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天満屋・前田穂南(まえだほなみ)右大腿骨疲労骨折で急遽欠場へ。2度目のオリンピックのパリ五輪マラソンでメダル挑戦断念。

 

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オリンピックも最終盤をむかえ、マラソンなど数種目を残すだけになってきました。

地元岡山の天満屋から前田穂南選手が2度目の五輪に挑戦します。

東京五輪前は、コロナ禍で1年遅れた状況などもあり、延期が決まってから思うように調子があがってないなあというよりも、気持ちやメンタルの面で元気がないなあという印象が準備期間を通して伝わって、良い準備ができなかったというのが結果にあらわれてしまった印象がありました。

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前田穂南選手は長い手足を生かしたストライドと、蹴り足が低く省エネな走法を生かして、持続的なスピードを武器に勝負する選手です。

そして一番の武器は自分のペースでいける強いメンタルです。

それがうまくまわったときには必ず結果を残してくれる選手です。

 

米国アルバカーキでの高地合宿を経て、アップダウンの大きいパリ五輪のコースに臨む準備は順調のようにもみえます。

スタート前のこの期間は疲れをしっかり抜いてレースに備える期間で、それも上手くいっている様子です。

天満屋の応援団もパリに駆けつけその応援をバックにオリンピック史上最難関のパリのマラソンコースに挑みます。

前回オリンピックで33位というどん底の結果で、力を出し切れなかったので、その結果より悪くはならないという開き直れる部分があるのも2度目の挑戦だからこそだと思います。

競技においてメンタルというのが何より大事で、前田穂南選手はメンタルが充実しているときには強さを発揮しています。

前回のオリンピックでも序盤前に行こうとしていたり、MGCで優勝したときも、2回目のMGCで悔しいレースになったときも、前半からレースを引っ張り主導権を握ってレースを進めようとしていました。

過去のレースでも何度か普通ならまだ様子をみるタイミングでも、自分の感覚でレースを動かし周囲を驚かせたレースも何度かある前田穂南選手。

その積極性が日本記録更新にも繋がったなど、失敗も成功も多くの経験を積みながら、強いマラソンランナーへと進化を遂げているように感じます。

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日本記録を更新したからといって、5000mなどが日本代表クラスの選手ではないので、前田穂南選手の武器は省エネ走法と、脚の長さからくるストライドと、天満屋の厳しい練習で培ったタフな持久力とメンタル。

最後まで動かし続けれるメンタルと身体と、負けん気の強さと、ロングスパートも厭わない積極性と動じないメンタルです。

起伏に富んだパリのコースと、オリンピックや世界陸上などの大会ではペースメーカのラビットがいません。

おそらく飛び出るような選手は出てこないと思われます。

なので、積極的に動かしながらも省エネで勝負どころまで脚を残せる部分や、起伏に富んだコースが米国アルバカーキでの高地合宿などでの成果が生きるところだと思うのでいくんだという気持ちを持ちながらどこまで我慢できるかがポイントだと思います。

団子になった中、どれだけ後半に脚を残せるかというのも大事ですし、ペースメーカーがいないレースなので序盤になるべく使われるような展開は避けたいところですが、前田穂南選手のペースで走れるならペースがあがりさがりする展開よりも、自分でいくと決めて勝負する方が結果がでるかもしれません。

 

前田穂南選手が良くないのは雨が降って身体が冷えた展開とかの方が良くないので、夏のマラソンという点では大きなチャンスがあると思います。

それくらい省エネで勝負できる武器を持っている選手だからです。

パリ五輪はチャンスがあると思うので、前田穂南選手にとってのマラソンの集大成の舞台として期待したかったのですが、明日に控えた状況で右大腿骨疲労骨折で離脱することが発表されました。

非常に残念です。

一山麻緒選手と鈴木優花選手に前田穂南選手の分も頑張って走りぬけてくれることを応援したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

オフィシャルデータ  プロフィール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像など引用させていただきました



 




 引用元  

https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html

天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。

 



引用元  

https://www.jaaf.or.jp/

日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations

 JAAF  日本陸上競技連盟公式サイト  HPから写真を引用させてもらっています。

 

 

名前

前田 穂南

 

生年月日       1996年 7月 17日

身長         166cm

出身校 (最終)   大阪薫英女学院高校卒業

 

所属

天満屋女子陸上競技部

 

30キロの日本記録、フルマラソンの日本記録を更新

フル・日本歴代・日本国内記録など 2時間18分59秒で更新

 

 

主なハーフ・フルマラソン結果

 

24年 仙台国際ハーフマラソン 1時間11分17秒 優勝

 

24年 大阪国際女子マラソン大会 2位 2時間18分59秒 日本新記録更新(19年ぶり)

 

23年 第2回マラソングランドチャンピオンシップ 7位 2時間27分02秒

 

23年 函館マラソン2023 ハーフ 1時間12分32秒  6位 

 

23年 名古屋ウィメンズマラソン2023  3位 2時間22分32秒 (マラソン自己新記録)

 

22年 函館マラソン2022 ハーフ 優勝 1時間8分28秒(ハーフ自己新記録)

 

22年 仙台国際ハーフマラソン大会2022 優勝 1時間9分08秒 

 

21年 東京2020オリンピック女子マラソン 33位 2時間35分28秒

 

21年 札幌チャレンジハーフマラソン  5位 1時間10分50秒 

 

21年 大阪国際女子マラソン大会 2位 2時間23分30秒

 

20年 青梅マラソン2020 30キロ 優勝 1時間38分35秒 日本新記録

 

19年 山陽女子ロードレース大会 2位 1時間9分08秒 

 

19年 マラソングランドチャンピオンシップ東京2020オリンピック日本代表選考競技会   優勝  2時間25分15秒  東京オリンピック代表内定

 

19年 函館マラソン ハーフ 3位

 

19年 東京マラソン2019 12位

 

18年 山陽女子ロードレース大会 優勝 1時間9分12秒 

 

18年 ベルリンマラソン2018 7位

 

18年 世界ハーフマラソン選手権大会 35位

 

17年 北海道マラソン2017 優勝 2時間28分48秒 

 

17年  大阪国際女子マラソン大会 12位 2時間32分19秒

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