親が『迷惑かける気はない』というのはあるあるでしょう。
気持ちでは当然迷惑かけるつもりなどないのは伝わっていますが、親の家計が破綻するようなことがあれば、子供としてほっておくこともできなくなるでしょう。
自分たちの老後を考える上で、親だったり子供だったりの援助などをする必要が増えて老後の生活設計というのが崩れるケースはあるあるだと思います。
高齢者が抱える3K問題は、『金・健康・孤独』の3Kです。
親にしても子供にしてもなかなかこういう類の話というのは家族間で話せている人ばかりではないと感じます。
夫婦間のことでもなかなか将来の話というものはできて家庭ばかりとは思えないので、親のことなどはなおさらでしょう。
大事な話なはずですが、なかなか真剣に話すことができない内容なので家計を上手く見抜いたりその上でなんらかの改善策や解決策を施していきたいものです。
親がきちんと家計簿をつけているような家庭ならば大丈夫かもしれませんが、それすらしてないような家庭だと危機感を持った方が良さそうです。
収支バランスが把握できてないことが家計破綻に繋がります。
食べ物などや若いころの生活習慣や生活水準というものの感覚はなかなか変えるものは難しくなります。
遊びや趣味というものも老後には大事ですが、メリハリを持ってしっかりとした金銭感覚がなければ老後の家計を破綻させてしまう危険性が高いかもしれません。
また自分が将来的に老後を迎える上で、どういう趣味を持つかというのは大事なことですし、収支バランスをしっかり把握した上でどう楽しんで生きるかというのもテーマになっていくと思います。
その上でメリハリを持った生活習慣だったり、いくら収入が入ってきて、何にいくら支出しているというのをきちんと理解した上で、生きている間それが破綻しないバランスを常に理解しながら、楽しみながら生きていくことを考えねばなりません。
高齢者になれば健康に対しての意識も若いころよりあがるものです。
健康に良いからと必要以上に健康に対してお金をつかいがちになりやすく、病院にいくことで安心と寂しさを紛らわすのが多くなるのも高齢者の特徴かもしれません。
健康については、サプリや薬やハリやマッサージなどや病院など安易で楽なものに頼りがちになりやすいですが、軽めの運動という習慣を身に付けることが一番の健康に繋がるものなので、健康に関しては、無理のない運動を習慣化させておくというのが一番の健康に近づくのかもしれません。
終活を含めて、身の回りのものは断捨離をおこないながらスッキリと身軽にしていく必要があります。
モノが多いとそれを把握することも難しくなります。
モノが少ないほどきちんと把握しやすいのは当然です。
モノが多いと片付けも大変ですが、少ないと片付けも楽で把握もしやすいし、スッキリして気持ち良いものです。
モノに囲まれて生活してくれば、モノがあることで安心のような気持ちになりやすいです。なんでもすぐ身の回りにあることに安心感を覚えてしまう人もいるようです。
実際にモノが多いほど無駄なものを買っている場合が多かったり、同じものを何度も買ってしまったり、必要のないものも必要になるかもとか便利だからと買い揃えてしまうこともあるあるだと思います。
高齢者になったときにモノに囲まれて生活していると転倒などのケガにも繋がったり、衛生的にも良くないし、モノの管理や把握などもできてないことも多くなります。
とくに食べ物なども賞味期限などが過ぎてしまっていたりとか、部屋が片付いていないために準備に時間かかってしまったりとか、準備や片付けにイライラしてしまったりとかデメリットの方が多いものです。
いつどうなるかわからないからこそ、残された人たちに迷惑にならないように終活を進めていかなければなりません。
親の身の回りにモノがあふれている場合は、無駄遣いも含めて家計が破綻する可能性があるのではないかと注意した方が良いですね。
また高齢者になればなるほど、足腰は弱くなっていくものなので、必要最低限のモノだけあるようにして、モノが少なくスッキリした環境で生活できるように周りが導いてあげる必要があるので、親が身体や頭がしっかりしているうちに一緒に断捨離をはじめてあげることが重要になっていくと思います。
結果としてそういうコミュニケーションなども親の寂しさなどを埋めることにも繋がりますし、健康やお金についての改善にも繋がっていくのではないでしょうか。