今日9月の第1週の日曜日の午前中が3歳未勝利戦の最後の番組になります。
JRAの競走馬は基本的に3歳未勝利戦のクリアしなければJRAでの出走が困難になります。
でれるレースがなくなってしまうということは、引退するか、地方競馬に籍を移すしかなくなるわけです。
競走馬にとっても、馬主にとっても、調教師や厩務員の方など関係者にとっても今後をうらなう通過させなければならない関門が、初勝利ということになります。
でれるレースが減ってくるとエントリーするのも難しくなるので、未勝利戦の番組が終わりに近づくほど出たレースでも順位が問われます。
勝てそうな馬から優先してレースにエントリーされていくので、成績が良くないと選んでレースに出れなくなるわけです。
除外されたりして、ドンドン悪循環にもなります。
夏競馬の3歳未勝利戦というのは競走馬生活においてこえなければならない大きな山です。
そんな3歳未勝利戦が本日最終日を迎えました。
本日は札幌4レースでは3年目の古川奈穂騎手がグランツベリー号で勝利をあげました。
積極的に先頭を奪ってそのまま逃げ切りました。
古川奈穂騎手は今年の17勝目。通算34勝目をあげました。
新潟の4レースでは2年目の水沼元輝騎手が単勝328.1倍の最低人気18番人気のケイツークローン号で先頭を主張し、最後まで必死に粘って見事逃げ切り勝ちをおさめました。
水沼元輝騎手にとって今年7勝目。通算で8勝目の勝利となりました。
まだまだ騎乗回数も多いとは言えませんし、馬質もまだまだ厳しいのは間違いないですが、人気薄で未勝利馬を勝利に導くとまた評価が少し変わってくるかもしれませんね。
馬質などに関わらず結果が問われるのが騎手の職業なので、結果をつなげていってもらいたいものですね。