ねこぷろ

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めぞん一刻・第17話『ギンギラギンにさりげなく』より

 

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 めぞん一刻についていろいろと掘り下げていこうと思っています

前回のお話はこちら ↓

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今回は第17話『ギンギラギンにさりげなく』、注目すべきやりとりをみていこうと思います。

このページの引用元は 出典 高橋留美子 『めぞん一刻』 

第17話『ギンギラギンにさりげなく』になります。

以降 出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

ギンギラギンって言葉だけでマッチなどを思い浮かべるのが自分の歳を感じます。

 

響子さんが一刻館の管理人になって1年が経とうとするくらいめぞん一刻のお話は進んでいます。

響子さん 「かわったことといえば、五代さんが大学生になったことくらい・・・。」

 

響子さん 「中身は変わってないけど・・・」

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

一刻館という変わった住人と、日々の生活の繰り返しの中のお話で、変わらないことの幸せであるというのが感じられる部分でもあります。

変わらない部分っていうのはきっと平和なんだと思います。

 

良くも悪くも変化がない一刻館で変わったことは、五代くんが浪人生から大学生になったということでしょう。

 

中身は変わってないと思われている五代くん。

寝ている管理人さんに触れようとして、やはりスケベな部分がなおってない描写は、中身はかわってないと認めざるを得ない部分かもしれませんね。

 

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五代くん 「今晩お暇ですか?一緒に、飯でも食いませんか?バイトでまとまった金がはいったんで・・・そんなに豪華なものはごちそうできませんが、むろんおごります。」

 

管理人さん、五代くんが自分の管理人一周年というのを覚えてくれてたんだとあっさりOKを出します。

 

五代くん 「じゃ、6時に待ち合わせということで・・・場所は ま・めぞん 知ってますか?」

五代くん「じゃ、6時に ま・めぞん で」

響子さん「はい、6時に豆蔵で」

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

ここですれ違いが起こるのがめぞん一刻です。

ま・めぞんと豆蔵の勘違いが起こっています。

 

管理人さんの1周年の飲み会も同じ日の5時半から豆蔵で行われるというのが決まり、デートの約束をした五代くんは一の瀬のおばさんの誘いを断ります。

響子さんは、なんで同じ店で待ち合わせなのと思いながらも、五代くんとのデートは意識しているようです。

 

 

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6時になれば誰が豆蔵にくるか、響子さんの一周年をサカナに飲み会をはじめている住人たちと三鷹さん。

三鷹さん 「でも、その人かわってますねー、飲み屋で待ち合わせなんてねー」

 

響子さんもなんでこの場所を選んだのか疑問に感じています。

 

朱美さん 「ま・めぞんじゃないの、待ち合わせ?ほら、駅前の喫茶店」

 

響子さんは間違いに気づきます。

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

あわてて、『豆蔵』から『ま・めぞん』に向かう響子さん

急いで『ま・めぞん』につくと五代くんはそこに、そして涙してしまいます(´;ω;`)

 

『出ましょう』とさりげなく響子さんの肩を抱き外へ出た五代くん

五代くんはこんな感じでさりげなく抱けば良かったんだと思っています。

響子さんは『仕方ないわね、遅れてきたんだから』と肩を抱かれたことを気にしながらも目をつぶります。

その後、急いできた響子さんのバックや上着を取りにいくことになり、『豆蔵』に戻った響子さんと五代くん。

そこに一刻館の住人と三鷹さんがいたことでムスっとしてしまいます。

 

結局デートもいつもと変わらないデートらしくないまま住人との飲み会になってしまったため五代くんは少しふててしまいます。

「今日はほんとにごめんなさいね」とあやまる響子さんに、五代くんは「もう結構です」と・・・

「待ってください」と迫る響子さんに、「もういいですよ・・・怒ってませんから」とさりげなく響子さんの唇を奪おうとする五代くんに

響子さんの強烈なビンタが・・・

 

 

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五代くん 「雰囲気に酔わないひとだなー」

ぼやく五代くん

響子さん 「どさくさにまぎれてなんてことするんです」

と怒って一刻館の中にかけこんでいきます。

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

今回の第17話『ギンギラギンにさりげなく』は

おそらくその時代の名曲マッチの、近藤真彦の『ギンギラギンにさりげなく』にかけた回と言えます。

さりげなくがテーマな回ですね。

さりげなくとは、意図をおもてに出さないようにしながら行うさま、そう思ってはいないような何気ないそぶりでっていう意味です。

さりげなくデートの誘いをして。

つまり重々しくではなく気楽にっていう意図があります。

 

ただ場所を住人の一周年のお祝いと同じ場所で待ち合わせをした五代くんにたいして、響子さんはもう少し気の利いた場所を選べばいいのにという風に思っています。

でもこれも響子さんの勝手な勘違いです。

 

そして響子さんのデートの服装は、一年前に五代くんたち住人にはじめてあったときにきていたときの服装だったというのも、さりげなくそれを選んでる響子さんや、それを覚えていた五代くんなどにとってもさりげなく素敵なことだったりします。

 

さりげなく、肩を抱いて、さりげなくキスをして・・・

そんなのがまだまだ似合わない男のダメ大学生な五代くんですし、そんなさりげない感じがまだまだゆるせない五代くんと響子さんとの関係というのもあります。

それがどう変わっていくかが、めぞん一刻の楽しみ方でもありますね。

素敵なラブコメです。

これからも、めぞん一刻に興味をもっていただければ幸いです。

 

 

 

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