プリンセス駅伝2023、先週のMGCに4人が出場し、MGCの権利を持っていて疲労骨折で出場できなかった渡邊桃子選手も欠いて、どういうメンバーでプリンセス駅伝に臨んでくるのか注目された天満屋ですが、フレッシュな顔ぶれで臨むこととなりました。
そんな中でも5位でプリンセス駅伝を終えた天満屋の底力をみれたのは良かったです。
フレッシュなメンバーで臨んで、若手や新人の選手にとってはチャンスでした。
層が厚い天満屋ですがここ数年はケガや調整に苦しんでおり、ここ数年はギリギリのメンバーで駅伝に臨むことが多かったわけですが、今年も結果ギリギリでした。
先週フルマラソンを走った松下菜摘選手が4区に投入されるということで、小原選手や干飯選手の状態から見送らざるを得なかったのでしょう。
序盤で後手を踏んだ天満屋でしたが、エース区間で立迫選手が前を追って立て直し、松下選手がインターナショナル区間で懸命に走って、吉薗選手に繋ぎました。5区吉薗選手の力からすれば想定よりも調子が出てない感じで不本意だったと感じる走りでした。
そんな中ルーキーの西村美月選手が10位でもらったタスキをゴールへ5番目に運んできました。5人抜きの快走です。
6区6.695キロを21分31秒で走り、区間賞を獲得しました。
プリンセス駅伝の6区区間賞といえば、2年前の渡邉桃子選手を思い出します。
渡邉選手もルーキーイヤーの天満屋での駅伝デビュー戦でした。
西村美月選手はそれを彷彿させるような素晴らしい走りをしてくれたと思います。
まだ高卒ルーキーです。
ルーキーでメジャーな大会での区間賞ってなかなかできないレベルです。
西村美月選手は、高校駅伝でも名門な千原台高校からの新人ルーキーです。
昨年まで千原台高校のエースとして駅伝を走っていた選手です。
九州の高校はレベルが高いというのは知られています。
そんなレベルの高い九州勢の中でも千原台高校も強豪校のひとつと言われる学校です。
西村美月選手はトラックシーズンではコンスタントに走ってきていましたが、高校までのらしさがまだ出てない感じがしてました。
順調に天満屋のメニューをこなしていたんだろうなとしかわからなかったですが、実業団での初の駅伝、メジャーなレースで力が発揮できて駅伝力やロードの力が出せたのが素晴らしいです。
西村美月選手が走った6区にも実力者が多く出ていました。
ルートインホテルズの三原選手などは6区区間3位でしたが注目選手の一人だと思っていました。
西村美月選手の走りをみると天満屋の選手として大成していく選手の雰囲気がありそうです。
トラックよりロード・駅伝で力を発揮するのが天満屋の選手たちです。
西村美月選手は将来マラソンを目標にしているので、あと2年以内にチャレンジするくらいまで成長するんじゃないかと期待が持てます。
今の時代実力がつけばドンドンチャレンジしてもいいと思っています。
3区を走った立迫志穂選手や5区を走った吉薗栞選手なども間違いなく近いうちにマラソンデビューする逸材です。
天満屋の選手を長年みてきているとどの選手がどのくらいの段階でハーフそしてマラソンへとデビューし、そこからどのくらいで日本代表クラスになっていくのかが想像できます。
西村美月選手にもその片鱗を感じることができたので楽しみだと思っています。
同期の新卒ルーキー片岡碧巴葉選手なども頑張っていますし、切磋琢磨して多くの日本代表クラスの選手を輩出してきた天満屋の新たなエース候補として活躍してもらいたいなと思っています。
オフィシャルデータ プロフィール
画像など引用させていただきました
引用元
https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html
天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。
引用元
日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations
JAAF 日本陸上競技連盟公式サイト HPから写真を引用させてもらっています。
名前
西村 美月
生年月日 2004年 12月 3日
身長 155cm
出身地(都道府県) 熊本県
出身校 (最終) 千原台高校卒
所属
天満屋女子陸上競技部
駅伝などでの記録(抜粋)
23年 プリンセス駅伝2023 6区区間賞獲得 (駅伝デビュー戦)
主なハーフ・フルマラソン結果