ねこぷろ

いろんなものを応援し、伝えていきます

最後の東日本女子駅伝アンカー区間で区間賞獲得の群馬代表の小林香菜(こばやしかな・大塚製薬・早稲田大学卒)が6人抜き。マラソンで世界の舞台を夢にプリンセス駅伝に続く快走で次はクイーンズ駅伝へ。防府読売マラソン経由の大阪国際女子マラソンへ

 

※ 当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれる場合があります

 

 

〝プリンセス駅伝以上のインパクト 小林香菜選手の高速ピッチ走法〟 

プリンセス駅伝でインパクトのある走りで実業団の駅伝デビューを果たした大塚製薬のルーキー小林香菜選手が、地元群馬のアンカーとして東日本女子駅伝の9区を走って、最初から前へ前への走りで大きく離れていた前の選手たちをドンドン捉えていく様は凄かったです。

ただ一人の31分台で8位で受けたタスキを2位までおしあげました。

区間賞の快走でした。

区間賞という結果以上にインパクトのある走りをみせてくれました。

圧倒的にはやい回転ピッチではやいピッチ走法で前の選手を追い上げていく様で勢いやスピード感を感じます。

 

ピッチ走法は脚などの筋力への負担を減らし、上下動の少ないフォームを完成させています。速度調節がしやすくのぼりにもくだりにも強い走り方です。

小林香菜選手ほどの高回転でピッチをあげ続けるには非常に大変ですが、マラソンなどでもしっかり走っている小林香菜選手にとって高回転に耐えゆる心肺機能と小刻みに横に振るはやい手の振りの回転数がはやいピッチを生んでいるように思えます。

つまりしっかりと長距離まで走る心肺機能やメンタルや練習ができているわけです。

実際マラソンで実績をあげている選手が多い大塚製薬は入った小林香菜選手は、トラックなどでのタイムも更新してきていますし、確実にスピードもはやくなっています。

また駅伝などで結果を残せているのをみるとピッチをあげる練習と強度がしっかりとれているので、今後マラソンでの活躍もさらに期待されるレベルになってきているといえます。

実業団に入る前に同好会で走っていたときに比べて飛躍的に進化しつつあるといえます。

 

大塚製薬のルーキー小林香菜選手は異色の経歴として実業団入りした選手として注目されていました。

早稲田大学の大学生時代は部ではなくサークル活動としてマラソン大会などに出場していた選手でした。

トラックが得意ではなかったというのとマラソンで活躍する選手になりたいということもあって、好きでマラソンなどに挑戦していた選手でした。

 

部活動としてではなくサークル活動として楽しんで走るところから、怪我などあって高校生時代に結果が残せなかったという後悔もあって、同好会から実業団入りを目指しました。

大阪国際女子マラソンで結果を残して、ネクストヒロインとして大阪国際女子マラソンに連続出場した選手です。

3年次に走った2023年1月29日の大阪国際女子マラソンでは、実業団の選手に食らいつく走りをみせ、最後はふらふらになって倒れながらも2時間36分54秒でゴールした小林香菜選手。

 

4年次にネクストヒロインで招待された大阪国際女子マラソンでは日本学生記録歴代3位に相当する2時間29分44秒で12位でゴールして力をみせました。

 

そして自分で探してみつけ、実業団選手の道を勝ち取った大塚製薬でのシーズンがはじまりました。

トラックが得意ではないとしていた小林香菜選手でしたが積極的にレースに出てそこでも結果を残し、5000mも15分台に乗せ、15分45秒68まで記録をあげています。

ハーフマラソンでは夏の函館マラソンや士別ハーフマラソンなどを走り自己記録を更新したり、初優勝したりと結果を残し、9月の全日本実業団選手権では10000mで32分台の32分22秒98で7位になったりとトラックやロード問わず記録を伸ばしてきていました。

 

好きでやってて、そこから本格的に最後勝負したいと自分の可能性に挑戦をはじめた小林香菜選手。

こういう選手が結果を残しはじめると覚醒する可能性が高いです。

 

好きこそものの上手なれといいます。

 

陸上においてもメンタルは最重要な要素のひとつになっています。

小林香菜選手のようなメンタルを持って、自分の可能性に挑戦し続けるときが一番強くなっていくときです。

 

多くの選手が怪我などにも苦しみますし、それ以上にメンタルを消耗します。

メンタルが走りの大部分に関係があるのが長距離です。

 

小林香菜選手はメンタルに伸びる要素を大きく感じる選手だと思います。

そして走りもはやいピッチで小気味良く走るので長距離に非常に向いている選手です。

中学時代よりも明らかにピッチがはやくなっているので小林香菜選手にとって一番良い走り方が身についてきているというのが楽しみなところです。

小林香菜選手のようなピッチ走法の選手は、ストライド走法の選手に比べてフォームが安定しやすいというのが強みです。

また脚への衝撃が少ない分、怪我などをしにくい部分があります。

小林香菜選手のようにはやいピッチで走ることができる心肺機能や動きの小気味良いリズム感やそれを支える強いメンタルがマッチしてくるとまだまだ大きく飛躍しそうな選手と感じるのが小林香菜選手です。

 

そんな選手が駅伝やトラックでも結果をのこしはじめているのでこれからマラソンでもさらに伸びていくだろうと予想できます。

 

プリンセス駅伝で勝ち上がった大塚製薬。

クイーンズ駅伝でも小林香菜選手の走りに注目したいと思います。

 

小林香菜選手はプリンセス駅伝、東日本女子駅伝の後は、クイーンズ駅伝になるでしょう。そして招待選手として登録されているのが防府読売マラソンです。

この防府読売マラソンには招待選手として上杉真穂選手や松下菜摘選手など実力者がエントリーされているし、北海道マラソンで初マラソン2位になった天満屋期待の立迫志穂選手や飛躍を狙う森田歩実選手や、北海道マラソンで3位と好走した池内彩乃選手らも参加予定になっています。

例年以上の招待選手などが集まってきている防府読売マラソンですが、小林香菜選手もかなりのホープです。

小林香菜選手は大阪国際女子マラソンにも走る方向で準備しているようですから、防府マラソン経由の大阪国際女子マラソンでの飛躍が期待される選手と言えるでしょう。

大阪国際女子マラソンを走るとすると、都道府県対抗女子駅伝は出場が微妙に感じるのでどうでしょうか、これからも活躍に目が離せない選手だと思います。

 

 

 

 

 

オフィシャルデータ  プロフィール

 

名前

小林香菜 

 

生年月日       2001年 4月 4日

出身地(都道府県)  群馬県

出身校 (最終)  早稲田大学

 

所属

大塚製薬陸上競技部

 

 

 

 画像など引用させていただきました

 

 

 

 

 

引用元  

X(旧Twitter)より写真を引用させてもらっています。

 

 

 

 

 

 





引用元   大塚製薬陸上競技部HP

https://www.otsukakj.jp/track/

 大塚製薬陸上競技部HPから写真を引用させてもらっています。

 

 

 

 

引用元   日本陸上競技連盟公式サイト HP

https://www.jaaf.or.jp/

 

日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations

     から写真を引用させてもらっています。

 

駅伝などの主な記録抜粋

 

24年 東日本女子駅伝 9区 区間賞獲得

24年 プリンセス駅伝  3区 区間2位

 

主なハーフ・フルマラソンなどの実績

 

フルマラソン 2時間29分44秒

ハーフ 1時間14分00秒

 

2024年 士別ハーフマラソン 1時間14分01秒  優勝

2024年 函館マラソン ハーフマラソン 1時間14分00秒  5位

2024年 大阪国際女子マラソン  2時間29分44秒   12位

      (2時間29分44秒日本学生記録歴代3位に相当)

2023年 大阪国際女子マラソン  2時間36分54秒

 

 

>