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19歳の天満屋ルーキー・西村美月(にしむらみづき・千原台高校卒)が初ハーフの全日本実業団ハーフマラソンで積極的にレースを進め、1時間10分22秒で2位と躍動。マラソンデビューもみえる快走。

 

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千原台高校を卒業した19歳の新卒ルーキーが全日本実業団ハーフマラソンでも躍動しました。

18歳でプリンセス駅伝の6区でいきなり区間賞をとったときにもインパクトがありましたが、全日本実業団ハーフマラソンはマラソンなどを狙う中長距離のトップ選手へと羽ばたいていく選手たちが出場してくる実業団の中でもレベルの高い大会です。

 

昨年も天満屋の1年目のルーキーだった𠮷薗栞選手が日本人1位の2位でゴールしましたが、𠮷薗栞選手は立命館大学卒業のルーキーだったので前田穂南選手らに続く天満屋期待の若手とマラソンが近づいたと楽しみになりましたが、西村美月選手は千原台高校からマラソンでの活躍を目指して天満屋に入ってきたばかりの高校卒業ルーキー。

 

今回の全日本実業団ハーフマラソンに𠮷薗栞選手・立迫志穂選手・西村美月選手の3人と、10キロで片岡碧巴葉選手をエントリーしてきていましたが、この4選手は1年目・2年目の選手で天満屋の次世代を担う選手たち。エース候補になってもらわないといけない選手たちでもあります。

昨年2位の招待選手の𠮷薗栞選手が出場できなかったのは残念でしたが、立迫志穂選手・西村美月選手はハーフに出場し、序盤から先頭集団の先頭を走り、積極的なレースを展開していました。

立迫志穂選手・西村美月選手ともに10キロや折り返しまでは余裕を持ってついている感じでした。

ペースがやや遅いと感じたのか集団を縦長にするきっかけは西村美月選手が徐々に前に出て行った流れからでした。

そのペースアップに立迫志穂選手がついていけれなく後方に、西村美月選手の抜け出しに反応した優勝候補にもあげられていた樺沢和佳奈選手(三井住友海上)と唐沢ゆり選手(九電工)が簡単に抜け出しをゆるしてくれません。

 

 

それでも西村美月選手は積極的に仕掛けて、逃げようと先頭を引っ張ります。

唐沢ゆり選手(九電工)は少し離れていって、西村美月選手と樺沢和佳奈選手の一騎打ちの様相になっていきました。

西村美月選手が終始先頭を走りますが、中学時代から有名選手の樺沢和佳奈選手がしっかりついてきて並びかけようとして、それを西村美月選手も前に出さまいと抵抗します。

 

20キロを並んでこえて、オリンピックの5000m代表も狙おうとしている樺沢和佳奈選手の方にラストは分があるかのように、徐々に西村美月選手の方が厳しくなりはじめました。

樺沢和佳奈選手が前に出て、それを必死で追いますが、スピードの差が出て、20mほど差をつけられてトラックに入ってきました。

食い下がろうとした西村美月選手をスパートで突き放すかたちで40mほど差をつけて樺沢和佳奈選手が先頭でゴールしました。

 

西村美月選手も初ハーフの全日本実業団ハーフマラソンで積極的にレースを進め、樺沢和佳奈選手に9秒差の1時間10分22秒で2位と躍動しました。

 

プリンセス駅伝で駅伝デビューでいきなりの6区区間賞もすごかったですが、実業団ハーフマラソンでの2位は初ハーフで十分インパクトある走りでした。

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11月のクイーンズ駅伝にも駅伝メンバーとして出場し、12月の山陽女子ロードレースで10キロ。

1月の都道府県対抗女子駅伝では岡山チームの1区のランナーとして走り、初ハーフでも印象に残る走りで、着実に強くなっているのがすごく魅力的です。

 

身長は高いわけではないし、ストライドが大きいわけでもないけど、ロスの少ない省エネ走法は明らかにマラソン仕様で鍛え上げられているし、距離を積む練習やメニューがしっかりこなせているからこそいきなりでもこのレベルの高さで走れたとも思います。

 

マラソンに向けて着々と準備ができているのがわかります。

出場できなかった2年目の𠮷薗栞選手や今回13位だった2年目の立迫志穂選手も着々とマラソンに向けて整っていると思います。

同期の片岡碧巴葉選手もこのあとを追う流れだと思いますし、前田穂南選手をはじめ、先輩方のランナーはどの選手もマラソンなどで結果を残してきています。

 

そんなマラソンの名門・天満屋に西村美月選手という新たなヒロインが生まれるかもしれません。

 

期待のルーキーが今後どう飛躍していくのか注目したいと思います。

千原台高校から天満屋を選んでマラソンに挑戦するという想いの強さが出ているので、それを走りに繋げてもらえればさらなる活躍が期待できそうですね。

応援していきたいと思います。

 

強気のレースをしての全日本実業団ハーフマラソンでの2位は価値があるものでした。

今後楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

オフィシャルデータ  プロフィール

 画像など引用させていただきました

 

引用元  

https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html

天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。

 

 

 

引用元  

https://www.jaaf.or.jp/

日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations

 JAAF  日本陸上競技連盟公式サイト  HPから写真を引用させてもらっています。

 

 

名前

西村 美月

 

生年月日       2004年 12月 3日

身長         155cm

出身地(都道府県)  熊本県

出身校 (最終)   千原台高校卒

 

所属

天満屋女子陸上競技部

駅伝などでの記録(抜粋)

23年 プリンセス駅伝2023 6区区間賞獲得 (駅伝デビュー戦)

 

主なハーフ・フルマラソン結果

 

24年 全日本実業団ハーフマラソン 1時間10分22秒  2位

 

 

 

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