ニッチとは「隙間」を意味する言葉ですが、ニッチなビジネスとは「大手が狙わないような小規模で見逃されやすい事業領域」のことを言います。
いわゆるスキマ産業ですからターゲットとなる顧客の数は極めて限定的であり、大きな売上は見込めません。
ただ、確実に需要があるため、その隙間を狙ってビジネスを行う場合があります。
隙間が生まれる理由は、一定の需要がある分野には、必ず大企業が資本を投下して事業展開しているものですが、効率や需要のあるなしで言えば、多くの需要をとりにいくと一番大多数が取れる部分を狙った事業展開を行うはずですし、商品やサービスの質も大企業として見合ったものを標準としないといけなくなるために、細かなニーズまで取り込んでいくことはコスト面を高くすることに繋がっていくので、そこまで対応させないようにしていると思います。
そうして切り離されたり、見落とされた部分でも中小などの企業ならば大企業ほどのコストがかからなかったり、その事業に集中して投下していくことでコストも少なく済むため、利益をあげることができる可能性があります。
新しいビジネスの多くが、こうした隙間からの参入だったりします。
他が参入していない分野を狙って事業を展開するため、ニッチビジネスが生まれるのです。
誰も参入してなかったビジネスだったり、参入者はいたけど、ビジネスとして成功してない部分だったりするので、ライバルがいない状態だから、新たな参入でも、顧客やニーズを掘り起こすことができて、囲い込みをすることができれば、そこの分野で先駆者になることも可能になります。
そして、もともとあったニーズだけでなく、掘り起こしによって新たなニーズの掘り起こしや、認知度の拡大などによって、大きなビジネスにもつなげていける可能性すらあります。
資金力や人が少なくとも、事業として成り立つ可能性があるので、参入も容易で成功事例も多かったりするので、ニッチな分野からはじめるのが、全く新しいものとは違いはじめやすいのも、リスクが比較的低いのもあります。
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当然ニッチな分野ゆえに、一定のニーズはあっても、事業として成り立たないくらいのニーズしかそこにはなかったとかの場合もありますし、逆にニーズが確認され、それを嗅ぎつけた他の事業者などの参入によって、隙間産業が隙間ではなくなるという可能性も出てきます。
いわゆるブルーオーシャン(ライバルのいない未開拓)であった海が、レッドオーシャン(競争が激しい生存競争)の海に変わってしまうことも多々あります。
ブルーの海はそこにチャンスがあると思えば、レッドに変わるものだからです。
なので、ブルーオーシャンのうちにいかに早くそこで絶対的な存在になれるかが大事で、他の参入者が入ってこれないような障壁なり、絶対的な存在にたどり着けば(ブラックオーシャンにしてしまえれば)完全に先駆者が独占できる市場にもなりえます。
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ブログなどでもそうですが、多くの先駆者や猛者がいる中でどんなにSEOを頑張っても、牙城を崩すことなどはかなり大変なことだと思います。
できる人はそんなことはないんだと思いますが、ゆるくマイペースでやっている自分のような書き手からすれば、猛者とかがいる部分で存在感を出そうと思っても難しいかなと感じます。
なので、自分が好きなことでニッチな存在感を出せたら、狭い範囲かもしれませんが、一定の需要で検索してもらえるのではないかと思っています。
トキメキをどう提供していくかを意識すれば商売(ビジネス)は成功する - ねこぷろ
自分の好きなことで、それなりの熱量を持ってブログやツィッターなどで発信していけたら幸いです。
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