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めぞん一刻『春遠からじ!?』第5話より 勘違いや誤解が止まらないで管理人さん赤面。酔っ払っても赤面。『ダメな弟持った気分よ』と管理人さんの恋愛対象にもなれていない五代くん

 

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 はじめに、第4話『暁に鐘は鳴る』の補足

前回のお話はこちら ↓

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第4話では四谷さんと朱美さんに試験前におもちゃにされていた五代くん

一の瀬のおばさんは

『明日試験でイライラしてんだから』

少し常識人なところがあります。

悪ふざけするか、ここはしないところかがわかっているところが一の瀬さんが四谷さんや朱美さんとはちょっとだけ違います。

ただ、人一倍噂話や痴話ばなしなどにはお節介にも首を突っ込んでくるのが一の瀬さんです。

そんな一の瀬さんが絡みまくるのが今回の5話になります

 

 

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時はあっという間に半月も流れ

2月の私大シーズンに入ります。

初日から、安全牌ですといって、受験票を間違えて出かけようとした五代くんから

管理人さんは

初日からあれじゃあ先が思いやられるわ・・・・と悩みながら五代さんの部屋の前の廊下を掃除します。

 

一の瀬さんから急にお尻を叩かれ

『五代さんっ、なんてことを・・・』と雑巾の棒を振り上げる管理人さん

 

『浪人は、いつもこんなことしてるのかい?』(一の瀬さん)

 

と誤解されてしまいます。

 

一の瀬さんは良さそうな腰をしてるから丈夫な赤ちゃんいっぱい産めるよと

いって

管理人さんの部屋にたくさんのお見合い写真を持って訪れます

 

急にお見合いを迫られた管理人さんは

 

『私、結婚なんて考えてないんです。』(管理人さん)

『どうして?あんた適齢期だよ 好きな人もいないのかい?』

 

『さあ・・・いるようないないような』(管理人さん)

と意味深な言葉を残します。

 

それを試験から帰ってきた五代くんも管理人さんと一の瀬さんの会話を部屋の外で聞き耳をたててしまっています。

 

この時点で管理人さんが未亡人であることは誰も知りません。

管理人さんは亡くなった旦那さんの惣一郎さんのことが整理ついてないので言えないでいます。

管理人さんの中では惣一郎さんのことを言おうか言わまいかで悩んでおり、すでにスレ違いがはじまっています。

結婚を考えていないのも、未亡人になったばかりで心の整理がついてないだけなのは事実ですし、好きな人(惣一郎さん)はいるようないないようなというのは、この世にはいないけど、自分の中にはすぐ近くにいつでもいますと言うことで、響子さんにとってはそれが事実なのです。

これが見事にスレ違っていくのがラブコメのおもしろいところですね。

 

管理人さんの顔をみた一の瀬さんは

 

『まだ決心がついてないってことかい』(一の瀬さん)

『・・・というか、気持ちの整理がまだ・・・』(管理人さん)

『その男どこにいるの?』(一の瀬さん)

『すぐそばにいます・・・いつでも。』(管理人さん)

『彼は私を愛してくれています。私だって・・・』(管理人さん)

 

 

『そんなに浪人が好きなのかい?』(一の瀬さん)

管理人さんはあわてて否定しますが

たしかに

管理人さんが発した言葉だけとっていくと五代くんがなんとなくぴったりくるという一の瀬さんの推理も間違ってないです。

 

その後も管理人さんと一の瀬さんで

五代くんの話題で見事なスレ違いの会話が繰り広げられ、それを聞いて五代くんが喜んだり、傷ついたりの繰り返しがめぞんの面白さのひとつです。

 

一の瀬さんが

将来性皆無、うまく転んでも二流大学が関の山、意志も弱いし、年下じゃ頼り甲斐がないと言うと

 

管理人さんが

『一浪くらい人並ですわ、それにやさしくていい人だし、男は心です』

とフォローすると五代くんは喜び

『そうかい・・・そこまで浪人のことを・・・』(一の瀬さん)

とさらに誤解されてしまいます。

 

誤解されたまま一の瀬さんにかえられたら困ると一の瀬さんの後を管理人さんが追って出てくると五代さんと顔をあわせたとたんに管理人さんは赤面してしまいます。

 

そしてまた誤解されてしまったと

そんな管理人さんかわいいです。

 

『なんて男だろうね。女同士の話を盗み聞きするなんて』と一の瀬さんから叱られる五代くん、続けて一の瀬さんは

 

『あんたには管理人さんの心遣いがわからないのかい』

『彼女はあんたを愛してるからこそ秘密にしておきたかったんだよ 

大学入試をひかえたあんたを動揺させまいとしてさっ』

 

『そうだったのか?』(五代くん)

 

ひどい誤解だわと管理人さんはなってしまい

これ以上誤解されたらいけないと、

 

試験にでかける五代さんに

『五代さん、頑張ってくださいね』

のひとことがかけれずに自分を責めます。

 

こういう部分に管理人さんのはっきりしない部分があったりします。

 

 

 

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そんな自分を責めていた管理人さんが

商店街で買い物をしているときに

悩んでいるようにみえた一の瀬さんは

昼間っから定食屋に誘いそこでビールで管理人さんと向き合います

 

そんな定食屋に、試験中のはずの五代くんがいたものだから

管理人さんは五代くんの胸ぐらをつかみます

 

『なにやってんですか、こんなところで』(管理人さん)

管理人さん酔っ払っています

 

『いや、あんまりむずかしい問題ばっかりなんで・・・こりゃあかんと思って・・』(五代くん)

『ま・・・まさか途中で  あきれた』(管理人さん)

 

五代くん情けなさすぎます。

だらしなさといい加減さが初期の五代くんからはすごく出ています

 

こんな五代くんがドンドン成長していく過程をみれるのが、めぞんのじわじわくるところです。

 

試験を途中で逃げ出した五代くんが試験から逃げ出さないようについていくと宣言していた管理人さん。

ただ当の本人は酔っ払っていて、ほんとにそんなことを言ったのか

五代くんに何度も確認します

 

そして五代くんのリクエストで

『五代さん頑張ってくださいね』と管理人さんからエールをもらって

そして五代くんは試験会場へ入っていくのですが

カバンをその場においていき、管理人さんに注意をうけます

 

このころの五代くんと管理人さんの関係は

管理人さんにとっては

『まったく・・・。ダメな弟を持った気分よ』

と恋愛対象にすら入ってないけど

管理人と住人であり

目線は弟みたいなものと

男性としてほとんどみていないのがわかります。

 

徐々に二人の関係性が近くなったり、遠く離れたりそれがめぞんらしさでもありますね。

 

タイトルの『春遠からじ!?』は

五代くんの春=直近は受験生なので大学合格という春でしょうが

同時に、恋愛の春もまだまだ遠いよっていうことを印象づけているようです。

 

五代くんの頭の中だけでは常に春のようですが・・・。

 

めぞん一刻という漫画にとって

春という季節はいつもドラマがある季節です。

 

出会いの春・別れの春・想い出の春

管理人さんと五代くんの1年目の春のシーズンがやってくるのがこれからですね。

 

めぞん一刻に興味をもっていただければ幸いです。

 

 

 

 

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