小林香菜選手が東京で行われる世界陸上マラソン日本代表に選出されました。
無名の一般学生ランナーだった小林香菜選手が駆け上がっていくシンデレラストーリーは東京で行われる世界の舞台へと繋がりました。
武器は他の選手よりもはやい1分間で220歩近いピッチを刻む高速ピッチ走法。
小林香菜選手の特長的な走り方です。
蹴り足は低く流れないのでそれをはやい回転で最後まで高速でピッチを刻み続けることでスピードと後半の追い上げも可能にしています。
ピッチ走法なので脚へのダメージはストライド走法に比べて負担は少なくなりますが、その分心肺機能には負担がかかりやすいですが、それを可能にしているトレーニングの積み重ねと持っている心肺機能と、はやいピッチを刻むことのできる身体を動かす運動能力が身についているのが凄いことです。
他の選手よりストライドは短いですが、それを伸ばすことが可能になればスピードアップも可能になっていくでしょう。
ピッチとストライドをどっちも両立させていくことには簡単なことではないですが、まだまだ伸び代を感じさせる小林香菜選手には期待したいですね。
10000mなどのトラックにもチャレンジしながらスピードを高めつつ世界に挑んでいくと思われます。
スピードアップが世界との距離を縮めることに繋がっていきますね。
小林香菜選手の夏のマラソンは未知数の部分がありますが、大阪国際女子マラソンでみせた走りがあれば問題ないと思われます。
高速ピッチを最後まで続けるというのはメンタルが強く続かないと無理です。
そのメンタルを持っていて、最後まで動かし続けるという力を身につけている小林香菜選手は夏にも強い可能性が高いとも言えます。
レース後半においてどの選手もストライドは落ちやすいですが、ピッチ走法がその落ち込みを他の選手より少ないものにします。
脚への負担が少ないピッチ走法がストライドの落ち込みも他の選手よりも少なくするのも武器と言えます。
実業団の本格的なトレーニングを1年受けてフルマラソンで2時間21分19秒までタイムを縮めてきました。
タイムが出にくい防府読売マラソンでも2時間24分59秒を出している小林香菜選手の伸びしろはまだまだありそうです。
厳しい条件でも結果を出せることを示していると思うので、東京で行われる世界陸上のマラソン日本代表に選ばれたことは実績を加味して飛躍の可能性を秘めた素晴らしい判断になったと個人的には思っています。
東京世界陸上では、マラソンのキャリアや代表などでのキャリアを持つ積水化学の佐藤早也伽選手やしまむらの安藤友香選手と日本代表として良い結果が出ることを応援しています。
オフィシャルデータ プロフィール
名前
小林香菜
生年月日 2001年 4月 4日
出身地(都道府県) 群馬県
出身校 (最終) 早稲田大学
所属
大塚製薬陸上競技部
引用元 大塚製薬陸上競技部HP
https://www.otsukakj.jp/track/
大塚製薬陸上競技部HPから写真を引用させてもらっています。
引用元 日本陸上競技連盟公式サイト HP
日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations
から写真を引用させてもらっています。
駅伝などの主な記録抜粋
25年 都道府県対抗女子駅伝 9区 区間5位
24年 クイーンズ駅伝 3区 区間11位
24年 東日本女子駅伝 9区 区間賞獲得
24年 プリンセス駅伝 3区 区間2位
主なハーフ・フルマラソンなどの実績
5000mベスト 15分45秒68
10000mベスト 32分22秒98
フルマラソン 2時間21分19秒
ハーフ 1時間14分00秒
2025年 大阪国際女子マラソン 2時間21分19秒 2位(歴代10位に相当)
2024年 防府読売マラソン 2時間24分59秒 優勝
2024年 士別ハーフマラソン 1時間14分01秒 優勝
2024年 函館マラソン ハーフマラソン 1時間14分00秒 5位
2024年 大阪国際女子マラソン 2時間29分44秒 12位
(2時間29分44秒日本学生記録歴代3位に相当)
2023年 大阪国際女子マラソン 2時間36分54秒
画像など引用させていただきました
ことし9月に東京で開かれる
— NHK徳島放送局 (@nhk_tokushima) 2025年3月27日
陸上の世界選手権の
マラソンの女子代表に
大塚製薬の小林香菜選手が
選ばれましたhttps://t.co/v4Ya2Y3x8h pic.twitter.com/DV0x2CPT6v
早大サークル出身の小林香菜、世界陸上は「あこがれ以上」の舞台と初々しく語る 目標は「笑顔でゴール」https://t.co/hNRUfWlFni#安藤友香 #小林香菜
— センバツ配信中!スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) 2025年3月27日
小林香菜(大塚製薬)を初選出 世界選手権東京大会女子マラソン代表 https://t.co/2lczyOdw88
— 徳島新聞 (@tokushimapress) 2025年3月26日
26日に行われた「第44回大阪国際女子マラソン」で、日本歴代10位の2時間21分19秒をマークして日本人トップの2位になった小林香菜(23)=大塚製薬=がレースから一夜明けた27日、記者会見し喜びをかみしめた。
— 産経新聞写真報道局■□大阪□■ (@sankei_photo_os) 2025年1月27日
記事はこちら→https://t.co/favuaosVbm pic.twitter.com/vkRs1b0xa3
【大阪国際女子マラソン】日本勢最高の2位小林香菜の母・美絵さん「最後に抜かしたのでびっくりしました」移動しながら沿道声援https://t.co/PCudcsY7d1#大阪国際女子マラソン…
— サンスポ (@SANSPOCOM) 2025年1月26日
早大サークル出身の小林香菜 殊勲の2位で世界陸上代表候補に「世界の舞台を走りたい」/大阪国際女子マラソン
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) 2025年1月26日
23歳だが、初マラソンは2021年11月の富士山マラソン、今回は8レース目と経験は豊富だ。#小林香菜#大阪国際女子マラソン
|月陸Online https://t.co/q2497Lgxzi
小林香菜が日本人トップ!早大サークル出身の23歳が大金星/大阪国際女子マラソン
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) 2025年1月26日
鈴木が終盤ペースダウンしたところ、驚異的な粘りを見せた小林が残り800mで逆転した。#小林香菜#大阪国際女子マラソン
|月陸Online https://t.co/pj4b2VbOS2
パリオリンピック6位入賞の鈴木優花選手が日本人トップで独走する中、残り800mで、なんと大塚製薬の実業団1年目、市民ランナー出身の小林香菜選手が抜き去り、そのまま日本人選手トップでゴール。自己ベストも大幅に更新し、ニューヒロインの誕生です。
— ラーログ/ラーメンマニア【博多のススリスト】 (@ramen_mania1998) 2025年1月26日
小林選手、おめでとう! https://t.co/mY1ORbkvBQ pic.twitter.com/egFFnKkaEM
【大阪国際女子マラソン】高橋尚子さん、小林香菜に「成長した瞬間を目の当たりにしたのは初」有森裕子さん「チャレンジ精神ある選手」野口みずきさんも絶賛https://t.co/STWdsRP9F8#大阪国際女子マラソン…
— サンスポ (@SANSPOCOM) 2025年1月26日
小林香菜が日本歴代10位の2時間21分19秒で2位 「予想以上に走れて驚いている」/大阪国際女子マラソン
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) 2025年1月26日
「自分が走っていて楽しいし、頑張れって応援していただいているのが活力になります」#大阪国際女子マラソン#小林香菜
|月陸Online https://t.co/kRzAOoxPGQ
【🏃♀️大阪国際女子マラソンまであと11日🏃♀️】
— 大阪国際女子マラソン (@owm_ktv) 2025年1月15日
出場選手インタビューを公式YouTubeで配信中🎬小林香菜(大塚製薬)早稲田大学ランニングサークル出身の異色のランナー🏃♀️急成長をみせる23歳の大阪国際にかける想いhttps://t.co/5KdNdswC57 pic.twitter.com/MQtggXHPCf
ニューヒロイン誕生!小林香菜選手 驚異の追い上げで残り800mで日本人トップに立ちそのままゴール 日本人歴代10位の好タイム【大阪国際女子マラソン】
— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) 2025年1月26日
https://t.co/rVBROshLUW
今回話題になった大塚製薬の小林香菜さん
— 新たこた (@shintakota) 2024年10月20日
元群馬推しなので懐かしいな。
2017年の皇后盃駅伝
(第35回 全国都道府県対抗女子駅伝)
中学生区間8区 小林香菜 さんから
アンカー9区 西原加純 さんへの襷渡し#プリンセス駅伝 pic.twitter.com/oTOCizSZP6
【大会予定】
— 大塚製薬陸上競技部 (@Otsuka_TandF) 2024年10月19日
#プリンセス駅伝2024
10月20日(日)12時10分スタート
1区(7.0km) #真也加J有里
2区(3.6km)#川内理江
3区 (10.7km)#小林香菜
4区 (3.8km)#西本麻矢
5区 (10.4km)#棚池穂乃香
6区 (6.695km)#福良郁美
応援よろしくお願いします🎽💨✨#大塚製薬 pic.twitter.com/e2CEcaquoh
【ぴーぷる】
— 早稲田ウィークリー (@wasedaweekly) 2024年4月27日
学生歴代3位! マラソンサークル出身、異色の早大生ランナー 実業団目指した4年間
在学中は早稲田大学ホノルルマラソン完走会@wasedahokanに所属していた小林香菜さん。「仲間たちに支えられながらどうにか腐らずに続けることができました」と振り返ります。https://t.co/b9a9hGiq13 pic.twitter.com/tdPLbX97bJ
「走る就活」で大塚製薬に、異色のランナー小林香菜 早稲田大では自主練でマラソン2時間半切り https://t.co/ifb02UP1h7
— 徳島新聞 (@tokushimapress) 2024年5月17日
東日本女子駅伝 9区10km
— ユウ大学女子駅伝 (@womenekiden) 2024年11月10日
小林香菜(群馬) 31:55
村山愛美沙(新潟) 32:34
坂口愛和(東京) 32:56
山ノ内みなみ(埼玉)33:00
小笠原朱里(山梨) 33:19
平尾暁絵(福島) 33:34
千葉妃華(静岡) 33:50
門脇奈穂(宮城) 33:55
佐々木菜月(岩手)33:55
小林香菜 8位から現在2位へ すごい #東日本女子駅伝 pic.twitter.com/CSJ552hLqr
— おかちん 🌗 (@ocachin) 2024年11月10日
引用元
X(旧Twitter)より写真を引用させてもらっています。
大塚製薬のルーキー小林香菜選手は異色の経歴として実業団入りした選手として注目されていました。
早稲田大学の大学生時代は部ではなくサークル活動としてマラソン大会などに出場していた選手でした。
トラックが得意ではなかったというのとマラソンで活躍する選手になりたいということもあって、好きでマラソンなどに挑戦していた選手でした。
部活動としてではなくサークル活動として楽しんで走るところから、怪我などあって高校生時代に結果が残せなかったという後悔もあって、同好会から実業団入りを目指しました。
大阪国際女子マラソンで結果を残して、ネクストヒロインとして大阪国際女子マラソンに連続出場した選手です。
3年次に走った2023年1月29日の大阪国際女子マラソンでは、実業団の選手に食らいつく走りをみせ、最後はふらふらになって倒れながらも2時間36分54秒でゴールした小林香菜選手。
4年次にネクストヒロインで招待された大阪国際女子マラソンでは日本学生記録歴代3位に相当する2時間29分44秒で12位でゴールして力をみせました。
そして自分で探してみつけ、実業団選手の道を勝ち取った大塚製薬での活躍が注目されています。
駅伝経験もほとんどない異色のルーキーの駅伝での快走に驚きの声がでました。
小林香菜選手は中学時代に都道府県対抗女子駅伝にもでている選手です。
不破聖衣来選手のひとつ上の学年で、不破聖衣来選手が中学2年時に3区で区間賞をとったとき、8区の群馬代表の中学生区間を走ったのが小林香菜選手でした。
つまりもともと県を代表するようなはやい選手だったわけです。
そんな小林香菜選手も本格的な陸上から離れ、陸上を楽しむという時代を経て、本格的に陸上をせずに陸上人生を終えたくないという気持ちが沸いての実業団入りだったわけです。
自分から売り込んで実業団選手として採用されたわけです。
好きでやってて、そこから本格的に最後勝負したいと自分の可能性に挑戦をはじめた小林香菜選手。
こういう選手が結果を残しはじめると覚醒する可能性が高いです。
好きこそものの上手なれといいます。
陸上においてもメンタルは最重要な要素のひとつになっています。
小林香菜選手のようなメンタルを持って、自分の可能性に挑戦し続けるときが一番強くなっていくときです。
多くの選手が怪我などにも苦しみますし、それ以上にメンタルを消耗します。
メンタルが走りの大部分に関係があるのが長距離です。
小林香菜選手はメンタルに伸びる要素を大きく感じる選手だと思います。
そして走りもはやいピッチで小気味良く走るので長距離に非常に向いている選手です。
小林香菜選手の走りに注目したいと思います。