皐月賞馬とダービー馬が久しぶりに対決する菊花賞は未勝利から4連勝で初重賞となったドゥレッツァが5連勝で菊花賞を制しました。
2着にはダービー馬のタスティエーラ
3着には皐月賞馬のソールオリエンスが入って実力通りの決着となった感じでした。
タスティエーラは皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着。
ソールオリエンスは皐月賞1着、ダービー2着、菊花賞3着。
その実力からはかり知るとドゥレッツァが2着のタスティエーラ3馬身半つけた力関係から3歳牡馬では世代最強に躍り出たイメージですね。
ドゥラメンテ産駒ということで、リバティアイランドとも比較されるようになるんじゃないかなとイメージします。
ドゥラメンテ産駒の大物になりそうな雰囲気がありますね。
ただ今回の菊花賞はタスティエーラやソールオリエンスからは比較的マークが薄かった部分や、後ろに構えた2頭に対して、ドゥレッツァは積極的な先行策で道中先頭にも出ています。
ドゥレッツァがあがり最速であがっているので強いのは間違いないですが、何よりも上手かったのがやはりルメール騎手ですね。
何が上手いかといえば、馬と喧嘩しない競馬をさせているところです。
スタートでそんなに脚がつかなかったドゥレッツァでしたが、馬自身がいく気になったとき、馬なりで先頭に出ています。
上手い騎手や勝っている騎手でも、自分がしたいレースをする騎手は多いですが、ルメール騎手は馬を気分良く走らせるのが上手いと思っています。
折り合いを意識しながらも、馬の気分を大事に乗っている騎手だと思っています。
ほんとに上手い騎手は馬を気分良く走らせながらコントロールします。
それができているのがルメール騎手ですね。
だから勝てる騎手ですし、信頼できる騎手として人気にもなっていると思います。
個人的には上手い騎手というのは馬が走る気になるのを損ねないように気分良く走らせて能力を出させる騎手が上手いと思っています。
たしかに追うのが上手い騎手や最後のひと伸びまで追える騎手なども素晴らしいですが、折り合いとかポジショニングっていうことで言えば馬と喧嘩せずに馬の気分を損ねないように誘導するという技術です。
あとは馬にとっては騎手もおもりみたいなものなので、どれだけ邪魔をしないで騎乗できているかというのもあります。
今回の菊花賞は、馬の実力差以上に、騎手の上手さが光ったそんなレースをみた気がします。
画像など引用させていただきました
ドゥレッツァ [牡3・青鹿毛] 6戦5勝
父:ドゥラメンテ
母:モアザンセイクリッド
引用元
JRA 日本中央競馬会 HPから写真を引用させてもらっています。