名古屋ウィメンズマラソン2023が終わってMGCの出場メンバーがみえてきました。
前回のMGCより多くの選手がオリンピック出場をかけたレースに出場しそうです。
名古屋ウィメンズマラソンは、世界歴代2位となる2時間14分18秒の自己記録を持つルース・チェプンゲティッチ(ケニア)がスタートから飛び出し、一人旅で圧巻のVとなりました。
MGCの資格を持っていた選手の中で誰かつくような選手がでて欲しかったですが、そこが今後の課題となります。
ただ、3月で気温が高くなった名古屋で、東京五輪代表の鈴木亜由子選手と前田穂南選手がそれぞれ2位・3位となり、それぞれベストタイムも縮めることができたのは素晴らしい結果だと思います。
MGCの出場権をもった選手が増えたのとベスト記録も縮めれるようになってきているのを考えると、次のマラソンシーズンでは日本記録更新していくランナーが数人出ていくような気がしています。
20年ほど前、日本の女子マラソンが強かった時期は好敵手が競い合って代表を争っていました。
今やっと国内で争えるレベルに戻ってきているんだと思います。
まだ世界との差はかなりありますが、それがすぐに埋まらないかといえば、徐々に埋まっていく段階に入りつつあると思います。
埋まるか開くかはこれから楽しみにしていきたいと思います。
個人的には徐々に埋まっていくと感じました。
それが何年かかるかはわからないですが、少なくともパリは東京五輪以上に期待がもてると思います。
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国内では名古屋が最後かなと思っているので、10月に行われるMGCの顔ぶれがみえてきたように思います。
今出場資格を持っている選手は
松田 瑞生(ダイハツ)
上杉 真穂(スターツ)
松下 菜摘(天満屋)
谷本 観月(天満屋)
阿部有香里(京セラ)
佐藤早也伽(積水化学)
一山 麻緒(資生堂)
新谷 仁美(積水化学)
森田 香織(パナソニック)
安藤 友香(ワコール)
細田 あい(エディオン)
鈴木 優花(第一生命グループ)
福良 郁美(大塚製薬)
太田 琴菜(日本郵政グループ)
竹本香奈子(ダイハツ)
岩出 玲亜(デンソー)
川内 理江(大塚製薬)
和久 夢来(ユニバーサルエンターテインメント)
山口 遥(AC・KITA)
加世田梨花(ダイハツ)
鈴木亜由子(日本郵政グループ)
大西ひかり(日本郵政グループ)
吉川 侑美(ユニクロ)
前田 彩里(ダイハツ)
池田 千晴(日立)
大東 優奈(天満屋)
渡邉 桃子(天満屋)
西田 美咲(エディオン)
前田 穂南(天満屋)
となっております。
まずは今日チケットを獲得した前田穂南選手が所属する天満屋から5人出場権を獲得しています。
マラソンでは前田穂南選手がエースと呼ばれるでしょう。
復活レースできちんと結果を残せるところはさすがオリンピアンです。
その天満屋で2番手は渡邉桃子選手。安定して力を発揮できるレベルになっています。
そして伸びしろが期待されます。
キャプテンの大東優奈選手もこれからの選手ですし、怪我明けで復活望まれる松下菜摘選手・一時休養していた谷本観月選手も調子をあげていってMGCでマラソンの天満屋を印象付けて欲しいです。
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そしてダイハツからも4人出場権を得ています。
ダイハツは安定感が群を抜いている松田瑞生選手はまちがいなくMGCでも上位争い、代表争いに絡んでこれる選手です。
そして加世田梨花選手は伸びしろからみてもかなり楽しみな選手で、実力的には代表争いの2枠に絡んでくる実力者です。
前田彩里選手はママさんランナーとして復帰で權利をしっかりとってきましたし、前回のMGCの權利も持っていた実力者です。ベテランの走りを期待したいところです。
キャプテン竹本香奈子選手も地道に積み上げて実力をつけています。
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日本郵政グループは3人の選手が獲得しています。
筆頭は鈴木亜由子選手。東京五輪の代表で、マラソンで円熟期をむかえており、その割にマラソンでのキャリアは多くもなくまだ伸びしろがある感じがします。
名古屋でも最後しっかりピッチをあげてタイムを縮めた走りを積み重ねればキャリアハイも今後ありそうです。
太田琴菜選手も着実に力をつけてきてこれから楽しみですし、大西ひかり選手は年齢もまだ若い中しっかり実力をつけている印象です。
積水化学からは2人。
MGCを目指さないと言われているトップランナー新谷仁美選手と1月の大阪国際女子マラソンで接触転倒で途中棄権となった佐藤早也伽選手。
佐藤早也伽選手は大阪で不完全燃焼でもう一度ベストを狙いにいく走りがみたい。
それだけの伸びしろがある選手。
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同じく2人のエディオン。
細田あい選手は安定感がでてきたスピードもあるランナーで、五輪2枠に絡んでくる選手と言えます。先日の東京マラソンでの走りも今後に期待させるものでした。
西田美咲選手も距離がのびるとともに実力をつけてるので、マラソンで力をつけている印象です。
強い資生堂からは一山麻緒選手のみなのは意外ですが、今後も出てきそうです。
一山麻緒選手は東京マラソンでここ最近で一番苦しいレースでしたが、オリンピアンですし、力は2枠を争う力があると思うので、今後の巻き返しに期待したいですね。
実力者が怪我や調整が整ってくれば持っている実力を出しそうです。
上杉真穂選手はどのレースでもしっかり走れていて、相対的な実力は上位です。
数をしっかりこなして着実に経験値をあげているだけでなく、勝負感やメンタルを鍛え上げている印象で、代表への志の高さを感じます。
常にチャレンジしているのが実力をつけてきているのを感じるので、マラソンは経験値をあげることで得るものも多い競技なので期待したいですね。
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ワコールからは安藤友香選手のみですが、安藤友香選手も安定した力を発揮しています。一発の爆発力という面ではやや印象に薄いですが、安定したスピードと走力を持っているので上位争いには加わってくるだろう選手です。
自力をつけているので期待したいですね。
名古屋ウィメンズで2度目のマラソンで苦しいレースをした鈴木優花選手、苦しくなりながらも粘ってタイムを伸ばしてきた和久夢来選手、キャリアを積み重ねていこうとしている池田千晴選手なども実力と経験値をあげています。
阿部有香里選手や福良郁美選手や川内理江選手や森田香織選手や岩出玲亜選手や山口遥選手などもMGC獲得後も積極的にマラソンにチャレンジしています。
大阪国際女子マラソンで資格を得た吉川侑美選手も実力を着実に伸ばしてきてるので今後のマラソンなどに期待したいですね。
前回のMGCより確実に層が厚くなってきているので、MGCでのマラソン代表2枠をめぐる争いに加えて、誰かがブレイクすればドンドンブレイクがはじまりそうな予感があるので、立ち止まっていた日本の女子マラソン界がまた世界の頂点に挑戦できるよう応援していきたいと思います。
底上げはできているので、あとは誰がブレイクのきっかけを作るか楽しみです。
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