昔は断ることとか苦手でした。
人付き合いとかで仲良くしていこうという気持ちがあると、なかなか断りづらいものです。
人間関係を大事にしたいという気持ちがあればなおさら。
もし断って心象を悪くしたらどうしようと考えたりすると、自分が忙しかったり用事があったりしても断りにくくなったり、気持ち的にもうかえりたいとか、プライベートでゆっくりしたいとか思っていても、まあ特に用事がないんだしとか思って、乗り気ではないのに引き受けたりしやすいものです。
でもいつでも断ることをしないから頼んだら手伝ってくれるとか、都合の良いように扱われたり、ある意味軽くみられるとかも嫌っていう気持ちもあり、断るべきか、でも付き合いを大事にすべきかなどと悩んだりするのも人間だと思います。
断りづらいけど、断ることもしないといけない。
そんなときに断ることも上手くなる必要があると感じます。
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同僚や上司や友達などに
『明日の○○で使う△△の準備を手伝って』
と声をかけられたらどうでしょう。
そういうときに
『今日は用事があって手伝えません』
と断ってから
『17時の定時までならいいですよ』とか
『今日は無理ですが明日ならお手伝いできるのですが』みたいに
条件をつけて返事をする方法があります。
こういうのを条件付き賛成話法と呼びます。
こういう言い方をされると、定時までなら手伝ってくれるけどそれ以降は無理。
今日じゃなければ手伝えるのですがと、相手のお願いもうけいれつつも、手伝う気持ちはあるけど、実際はずっとは無理とか、今日は都合が無理という風に、自分の提示した条件で断ることが結果できるようになる手法です。
それと言い方の順序を変えた、イエス・バット法があるのですが、イエス・バット法はまずは肯定して、参加の意思を伝えた後に、断りの条件を伝えます。
『手伝いますよ。17時の定時までなら』とか『手伝いますよ、でも明日じゃあダメですか』ととりあえずまず肯定的な返事をかえしてからなので、こっちの方が良い心象を相手に与えることができるようです。
なので営業マンなどが使うトーク術は、イエス・バット法が多いです。
良い人とみられたい気持ちと、相手に振り回されないように自分の考えや自己主張も出せるように、心象が悪くならない断り方なども社会生活において必要なことかもしれません。
断るっていうのはいろんな心理がお互いに働くものなので、ある程度こういうときにはこういう対処の方法がいいかもというのは準備しておくことも大事かもしれません。
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