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めぞん一刻『勝手に聖夜』第3話より 『でかけりゃいいんだろ』五代くんの妄想が激しい。常に三角関係。めぞんの人間喜劇的要素はすれ違いと誤解と勘違い。『勝手にせいやっ』と嘆く五代くん

 

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 はじめに、ここまでのおさらい

前回のお話はこちら ↓

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 五代くんは浪人生です。

 

この時点では、管理人さんの響子さんが未亡人であることをまだ知りません。

 

めぞん一刻『惣一郎さんっ』(第2話)より。犬の名前は惣一郎。響子さんが未亡人だというのは誰もまだ知らない。五代くんは響子さんを気になりはじめているが、大事な存在というより、魅力的な女性に恋した浪人生という憧れているだけの想い。 - ねこぷろ

ここまでの五代くんはエッチな10代の浪人生って感じで、響子さんにおもいを寄せ始めているというのだけ伝わってきています。

 

そして第3話の『勝手に聖夜』がはじまります。

受験生にとって試練の受験シーズン突入前ということになります。

 

 

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第3話 『勝手に聖夜』より

典型的な貧乏学生(浪人生)の雰囲気漂う五代くん

 

五代くんの得意技である妄想がはじまります。

 

五代くんの妄想はほぼ恋愛のこと、つまり響子さんとのことです。

 

五代くんの妄想はクリスマスプレゼントを渡したら実は両思いでしたという妄想

 

何もはじまっていないのにこの楽観的な妄想。

 

さすが五代くんです。

 

貧乏なのにプレゼントを買ってしまいプレゼントをどう渡そうか悩みます。

 

住人に邪魔されることもイメージしていて悩みます

 

そんなときに朱美さんから

『あんたもウチの店くる?』(朱美)

『今は追い込み。遊んでる暇なんかないよ』(五代)

と断った矢先、目の前で管理人さんが参加料の2000円を払います。

それをみた五代くんはすかさず朱美さんに3000円を出します。

 

朱美さんはするどいので

『たまには息抜きが必要って言うんでしょう』と突っ込み

 

誘っときながら

『クリスマスくらい勉強すればいいのに、年中息抜きしてんだから』(朱美)

と突っ込み去っていきます。

 

二人っきりになってこのタイミングでプレゼントを渡せるというときに

また妄想で、うまく渡して実は両想いでした的な妄想をしてしまい気づいたら他の住人が帰ってきてしまうという

 

なんとも間の悪さ。

 

これが五代くんの妄想ループです。

五代くんの妄想ループでチャンスをことごとく逃していくのが、五代くんのダメダメな学生生活を物語っていきます。

 

 

 

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お店でクリスマス会はじまる

クリスマス会がはじまると中年のおじさんたちに響子さんが取り囲まれます。

『美人だね。恋人いるんでしょ?』(町内のおじさん)

『そんな・・・いません』(響子さん)

 

五代くんのテンションがあがります

 

そんなところへ賢太郎くん(一の瀬さんの息子)がきて、管理人さんの肩を抱いてた四谷さんに対して

 

『管理人さんはおれと結婚するんだぞ。気安くさわんな』

といいます。

そして五代くんにも

『おまえも敵だ』

『おまえね・・・ガキだからわからんねーだろうけどね、結婚つーことはだな・・・・』(五代)

 

『自信あるもんね、おれ』(賢太郎)

『浪人なんかしないで、一流大学はいって、いい会社に就職して、しあわせな家庭を築くもんね』(賢太郎)

 

『わかっとらんな、ガキが。女のしあわせはな・・・』(五代)

 

と浪人の身で子供相手に知ったかの雰囲気で言います。

すると賢太郎が

 

『でかけりゃいいんだろ。管理人さんを満足させてやる。男の価値はな・・・・』(賢太郎)

 

『わーっ 言わんでいい。それ以上言うな』(五代)

 

管理人さんや五代くんらがドキドキして、かたまります。

すると賢太郎くん

 

『でかい家を建てるというのは、そんなに恥ずかしいことなのか』(賢太郎)

 

こういう期待させるようなやりとりこそ、めぞん一刻の面白いところです。

 

結局お店で響子さんにプレゼントを渡せなかった五代くんは布団にはいっても眠れません。

 

酔っ払って帰ってきた朱美さんが間違って五代くんの部屋に入ってそのまま布団に入ってきます。

そこに五代くんがいたので

『あたしの部屋から出て行って』

と五代くんを追い出します

 

追い出された五代くんは心配してきた管理人さんに説明すると

『朱美さんを裸にして、ふとんに引っ張り込んだんですって・・・』(響子)

 

『冗談言ってるんですか』(五代)

 

『寝ぼけているみたい』(響子)

 

そういうところも人間喜劇的要素の強いめぞんならではです。

 

部屋を追い出された五代くんそのおかげで、管理人室へと通されます

 

二人っきりになったので五代くんは意を決して管理人さんへプレゼントを渡そうとします

 

すると賢太郎くんが寝ぼけて入ってきて、五代くんのプレゼントを

渡すことを邪魔されて終わっていきます。

 

『勝手にせいやっ』(五代)

 

イブの聖夜とかけて『勝手に聖夜』が今回のタイトル

 

聖夜にまつわる嘆きでこの幕を閉じていきます。

 

 

めぞんの面白いところは、すれ違いと勘違いの連続。

ドタバタコメディーがめぞんの世界に引き込まれていく人を魅了していると思います。

 

五代くんの妄想とすれ違いと勘違いと誤解の連続。

 

これからもめぞんの魅力を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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