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めぞん一刻。五代くんと響子さん。相思相愛もすれ違い続けるラブコメの王道。個性的すぎるキャラ。高橋留美子先生のるーみっくわーるどの中でも異質。リアリティに近い、人間喜劇とラブストーリーにほっこりできる作品。デジタルリマスターやパチンコ・パチスロでも人気に

 

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リライトしてます

はじめに簡単なめぞん一刻について

 

2019年 に 第46回アングレーム国際漫画祭グランプリを受賞された

高橋留美子先生

漫画を書くのが好きで、プロ意識の高い高橋留美子先生の作品といえば、

『うる星やつら』
『めぞん一刻』
『らんま1/2』
『犬夜叉』
『境界のRINNE』など

連載作がどれもアニメ化までされた人気作品が多いです。

2019年に週刊少年サンデーでMAO をスタートさせたことも話題となっています。

 

高橋留美子先生の作品はるーみっくわーるどと言われる世界観があります。

ラブコメの王道とも言われるすれ違いと

個性的すぎる登場人物とギャグや笑いや

どたばたコメディだったり、

ファンタジーな世界観でコメディを展開するのが非常に上手な

高橋留美子先生ですが、

うる星やつら(サンデー)と同時期に

連載をはじめられた

『めぞん一刻』

個性的すぎるキャラクターなどは

登場するが、ファンタジー的要素がなく

実際にいてもおかしくないような

リアリティーに近い、ラブコメ。

人間喜劇的要素と、ラブストーリー的要素が混ざった

人間ドラマです。

 

 

 

 

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『めぞん一刻』は小学館の青年誌

『ビッグコミック・スピリッツ』に1980年10月から

1987年3月まで6年あまりに渡って連載された人気漫画です。

 

連載自体はサンデーのうる星やつらと同時期にスタートしていますが、

うる星やつらが1981年からテレビアニメ化されて

水曜の夜19時30分~20時の枠で放送されていましたが、

うる星やつらが1986年3月に終わると、

その同じ枠で、めぞん一刻も1986年3月から1988年3月まで

全96話でアニメ化されました。

当時小学生だった私も、19時からのドラゴンボールの続き

うる星やつらの続きということで当時から全話みた記憶が今もあります。

 

時計坂という町の丘の上にある一刻館という古い木造のアパート

そこの5号室に住む住人の

五代裕作くんは新潟出身の浪人生で

そこに住むキテレツな住民

1号室 一の瀬のおばさん(一の瀬花枝)

(詮索好きで世話好きだが、昼から呑んだくれの樽のようなおばさん)

4号室 四谷さん 

(職業不明・年齢不詳・下の名前わからずじまい、スーツ着て

趣味はのぞき・特技はたかり)

6号室 六本木朱美さん

(スナック茶々丸に勤務の、一刻館ではスケスケのベビードールとパンティー

タバコをふかす。破天荒な女性)

などにからかわれ、オモチャにされて、何度も出て行こうとしてきた五代くんが

今日こそは 出て行く 出て行くと

一刻館を出ようとしたところに

1人の美人が新しい管理人としてやってくることから

物語はスタートします。

その管理人というのが

音無響子さんで、物語の最初ではわかっていませんでしたが、

未亡人で五代くんより2つ年上の21歳の女性でした。

その管理人さんにひとめぼれした五代くんと、

高校時代の先生と卒業後結婚も半年足らずで夫を亡くして

未亡人になった管理人さんこと響子さんと、それを取り巻く登場人物たちとの

一刻館をめぐる人間喜劇とラブストーリーのラブコメです。

 

 

 

 

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 めぞん一刻の中に出てくる人物としては
まともで善良だが、優柔不断で意思が弱く流されやすい性格のため、
要らぬ苦労を背負い込み、トラブルに巻き込まれることが多い

五代くんと

同じく一刻館の中ではまともで善良で
清楚で可憐な美人で基本的に明るく快活で優しい性格の反面、
非常にヤキモチ焼きで、思い込みも激しく、鈍感で天然なところもある
我の強さを持っている意外と個性的な

管理人さんこと音無響子さんとの間に

三角関係・四角関係といったライバル関係になっていく登場人物などが出てきて

ストーリーを盛り上げていく。

 

 

 

 

1980年10月から

1987年3月まで6年あまりに渡って連載だが

五代くん19歳 響子さん21歳ではじまったストーリーが

五代くん25歳 響子さん27歳で結婚と

連載と年齢の以降がほぼ同じで時間を経過した感じもあった作品です。

 

五代くんの

浪人から、滑りこみで3流大学に入学

就職活動から、最後はコネでギリギリ就職滑り込み・卒業

会社倒産から、就職浪人で、保育園などへのアルバイト

就職浪人2年で保父を目指し、保母試験一発合格と

人生の1番激動期に

常に管理人さんへの想いにまっすぐな純朴な五代くんを

1番近くで管理人をしながら、

管理人と住人の関係だったり

時にはダメな弟のような存在だったり、

しながらも、

亡くなった夫へ操をたてながらも、

徐々に男として意識していきながら、揺れる響子さんの心情を

さまざまな三角関係や四角関係などを経て、

五代くんへの想いをはっきりとしていく響子さんの気持ちの変化などが

うまく表現された素敵な物語になっています。

 

昔のトレンディドラマにあった、

すれ違いと三角関係との王道をいくラブコメです。

 

 

 

高橋留美子先生の連載作品の中でも

リアリティーの面でいうと

レアな作品です。

漫画ではスラムダンクやワンピースやシティハンターなど

好きな作品などはたくさんありますが、

どの漫画が1番好きかといえば

私は1番は『めぞん一刻』と言い切れるくらい

めぞん一刻 信者なので、

これから何度かにわけてめぞん一刻の魅力やめぞん一刻のエピソードなどについて

語ってみようと思います。

 

高橋留美子先生は音無響子さんの性格が

高橋自身の性格に1番近いと言われております。

 

 

 

 

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相思相愛も勘違いやすれ違いからつかず離れずのもどかしい関係それがめぞん一刻

 

 めぞん一刻の根底にあるのは、

五代くんの想いを知りながらも、

亡き夫への操を立てるという想いや名目をもとに

すれ違いや勘違いや勝手な思い込みで

五代くんとつかず離れずの

ぬるま湯状態で、五代くんを蛇の生殺しの状態で

相思相愛のまま

優柔不断で頼りない五代くんの成長を見守りながら、

響子さんが亡き夫への想いと、五代くんへの想いを整理し

気づいていくラブコメです。

 

五代くんは、

出会ったときから響子さんに惚れていましたが、

それをはっきり伝えたのはライバルとしてあらわれた

テニスコーチの三鷹さんが登場してからです。

 

それ以降はまっすぐ響子さんをおもっていきます。

 

響子さんをそれまではダメな弟くらいとおもっていたわけですが、

三鷹さんの出現で、五代くんの気持ちも、三鷹さんの気持ちにも気づきますが、

それからは二人から言い寄られるモテ女として、

それでいてつかず離れずのキープした状態のぬるま湯状態で

しばらく物語が進んでいきますが、

すれ違い、勘違い、勝手な思い込みなどで、

離れようとしたり、また接近したりを繰り返すが、

接近しそうになると邪魔が入るなど

またぬるま湯状態に逃避するということを繰り返す

読者をもどかしくするような

ラブコメの王道をいくストーリーです。

 

 

 

 

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そして優柔不断で、

意思が弱く流されやすい性格の五代くんのまわりに

 

七尾こずえちゃん・八神いぶきさんなどの女の子があらわれ、

流されて、他の女の子と仲良くしていると、

響子さんが勝手な思い込みや解釈によって、

独りよがりに不機嫌になり、冷たくきつく五代くんにあたる

 

ツンデレ的要素でラブコメです。

 

ぬるま湯状態から脱線しそうになっても、

またぬるま湯に戻してしまう。

それで三角関係を響子さんと五代くんを中心に形成しつつ

物語が進んでいくというストーリーです。

 

八神さんが登場したころには

響子さんは完全に五代くんだけをみていて、

五代くんが就職して、一人前の男になるのを待っています。

それでいて、

自分の気持ちをはっきりと伝えることなく、

八神さんとガチで張り合っている姿は

めぞんの住人(五代くん以外)は

響子さんが五代くんを好きなのに気づいています。

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八神さんを五代さんから遠ざけようと考える響子さん

八神さんも響子さんの気持ちと、五代くんの気持ちを知った上で、

はっきりしない響子さんと

ガチでやり合います。

 

八神さんと響子さんは共通するところがたくさんある

ある意味似たもの同士なので

 

それまでの響子さんのはぐらかす態度だけではなく、

遠ざけようという態度もはっきりと出します。

 

それでも、八神さんに

『ホントは五代先生のこと好きなんでしょ。絶対そうよ。』 

『そうでなきゃ。どうして邪魔するのよ』

と突っ込まれたときに

答えれなくはぐらかせてしまいます。

 

 

 

 

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五代くんと相思相愛でも、

亡き夫への想いを

『このままじゃ、みんなウソになりそうで、こわい』と

八神さんに言い

五代くんへの想いを素直に伝えれない

 

こんなもどかしい展開が続くのが

『めぞん一刻』です。

 

思い込みと勘違い、すれ違いを

響子さんも五代くんも繰り返します。

 

いえ二人以外も

誤解や勘違いや思い込みを繰り返します。

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 すれ違い・勘違い・誤解・勝手な思い込み、勝手な解釈これがめぞん一刻の恋愛パターン

 

めぞん一刻のストーリーは

すれ違いや勘違いから誤解につながり、

勝手な思い込みや勝手な解釈によって

物語が進んでいきます。

 

八神さんが、五代くんを好きになったのも

音無のおじいさんが理事をつとめている女子高に

教育実習の受け入れ先がなかった五代くんを

響子さんの亡き夫・惣一郎さんと同じように

教育実習生としてほおりこんで、それが響子さんの母校だったわけですが、

惣一郎さんの顔を見たことがない五代くんが、惣一郎さんの顔を確認しようと卒業アルバムを見るため、資料室に入り探すも、

インクがこぼれて顔がわかりません。 

前日の宴会で寝不足であくびをしたところで涙を見られたわけですが、

八神さんは卒業写真をみながら

涙を見せた五代くんをみて

死んだ人間は誰なのだろう?恋人の事だろうか?と想像し、

暗いのや元気がないのは、

そのためなんだと勘違いや思い込みをして、

ロマンティックな一面をみたと、

五代くんに恋をするようになっていきます。

 

恋に恋する優等生八神いぶきの 、

勘違いや思い込みからの恋のはじまりです。

 

 

 

 

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また三鷹さんとお見合いした九条明日菜さんは

犬嫌いの三鷹さんに、

なぜか犬が寄りついていくことや、

犬に吠えられて、怯えて

車の中で抱きつかれたときに、

『この人についていきます』と惚れてしまいます。

 

勘違いからはじまる恋のパターンが多いのも

めぞん一刻です。

 

そして勘違い・すれ違い・思い込みで

ストーリーがいったりきたりしながらも、

最後は勘違い・すれ違い・思い込みを繰り返しながらも、

大団円にと向かうのもめぞん一刻です。

 

 下の動画も、

五代さんに荷物を届けにいった帰りに、

五代くんとこずえちゃんが

たまたま二人がキスをする瞬間をみてしまいます。

 

こずえちゃんが、他の男にプロポーズされたことを言えずに

何か僕にできることがあればと言った五代くんに

こずえちゃんが目をつむらせて、キスしちゃうわけですが、

響子さんは誤解してしまいます。

 

www.youtube.com

 

そんな誤解も二人のやりとりで、

誤解がとけ、

響子さんのキスで、

二人の仲が一気につまりそうになりますが、

その日の晩に

こずえちゃんがやってきて、

プロポーズを断れなかったことを

五代くんに告げるのですが、

こずえちゃんは、

五代くんとのキスで、

五代くんがしてくれたのに、プロポーズ断れなかったと

泣いたこずえちゃんをみて、

響子さんは五代くんが、こずえちゃんにプロポーズしたと勘違いして、

キスなんてするんじゃなかったと、

いたたまれなくなって、一刻館を出て行きます。

 

 

 

 

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こういう勘違い・すれ違い・思い込みの連続が

めぞん一刻で、

そういうこと繰り返しながら大団円へと向かっていく

 

これがめぞん一刻の魅力です。

今後も不定期でめぞん一刻のことを書いていくつもりです。 

 

めぞん一刻を読んだことある方は、久々にどうですか?

読んだことがない方は

読んでみてみてください。

 

下は二人の出逢いのシーンと、最終話の中でも最後のシーンです。

ネタバレになっても、めぞん一刻は楽しめるラブコメです。

 

 

 不定期になりますが、めぞん一刻の魅力や、

気になるシーンをマニア目線で書いていけたらと思います。

 

結婚している人も、これから結婚や恋愛したいって人にも

結婚も良いなって思える、めぞん一刻のストーリーです。

 

 

 

 

 

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