を感じるようになって、投資スタイルを変えるようになったときその考えは一変しました。

 

投資は、インカムゲインを得るかそれともキャピタルゲインを狙うかになります。

安定志向のインカムゲインを得るよりも、キャピタルゲインを狙う方がリスクが高い分リターンも狙えるというのが間違いないですが、成長株においては買ったときよりも時間が経つに連れて企業が成長するため、買ったときよりも持っているだけで割安になっていくので高値掴みも塩漬けも回避しやすいという利点があります。

 

なのでキャピタルゲインを狙いやすいのはあります。

 

 

 

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これから買う。これから持つと考えた場合

もちろん配当がない株よりも、配当を出している株の方が人気にはなりやすいです。

 

ただ、あなたが今買う時点で考えてみてください。

あなたが買う時点ですでに配当がある株を買うとすれば、インカムゲインの面でみればたとえば年2%の還元を受けれる可能性が高まります。

キャピタルゲインの面でみるとどうでしょうか?

あなたが買ったのと同じ株価ならば、同じように割安だとかお得だとか思う人もいるかも知れません。

しかし、株価があがってしまえば割安度が下がってしまい、お得を思って買ってくれる人も少なくなるかもしれません。

 

インカムゲインの面でみれば株価は高くなるよりも安くなった方がお得な感じがするわけです。

 

インカムゲインで考える場合、企業が増配などをしてくれないと、キャピタルゲインの面で大きく利益を狙おうとすることが難しい可能性があります。

 

それに増配など発表した時すぐならばまだしも時間が経ってしまっているとしたら、今の配当を株価に織り込んでしまっている可能性もあるわけです。

 

つまり配当が2%あるからといってもなんらかの理由で買われていない、もしくは2%では割安でもないと判断しているのかもしれないという考え方もあるわけです。

 

むしろ配当が2%もらえるからといって買った株が10%下がってしまったら・・・。

 

何か買われない要素を含んでいて、それが減益だったりしたら減配・無配などのリスクを背負っているかもしれないわけです。

 

良いと思っていた企業が悪くなったという方が株は下がりやすいものです。

 

無配株は逆にそういう期待感は少ない分、初配当や復配などあれば良いサプライズになります。

つまりもともとが期待値が低い分ハードルが低いのもあります。

 

そういう面でキャピタルゲインを狙いやすいのもあります。

 

 

 

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無配でも積極的に成長に投資を繰り返している企業ならば

 

少し話がそれてしまいましたが、ただ無配の株の方が良いといっているわけではないのです。

無配でも成長を優先して、利益を配当などの還元よりも成長するための投資に積極的に使って企業の成長にお金を使う会社に投資の目があると言っているのです。

 

企業が儲けたお金を株主に還元する方法は配当などでインカムゲインで株主還元するやり方と、儲けたお金をさらなる成長に投資して積極的に効率的に回転させて企業価値を高めていければ、資本市場の原理によって企業価値が高まれば株価はあがっていきやすいわけです。

これもいわゆるキャピタルゲインというかたちでの株主還元に繋がります。

 

大事なのはキャッシュの流れです。

業績が悪くて配当が出せない企業は論外です。

きちんとキャッシュも得ているのに配当を出さずに事業の拡大や成長を優先するキャピタルゲインでの還元をインカムゲインより優先と考える企業への投資は大きくリターンを得ることができる可能性が高いわけです。

 

成長に回せるお金を削ってまで株主還元ということで配当を出すよりも、無配でもしっかりそのお金を投資してそれをうまく利益に繋げてくれる会社の方が株主にとってプラスなわけです。

 

株主に配当を払うということは税金分損失をしているわけですし、配当性向分の投資資金の機会損失を行っているかもしれないわけです。

 

アメリカ株を代表するようなamazonなども赤字や無配でも積極投資でシェアを広げ、企業価値を高めてキャピタルゲインで株主に還元してきた企業のひとつで、IT企業などグローバルなグロース企業は積極的投資で世界のトップにのぼりつめていくといったこともあります。

 

 

 

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無配の株に投資するとき注意すべきところは?

 

まずどうして無配かっていうことを確認すべきです。

 

企業が成長しているのか、それとも立ち止まっているのか、鈍化しているのか?

 

成長の速度やどの規模までの成長が見込めるのかなど、その企業の現在の規模と成長投資を繰り返した結果、将来的に得られそうな企業価値と事業規模。

儲かっているのか、キャッシュが入ってきているのか、投資がどれほどなされてその結果どれだけの利益を生んでいるかなど効率性などを分析していくことが大事だと考えます。

 

企業の価値を向上させてくれているのであれば、株価もあがる可能性が高くなりキャピタルゲインという形で還元してもらえると考えるべきです。

 

無配でもしっかり成長投資を行っている企業ならば将来的にキャピタルゲインでもリターンを得ることができるでしょうし、いずれ配当や自社株買いなどといったカタチでリターンを受けたり、その発表の際には好材料として受け止められキャピタルゲインの面でもさらなる恩恵を受ける可能性があると考えます。

 

無配だからといって有配企業に劣っているとは限らないわけです。

 

成長という対価が期待できるのであればそこに投資する価値があるかもしれません。

 

 

 

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補足で

 

株主が配当で還元されるよりも、自社株買いで還元された方が効率が良いというのも出ています。

配当には税金がかかりますが、自社株買いには税金がかかりません。

それに同じ金額を還元する場合でも自社株買いの方がキャピタルゲインなどのリターンで、株主に還元になっているというのがデータとしてあらわれています。

 

配当が同じ割合ならば、配当性向が低い企業を買った方が良いというのも言われています。

 

一般的に配当性向が良い企業の方が良いわけですが、既に高い配当性向をしている企業への投資は控えた方が良いです。

なぜなら余力がない可能性が高いから。

やはり株主としてはさらなる増配をしてくれる企業の方が良いわけですから、配当性向がすでに高いよりは低い企業の方が余力があり、さらなる増配なども可能性が高いと言えると思います。

 

 

 

 

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