週刊誌といった媒体は今どれだけ話題になるかなどを意識して記事を集めています。
過去の失敗や誤りを暴くことで存在価値を示しているのかもしれません。
藤田菜七子騎手は今の女性騎手が活躍できる礎を築いた唯一無二な存在です。
藤田菜七子騎手に憧れて騎手を目指した女性騎手がほとんどでしょう。
男社会の競馬界において、女性活躍のきっかけに繋がり、競馬界のイメージアップにも多大なる貢献をしてきたことは間違いないです。
そのなかで大きな苦労や傷は何度も背負ってきたと思います。
調整ルームに通信機器を持ち込むということは当然問題あることではあると思いますが、世界的な流れをみると一概に時代に即しているのかとも言える部分もあります。
ただルールとして存在する以上、それを破ってしまうとルール違反とみなされるのは当然かもしれません。
藤田菜七子騎手が自ら申告し、それに対してJRAも処分しているのではないかと言われていますが、実際には今回週刊誌で問題視されてそこからまた処分を下されるということが起こったようです。
藤田菜七子騎手の今までの競馬に対して真摯に向き合ってきた行動などをみていくと、ファンとしてはそれが事実なのではないかと感じます。
実際にプロ意識の高さや、競馬界に対する影響なども考えながらの行動を何年も続けてきた彼女が隠して良かれということをするような人物ではないのは多くのファンは知っていると思います。
なので、過去には持ち込んであるというのを認め、それに対してJRAから厳重注意を受けたことがあるのは間違いないわけで、そこで処分は終わっていたはずです。
ただ話題性などからまた大きな扱いにされ、それを守れないで処分を科すことで組織を守ることで、どれだけ藤田菜七子騎手がショックを受け悩んだことでしょう。
それによってモチベーションを維持することが困難になるのも想像がつきます。
最近多くの問題を抱えているJRAではありますが、公共性や公平性を維持しながら世界や時代と合ったルール作りを考えていかなければならないときがきたとも思います。
そして組織として、そこで働く人が利権ではなく、人として守られるべきものは守られるような組織であって欲しいとファンとしては思います。
モチベーションを維持できなくなってしまうと命がけの職業ということもあってリスクしかなくなってしまうのかもしれません。
なので藤田菜七子騎手の中で納得いかないカタチでも、自身を考えるとそういう選択肢を選ばざるを得ないということが起きるのかもしれません。
個人的には師匠の根本調教師が藤田菜七子騎手について語ったことが全てだと思いますし、それが救いだなと思います。
藤田菜七子騎手が頑張ってこれたのも根本調教師のような師匠に恵まれた部分もあったと思います。
藤田菜七子騎手の人柄や人間性及び、競馬界で果たしてきた数々の実績や功績が大きいことがわかります。
2016年にデビューし、16年ぶりに誕生したJRA生え抜きの女性騎手としてデビュー時から注目を集めました。
藤田菜七子騎手の人気や活躍などで、その後の女性騎手が騎手を目指してデビューを果たして、女性騎手が競馬界に定着していく流れを作りました。
そして大きな功績のひとつは「菜七子ルール」ともいうべき、新たな規定が誕生することに繋がります。
それまでは男性騎手と同じルール下にある女性騎手の減量特典でしたが、2019年1月から見習女性騎手は4キロ減からスタート。 50勝以上で3キロ減へと移行し、101勝すれば2キロ減。見習い期間が過ぎたデビュー6年目からも勝利数やキャリアに関係なく永久に2キロ減は保証されるという新ルールが適応されるようになったのも藤田菜七子騎手の頑張りや人気が、閉鎖的な日本の競馬社会を変えて世界基準に近づいたものだと言えます。
2019年をピークに近年は他の女性騎手の台頭や、色々な事情も重なって勝利数は騎乗数や勝利数などは伸び悩んでおりますが、競馬に向かう真摯な姿や姿勢は今の女性騎手の第一人者として見本になるもので、女性騎手が増えた中でもいまだにその人気や存在感は特別なものになっているのが藤田菜七子騎手でした。
騎乗依頼数や馬質が苦しいときでも、勝利を目指してレースに臨む姿はファンの心をしっかりつかんでいました。
なので藤田菜七子騎手が勝利をあげたときには多くのファンや関係者から祝福や賛辞の声があがっていました。
結婚という転機を迎えたあとも騎手を続けていくということが伝わって楽しみにしていましたが、今回引退届という話になっています。
藤田菜七子騎手はただの人気者のパンダではなく、今も女性騎手の第一人者で、これからも騎手として活躍してくれることをのぞんでいました。
藤田菜七子騎手は女性騎手の中でもプロ意識の高さをしっかり持って競馬に向かう姿勢を示しているのは間違いないです。今回もスマホの件で自分から申告して以前に厳重注意を受けて処分を受けているのに、週刊誌の報道によって再度処分を受けることになってしまい本人の反省する部分は自覚している中で、いまさら週刊誌の話題で掘り返されてまた処分を受けることになってしまったようです。
近年の厳しい状況を打破するべく頑張っていた矢先だったので、藤田菜七子騎手は自身の思っているキャリアとは違うカタチでムチを置くことになりそうですが、責任と、憤りと悔しさと、藤田菜七子騎手自身のモチベーションを維持するのも難しくなるのでファンとしては残念ですが、命がけの職業に身をおくなかで不当なバッシングや心に傷を負い続けながら戦うことを考えると、選択肢として引退という選択肢が出てきたのではないかと考えられます。
特別扱いはないとは思いますが、JRA・日本競馬界に対してのイメージアップやファン獲得などの貢献度や、女性騎手がまた競馬界に時代を築く大きなきっかけになったなどの競馬界に与えた影響度は多大なる功績だと思います。
藤田菜七子騎手は真摯に競馬に向き合ってきたことは間違いないです。
今回のようなことで引退になったとしても、彼女の人間性や人柄や積み重ねてきた努力や忍耐などは決して否定やバッシングや、事実とは違うものに書き換えられたらいけないものだと思います。
彼女の歩んできた道は、後に続く女性騎手やファンにとってかけがえのない特別な存在で、その全てが彼女の輝かしいキャリアだと思います。
なので、ファンとしてはこれからも彼女の人生を応援したいですし、幸せであることを願って、これからも競馬界を盛り上げる大事な存在として活躍して欲しいです。
氏名 藤田菜七子
生年月日 1997年08月09日
身長 157センチ 血液型 A型
茨城県出身
所属は美浦 所属厩舎は根本康広厩舎
デビューは2016年3月5日
引用元
https://www.horipro.co.jp/fujitananako/
ホリプロHP 藤田菜七子プロフィール から写真を引用させてもらっています。
引用元
JRA 日本中央競馬会HP 藤田菜七子騎手 から写真を引用させてもらっています。
藤田菜七子騎手のJRAでの通算成績は
騎乗回数は3897回
1着が166回
2着が196回
3着が162回
となっています。
藤田菜七子騎手のJRA重賞での通算成績は38戦1勝です。
2019年カペラステークス (GⅢ)でコパノキッキングに騎乗して初重賞勝利をあげました。
地方重賞でもコパノキッキングに騎乗して東京盃で勝利しています。