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まとめ。原価率・販売管理費率・ROIC(投下資本利益率)目安

 

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経常利益とは

経常利益とは

会社が経常的な営業活動や財務活動を行った場合に得られる利益のことです。

<限界利益-固定費=経常利益>で導かれます。

経常利益が大きければ大きいほど会社は儲かっています。

 

「増収増益」とか「増収減益」といいますが

この「収」は売上高

この「益」は経常利益

を指しています。

 

増収、つまり売上増加は商品が多くのお客様の役に立つということのあらわれで

 

一方、利益は「値が通ること」です。

つまり、利益を出すために設定した価格が

お客様に受け入れられれば「値が通って」利益としてあがってくるわけです。

そういう状況だと増益となります。

 

他の会社との競争で値下げするのは

「値が通らない」状況で減益となります。

 

増収増益

売上も利益もあがる、すばらしい状況


減収増益

売上は増加しなかったが、変動費と固定費の削減に成功した


増収減益

売上は増加したが、

「値が通らず」利益がでなかったか

もしくは変動費・固定費が増加した


減収減益

売上も利益も減少し、改善が必要

 

 原価率とは

 

原価率とは、

売り上げに対する原価の比率です。 より詳しくいえば、販売した商品の売り上げについて、作るためにかかった材料費の合計が占めている数値のことを指しています。 この原価率を求める式は原価率=売り上げの原価÷売上高×100です

 

売上原価とは

商品を仕入れるとき、もしくは製造するときにかかる費用のことです。

<売上高-売上原価=売上総利益>であり、

 

売上原価が小さければ小さいほど

会社の儲けは大きくなります。

 

なので

原価率は低いほど良いと言えます

 

 

 

 販売管理費率とは

販売管理費率とは、

売上高に対する販売費及び一般管理費の割合のことで、

企業のコスト体質を把握するための指標です。

販売管理費率は、

営業経費率とも言われます。

 

販管費とは

販管費とは

企業の販売や一般管理活動に伴って発生する費用です。

販管費は大きく3つに分類できます。

一つは販売手数料など売上高に比例して発生するもの(変動費)、

もう一つは賃借料や減価償却費など売上高とは関係なく発生するもの(固定費)、

そして最後の一つは広告宣伝費など営業政策によって予算が決められるもの(政策費)です。

販管費の大部分は固定費になります。

 

販売及び一般管理業務に従事する役員・従業員の給料・賃金・手当・賞与、福利厚生費及び一般管理部門関係の交際費、旅費、交通費、通信費、光熱費、消耗品費、販売手数料、荷造費、運搬費、広告宣伝費、見本費、保管費、納入試験費、租税公課、減価償却費、修繕費、保険料、不動産賃貸料など。

 

なので

販売管理費率は低ければ低いほどよく

競合他社との競争力があると言えます。

 

目安 

証券業・その他の製造業は80%ほど

小売業 30%台後半

その他サービス業 その他サービス業 旅館業 化学工業 通信業 ガス業 精密機械器具製造業などが30%前後で

食料品製造業・出版,印刷,同関連産業・農業・繊維工業などと20%台と続いていく感じです

 

 

 

 

ROIC(投下資本利益率)

ROIC(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、

税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標です。

この指標により、

事業活動のために投じた資金(投下資本)を使って、

企業がどれだけ効率的に利益に結びつけているかを知ることができます。

 

 

ROIC = 営業利益 ÷投下資本(有利子負債+株主資本)

であるため株主資本比率を変えても分母を変えれませんし、

事業負債を除いた純粋な投下資本で計算できているので

資本提供者側にとっての適切なリターンになっています。

 

目安は

10%前後

15%あると魅力的

20%以上あると優秀

とも言えると思います

 

 

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