天満屋の前田穂南選手は今月末に行われる大阪国際女子マラソンにエントリーしてきました。招待選手として参加します。
世界陸上の代表でMGCを欠場したダイハツの松田瑞生選手と、積水の佐藤早也伽選手も出場する予定になっていますし、天満屋のチームメートである松下菜摘選手と大東優奈選手も招待選手として出場します。
前田穂南選手は当然パリ五輪を勝ち取るために、歴代日本最高を狙って走ると思います。そのくらいの強い気持ちがないとパリ五輪代表の座はつかむことが難しいでしょう。
前田穂南選手にとって一番の敵は雨だと思っています。
MGCで不本意な成績に終わったのはあきらかに低体温症の症状を発症していたからだと感じます。
前田穂南選手は以前東京マラソンを走ったときにも同じようなことで不本意な走りになったことがあります。
前田穂南選手の走り自体省エネ走法なので、MGCのときにも雨対策で露出を控えるべきでした。結果論ですが雨でおもった以上に身体が冷えてしまって気持ちとはうらはらに身体が動かないという感じでつらいレースになってしまいました。
雨がひどくなければ低体温症までの走りにはならなかったと思いますが、MGCは非常に残念なレースになってしまいました。
大阪は比較的雨になることが少ないので、前田穂南選手にとって走りやすいと思います。
またもしものことを考えると名古屋でも挑戦できるという可能性を含めて大阪にでる方がチャンスがあるかもしれません。
大阪国際女子マラソンは新谷選手がペースメーカーをつとめるので、日本記録ペースで引っ張ってくれることは間違いないでしょう。
また松田瑞生選手が走るので、間違いなくハイペースで刻んでくれると思います。
そこにつくであろう佐藤早也伽選手とともに前田穂南選手は積極的に走ってくれると思います。
松田瑞生選手と前田穂南選手がでる時点で日本最高への挑戦でひくことなく勝負にいってくれるので好記録が生まれる条件が揃っています。
つまり大阪国際女子マラソンでまず大きな山が動くと思っています。
新谷選手が引っ張るペースに松田瑞生選手・前田穂南選手・佐藤早也伽選手はついていくはずなので30キロまではしっかり競り合って数人でラスト10キロを迎えてもらいたいなあと期待しています。
マラソンはメンタルが大きく影響するので、前田穂南選手の強いメンタルでパリへの切符をつかみとってもらいたいと応援しています。
オフィシャルデータ プロフィール
画像など引用させていただきました
引用元
https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html
天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。
名前
前田 穂南
生年月日 1996年 7月 17日
身長 166cm
出身校 (最終) 大阪薫英女学院高校卒業
所属
天満屋女子陸上競技部
主なハーフ・フルマラソン結果
23年 第2回マラソングランドチャンピオンシップ 7位 2時間27分02秒
23年 函館マラソン2023 ハーフ 1時間12分32秒 6位
23年 名古屋ウィメンズマラソン2023 3位 2時間22分32秒 (マラソン自己新記録)
22年 函館マラソン2022 ハーフ 優勝 1時間8分28秒(ハーフ自己新記録)
22年 仙台国際ハーフマラソン大会2022 優勝 1時間9分08秒
21年 東京2020オリンピック女子マラソン 33位 2時間35分28秒
21年 札幌チャレンジハーフマラソン 5位 1時間10分50秒
21年 大阪国際女子マラソン大会 2位 2時間23分30秒
20年 青梅マラソン2020 30キロ 優勝 1時間38分35秒 日本新記録
19年 山陽女子ロードレース大会 2位 1時間9分08秒
19年 マラソングランドチャンピオンシップ東京2020オリンピック日本代表選考競技会 優勝 2時間25分15秒 東京オリンピック代表内定
19年 函館マラソン ハーフ 3位
19年 東京マラソン2019 12位
18年 山陽女子ロードレース大会 優勝 1時間9分12秒
18年 ベルリンマラソン2018 7位
18年 世界ハーフマラソン選手権大会 35位
17年 北海道マラソン2017 優勝 2時間28分48秒
17年 大阪国際女子マラソン大会 12位 2時間32分19秒