2023年全日本実業団ハーフマラソン2位(日本人最先着)、昨年のクイーンズ駅伝1区区間賞と同タイムの2位。
山陽女子ロードレースも歴代9位のタイムで走るも惜しくも2位(日本人最先着)。
〝惜しい2番が続いていた𠮷薗栞選手がついにタイトル獲得〟
25年の全日本実業団ハーフマラソンは招待選手として参加した天満屋の𠮷薗栞選手が、都道府県対抗女子駅伝9区で区間賞を獲得し、丸亀ハーフマラソンでも好走していた実力者の岩谷産業の川村楓選手をラストで振り切り、1時間9分45秒で念願の初タイトルとなる全日本実業団ハーフマラソンの優勝を勝ち取りました。
𠮷薗栞選手の調子はクイーンズ駅伝や山陽女子ロードレースほど良くないと言われていましたが、23年の日本人最先着選手として招待選手になっていた𠮷薗栞選手はマラソンの天満屋の次期エース候補の一人として貫禄の走りをみせてくれました。
序盤からしっかり先頭をキープしながら様子を伺いながらレースをすすめます。
前日までの雪で道路にも雪が残っていたり、凍結してる箇所があったり、気温も寒かったり路面などのコンディションも良い状態ではない中で、風も冷たく感じる中、ベストのコンディションや状態でないなかでも力強い走りをみせる𠮷薗栞選手。
戦前の優勝候補たちが予想通り残る実力を出し切った展開になっていきます。
𠮷薗栞選手、川村楓選手、初ハーフの優勝候補兼友良夏選手、山陽女子ロードレースでも好走し招待選手の一人に選ばれた光恒悠里選手の4人が抜け出していきます。
旬の選手が優勝を争う展開は、𠮷薗栞選手、川村楓選手が徐々に引き離していきマッチレースの様相に。
2週連続のハーフに挑戦した川村楓選手が苦しそうになったところを、コンディションの不安を抱えていた𠮷薗栞選手が力強く引き離しにかかるスパートをみせて競技場へ。
そのまま5秒ほど川村楓選手を引き離して優勝のゴールテープを切った𠮷薗栞選手。
前回出場時は日本人最先着の2位でも優勝を逃してしまったので、その悔しさも果たすべく全日本実業団ハーフマラソン優勝のタイトルを獲得した𠮷薗栞選手。
2位が続いていた悔しさを晴らすタイトル獲得は今後の飛躍に繋がる初タイトルとなりました。
𠮷薗栞選手は大阪国際女子マラソンでもペースメーカーとつとめるなどハーフまでは安定した力を示しています。
レースもしっかり走り続けていて、その走りは天満屋の選手には少ないタイプのスピード感がある切れ味をもったスパートも身につけた選手です。
天満屋OGの小原怜選手以来のスピードタイプの切れ味あるラストを持っている選手です。
これだけ走れるのに天満屋3年目でまだマラソンを走っていないというのは不思議なくらいです。
大学生のころより天満屋に入ってかなり力をつけている選手なのは証明していますし、ここ最近の走りで切れ味あるスパートを持っているのは最近の天満屋にないタイプの選手かもしれません。
そんな実力者になった𠮷薗栞選手ですが、非常に謙虚で向上心の高さや努力などは𠮷薗栞選手の魅力や強さに繋がっているように思えます。
天満屋に少ないタイプのニュータイプの選手のようにも思える𠮷薗栞選手の今後のマラソン挑戦などにも期待がかかります。
マラソンの天満屋ですし、実績やキャリアや積んでいる練習をみれば間違いなくマラソンでも活躍できる逸材になっています。
天満屋のチーム内でも高いレベルでマラソンの層が厚いので、𠮷薗栞選手でも次世代エースとは言えないくらいチーム内で高いレベルで伸びている選手が多いですし、走れる選手たちに囲まれています。
今後入ってくる今春のルーキーも今後活躍が期待されるような選手たちと噂なので、そんななかでも新エース候補と内外に認識される走りを連発する𠮷薗栞選手の躍進を応援していきたいと思います。
オフィシャルデータ プロフィール
画像など引用させていただきました
<第53回 #全日本実業団ハーフマラソン >
— 日本実業団陸上競技連合 (@JITA_since1957) 2025年2月9日
【女子ハーフマラソン】
優勝🥇
吉薗栞(天満屋)1時間09分45秒
⬇️リザルトページhttps://t.co/mEwtX7taf8#実業団連合 pic.twitter.com/l29m6Vrhrg
1/26(日)
— 天満屋応援中 (@Tenmaya42195) 2025年1月29日
第44回 #大阪国際女子マラソン
ペースメーカー#𠮷薗栞 選手
初めての大役でしたが、安定感のある走りが光っていました✨
選手たちの力を引き出す最高のペースメイクでした🏃♀️
𠮷薗選手のマラソンデビューも楽しみにしてます😄#天満屋陸上部 pic.twitter.com/c7FFgSg6Aa
#全日本実業団ハーフ
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) 2025年2月9日
女子
🥇吉薗栞(天満屋)1.09.45
🥈川村楓(岩谷産業)1.09.50
🥉兼友良夏(三井住友海上)1.10.20 pic.twitter.com/RLL3wAs4bH
「今の全力を出し切ろうと思って走れた」全日本実業団ハーフマラソン女子で天満屋の吉薗栞選手が優勝【岡山】(RSK山陽放送)#Yahooニュースhttps://t.co/6nZKYTNKB6
— 寺田的陸上競技WEB (@rikujouterada) 2025年2月10日
引用元
X(旧Twitter)より写真を引用させてもらっています。
引用元
https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html
天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。
引用元
日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations
JAAF 日本陸上競技連盟公式サイト HPから写真を引用させてもらっています。
名前
𠮷薗 栞
生年月日 1999年 6月 2日
身長 153cm
出身地(都道府県) 宮崎県
出身校 (最終) 立命館大学卒
所属
天満屋女子陸上競技部
主な駅伝などでの結果など
24年 クイーンズ駅伝 1区 区間2位(区間1位と同タイム)
23年 山陽女子ロードレース 10キロ 7位
23年 プリンセス駅伝 5区 区間14位
23年 都道府県対抗女子駅伝 5区 区間6位
22年 クイーンズ駅伝 2区 区間19位
22年 プリンセス駅伝 4区 区間11位
主なハーフ・フルマラソン結果
25年 全日本実業団ハーフマラソン 1時間9分45秒 優勝
24年 山陽女子ロードレース ハーフ 1時間8分21秒(日本歴代9位に相当)
23年 全日本実業団ハーフマラソン 1時間10分48秒 2位