箱根駅伝2023が終わりました。
17年シードを守り続けていた東洋大学。
序盤1区・2区と出遅れて、一時シードを危ぶまれましたが、最終的に10位でシード圏内まで戻して大手町のゴールへ飛び込みました。
鉄紺の2023年箱根のレースを振り返ってみます。
走った10人はこの10人でした。
1区
児玉 悠輔 4年 東北(宮城)
2区
石田 洸介 2年 東農大二(群馬)
3区
小林 亮太 2年 豊川(愛知)
4区
柏 優吾 4年 豊川(愛知)
5区
前田 義弘 4年 東洋大牛久(茨城)
6区
西村 真周 1年 自由ヶ丘(福岡)
7区
佐藤 真優 3年 東洋大牛久(茨城)
8区
木本 大地 4年 東洋大牛久(茨城)
9区
梅崎 蓮 2年 宇和島東(愛媛)
10区
清野 太雅 4年 喜多方(福島)
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各区間上位3番以内なら優
各区間上位3番目のタイムを基準としそこから30秒以内の遅れかつ区間10番以内なら良。
各区間上位3番目のタイムを基準としそこから1分以内の遅れかつ区間12番以内ならなら可。
それ以上は負けすぎと判断してみます。
1区
児玉 悠輔 4年 東北(宮城) 区間17位 1:03:40
区間3位が1:03:00なので40秒は負けすぎている。
1区も経験済みなわりに消極的な走りになってしまったのが勿体無い。
入学時期待された選手なだけに、大学駅伝という中での選手を育てるということの難しさを感じてしまう。
2区
石田 洸介 2年 東農大二(群馬) 区間19位 1:10:04
区間3位が1:06:34なので3分30秒は負けすぎている。
1年時箱根は走ってないが1年で出雲・全日本と実力を発揮していた逸材。
12月に体調不良もあったが、走らざるを得ないチーム事情も厳しかった。
3年シーズンでの巻き返しには期待したい。
3区
小林 亮太 2年 豊川(愛知) 区間9位 1:02:33
区間3位が1:01:58なので区間一桁にまとめたのと35秒差は巻き返すきっかけを作ったとも言えそうです。
順位が後ろの方で、流れが悪い中でのこの走りはあと2年でどこまで成長できるか楽しみです。
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4区
柏 優吾 4年 豊川(愛知) 区間13位 1:03:04
区間3位が1:01:00なので2分4秒は負けすぎている。
マラソンも走れる実力者。スピード区間の4区に配置。
後ろでレースを進めた影響が大きかったのかもしれない。
4区というコースの難しさも。
チームが流れに乗れてないときにゲームチェンジャーにはなれなかったのが厳しかった。
5区
前田 義弘 4年 東洋大牛久(茨城) 区間5位 1:11:21
区間3位が1:10:36。特異な区間で差がでやすい区間でジャンプアップに貢献。
チームキャプテンが意地の走りをみせた。
シード圏に首の皮一枚繋がった好走といえる。
11位で前が見える位置で往路を終われたことで復路につながったと言える。
キャプテンに鉄紺の意地をみた。
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6区
西村 真周 1年 自由ヶ丘(福岡) 区間13位 1:00:13
区間3位が58:58なので1分15秒は少し雲行きが不安になる山下りとなった。
1年生で経験できたことをプラスととれれば2年生以降に期待がもてる。
7区
佐藤 真優 3年 東洋大牛久(茨城) 区間15位 1:04:35
区間3位が1:03:04なので1分31秒でかなり厳しい流れになった。
序盤に明治の選手などに抜かれたことでリズムが崩れた可能性も高い。
4年生でのリベンジを期待したい。
8区
木本 大地 4年 東洋大牛久(茨城) 区間賞 1:04:16
同タイムで宗像直輝・法政大(3年)と区間賞をわけあう。
4年生世代で区間賞がとれてなかったので、ここで鉄紺の意地をみせて9区以降にシード圏内奪還への一筋の光を示したのが大きい。
苦労人が結果を出すところに、鉄紺の底力を感じた。
次のシーズンへチームを繋げる走りと言える。
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9区
梅崎 蓮 2年 宇和島東(愛媛) 区間4位 1:08:36
区間3位が1:08:26なので10秒差はチームをシード圏へ押しあげた走りと言える。
8区の木本大地の勢いをそのまま続けたところが大きい。
昨年も7区11位と2年連続復路を走り、2年生で区間上位で走ったことであと2年期待が持てる。
主力としてチームを牽引できるか。鉄紺の鍵を握る選手の1人。
10区
清野 太雅 4年 喜多方(福島) 区間9位 1:10:03
区間3位が1:09:26なので37秒差の区間一桁順位は鉄紺の意地をみせる走り。
21年22年と10区を走り区間9位区間2位と好走していただけに、鉄紺の最終ランナーとして自信を持って送り出した選手と言える。
走りは想像以上に厳しいものとなったが、最後まで食らいつく走りで鉄紺の意地をみせた。
調子が良い悪いは紙一重の中、最後まで勝負し続けた姿に4年生の意地をみた。
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序盤最下位まで沈んで流れがどん底の状態から、最終的にシードまで戻ってくるのはチームとしての底力があると言えます。
駅伝は流れが悪くなるとそのまま沈んでしまうことがほとんどです。
3区から順位をあげていっても、なかなか区間順位をあげれなかった部分は、流れというメンタルの部分でなかなか力以上の走りができなかった中で、しっかり繋いでいった部分が強さと言えます。
5区でシード圏内が見える位置に持ってきて、6区7区と流れに乗れない部分はあっても最小限に落ち込みを抑えれて粘れた分、8区でゲームチェンジャーのきっかけから、競り合う位置に持ってこれたおかげで、9区でしっかり圏内に入って、最終区で意地でシードを守り抜いたのは鉄紺のプライドと言えます。
鉄紺の凄さは、4年間でしっかり伸びた選手がチームを助ける。
エースの怪我やエース級の不調などあると思いますが、次シーズンはしっかりエース級の選手が育つ、活躍するができるかだと思います。
次のシーズンも3大駅伝の出場が確保できているので、守りになってしまったシーズンから攻めてトップ3への返り咲きのシーズンにして欲しいです。
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