『はやく勉強しなさい』と言われると、勉強する気が失せたり、『売って売ってと言われると』売りたくなくなったり、強制されたり、説得されたりするような場面において心理的リアクタンスといわれる反発心などが生まれます。
命令されるとやりたくなくなったり、逆に禁止されるとやりたくなる。
自己効力感が低減させた結果、それを回復させようとする心理的リアクタンスが起こってしまうのが原因と言われます。
何か制限とか限定とかされると興味がわくのは、心理的リアクタンスを上手く利用していると言われます。
限定とか先着とか言われると、買えないとか買えないかもという気持ちが買いたいという気持ちを生みだします。
ファンクラブ限定とか、特別会員限定とか言われると、そこに入りたくなるのもその心理を巧みに利用していると言えます。
Sponsored Link
人が並んでいると興味や関心がわくのは何か損をしたくないからという心理からです。
3人が同じことをしていると、半数以上の人が気になり、同じことをしたくなるといわれ、5人が同じことをしていると9割くらいの人が気になってしまう。
多くの人が気になりはじめるのは3人が同じことをしているときらしいです。5人をこえるとほぼ9割以上の人が興味を示すようになるらしいです。 - ねこぷろ
そしてその人たちと同じ行動をとろうとしてしまうことは、自分だけ損をしたくないという心理からの同調行動によるものだと言われています。
人が並んでまで手に入れたいものや、体験したいことを自分が手にすることができるという優越感に浸りたいという心理も働いて、人より先に並んでまでその優越感を得たいという心理が徹夜で並ぶような心理の中にはあると言われます。
買えないなら買いたい。食べれないなら食べたい。
他の人が並んでまで買いたいなら、買えなかったらどうしよう。
他の人が並んでまで食べたいものなのに、食べれなかったらどうしよう。
他の人が買えないかもしれない、食べれないかもしれないものに、自分は食べれた、買えたというのを満たそうとする気持ちと、満たされたときの優越感を得たいために並んでまで買いたい。並んでまで食べたい。
こういう心理がはたらくのが面白いですね。
Sponsored Link
人気商品・人気店にするなら限定して、数人が並ぶような売り方や仕組みにしてしまえば良いということがわかります。
なので、わざと客席を少なくして行列を作らせることで人気店にさせているような店も意外と多いものです。
出来立てを提供すると言って、列が少しできるまで作り置きなどしないで列の具合をみながら作る量を調整しながら売っているようなお店は商売上手なんだろうなと思います。
数をドンドン売って列がなくなってしまうより、いつも少し列ができている方がまたそれをみて並んでくれるとか、列ができていると興味や関心をひくことが何よりの客寄せと考えているのだと思います。
今日は地元の観光地を歩いてきました。
その中で上手いなと思ったのは、外でゼリーの試食などをさせていたんだけど、そこにも人がいくらかは集まるんだけど、試食のゼリーの皿は、ゴミ箱が店内にあるので、そこに捨ててくださいねと言いながら、観光客に試食のゼリーを配っていました。
普通なら試食したすぐ横にゴミ入れとかおいておくんだろうけど、わざわざ5mほど店の中に入ったところにゴミ箱がおいてあって、またそこにも試食などが置かれてたりしてて、とりあえず店内に人が割に多い状態になっていました。
普通なら少し入りにくい感じの少しせまくみえるようなお店だったけど、試食をもらった人たちはお皿をすてに中に入っていくし、入ったら何かみてる人もいて、お土産とかを買っていく人もちらほらいて、他のお店より人が入っている印象でした。
外からみても、お店の中に人が結構いるから、入ってみようという気持ちにもなると思うし人の心理を上手く使っている商売しているなあと感じました。
街ブラとかしながら、お店を見比べていくと、売り方が上手いお店と、そうでないお店とでは結構違うから観光地の街ブラではいろいろと気づきがあったりします。
Sponsored Link