大谷翔平選手と専属通訳をつとめてきた水原一平さんとの関係が終わってしまいました。
水原一平さんが行った言動が大谷翔平選手との信頼関係を壊す結果になってしまいました。
大谷翔平選手と水原一平さんの関係は、選手と通訳という関係以上に思えて、理想的な関係でチーム大谷を象徴するものだったと思いますが、こえてはいけない一線をこえたということで距離感を間違えてしまったので、その関係が破綻してしまったと言えます。
水原一平さんの個人のことや趣向などについてはとやかくいう必要はないと思います。
結果として裏切る行為になっていったというのは残念なことですが、水原一平さんの大谷翔平選手のために貢献した仕事について、全てを否定する必要はないと考えます。
ただ良い仕事も台無しにしてしまうことが起こってしまったことに問題があったのがもったいないことだと思います。
法というものがある以上、その法に基づいて罪になれば罪を償うしかないので、その方向に進むだけです。
ビジネスライクという言葉があります。
感情をまじえず、物事を事務的に処理するさまをいう言葉ですが、冷たくも感じます。
仕事においての付き合いは、基本ビジネスライクでお互い距離感を保ちながらお互いに良い仕事と報酬を支払う関係であるべきで、私情を挟みすぎない方が良い仕事が続くものです。
ただビジネスは人間関係でもあるので、人としての温かみがある関係も大事です。
良い距離感の中に、人と人とのあたたかい関係を交えて節度ある距離感を保つことが長く良い仕事に繋がるものだと思います。
身近にも感じることですが、大きな企業になればなるほど、ビジネスライクです。
逆に小さな会社になればなるほど人間関係やしがらみがでてきやすいものです。
会社のはじまりなどは個と個であったり、人と人とであったり、小さな関係からはじまることが多いです。
そして規模などが大きくなっていく過程で、しがらみのない関係を選べるかビジネスライクな関係を選べるかが大事で、大きくなっていくところは上手く以降できている印象です。
規模が大きくなるほど、ドライに仕事だけできちんとお互いを評価する関係であることも大事なことと理解できます。
人間関係が仕事においてゆるい関係がマイナスになることもあるというのは理解しておかないといけないかもしれません。
仕事をする上で良好な人間関係は大事で、さらに適切な距離感を保ちながら付き合うことも大事でそのバランスが近すぎても遠すぎても上手くはいかず、近いからといっても全てがゆるされる関係ではないということを理解しておかなければなりません。
多くは選ぶ側に選択権があるのに、選ばれて選択される側が美味しい蜜を吸って、勘違いを起こすことから破綻するのが多いようです。
人と人とで対等であっても、雇う側雇われる側にはビジネスが存在しそこで距離感を間違えれば大きな失敗を引き起こすことがあるのはよくみられることです。
信頼関係はちょっとしたことからでも崩れるもので、多くは慢心から生まれるものだと感じます。
お互いの関係が特別であっても、当たり前ではないということを理解したいですね。
人は裏切られたときに、深く傷つき裏切った相手を恨む気持ちになります。
そのときの悲しさと切なさから、なんらかの回避を学ぶことになります。
ビジネスにおいてプロフェッショナルなほどビジネスライクも意識せざるを得ないし、良い距離感や節度が長く良い関係を築く部分でもあるのかもしれません。
ビジネスを行うものとして相手との距離感や人間関係のバランスというものには意識してお互いにプラスになれるようなビジネス相手として接していきたいなと感じます。