身近にも部下の失敗を罵倒する人がいる。
自分からみれば別部署で上司でも部下でもないが、上司という立場をあからさまにだしたがる人がいる。
そういう人は何人かみてきたが、権威に価値を重きをおく人で、客観的にみれば自分に自信がないから、権威に対して盲目的に価値を見出してしまうんだろうなと感じています。
いわゆる権威主義な人ですね。
つまりほんとの自信がないからか、権威に価値をおいてそれが絶対みたいに思う人がたまにいます。
上の人には媚びるが、下の者に対してあからさまに横柄な態度で自分の権威を示したがります。そして部下の失敗を庇うとか激励するとかではなく、とことん罵倒したり、ボロカスを言っているのを見かけます。
まわりの人からみても気持ち良いとは思えません。
そして自分の武勇伝的なのが好きなのもこのタイプですね。
過去にこのタイプの人に何度か出会ったことがありますが、部下からは嫌われていて、まわりからも煙たがられていることが多いです。
ただ本人は全くわかってないで、毎度毎度同じようなことを繰り返してしまっています。
こういう肩書き大好きで、その肩書きに対して異様に執着を持つようなタイプの人は、ほんと部下の失敗を罵倒したり、俺はすごいんだ的なエピソードが大好きですね。
自分より下の立場の人に対して、異様に俺が上司だという心理が働いているのがわかります。
このように立場や肩書きが自信がない人を上司として演じさせてしまうのはあるあるだと言えます。
本人に自信がないから立場や肩書きに執着するのがわかります。
そして肩書きや立場というものがナルシズム傾向を高めてしまい、そういう人ほど、自分の優秀さを周囲にアピールせずにはいられない性格になりやすいようです。
これが心理学上ではあるあるなのです。
本人の中では無意識であるから、残念なことになかなかわからないものです。
罵倒しても、部下を萎縮させるだけになることが多く、教育効果はないのですが、それが自分の自信のなさから、権威を武器に大きくなれる場面では必要以上に上司を演じてしまう。
本人は演じていてそれが無意識にそれが正解と判断しているので、気づくことなく何度もその失敗を演じてしまうので、客観的にみると残念な人だなくらいしか思えなくなってしまいます。
人は生まれながらにもった性格であるキャラクターと環境によって変化していく性格であるパーソナリティーがあります。
どちらもその人の性格ですが、権威などは社会に適した性格を演出するパーソナリティーの部分であって、その人の性格ではありますが、生きていくうちに身に付いたパーソナリティーであって、その人のまわりの環境が作り出したものだと言えます。
変わりゆく性格の部分ではありますが、本人にとって権威主義で盲目になっており、それが正義と勘違いしているのでなかなか治らない性格の一つかもしれません。
本人はできるひとと思っていますが、まわりからみればできない人の部類に扱われてしまうようです。
まわりにもそんな人結構いるんじゃないでしょうか?
心理学的にはあるあるだからいてもおかしくないものです。