トマトって夏野菜の定番ですね。
トマトを毎年同じ場所で栽培していると萎ちょう病などの土壌障害が発生してトマトの発育が悪くなります。
それを防ぐのに良いとされているのがニラです。
ニラの根に拮抗菌が繁殖しているのでこの菌がトマトの病原菌を防いでくれるからです。
ニラを別の場所に植えてある程度育て20センチ程度まで成長させておくことが良いとされます。
そのニラを根をあまり切らないようにほりあげます。
トマトはホームセンターなどで苗を買ってくるとかいう場合が多いと思いますので、その苗を定植するときに苗のポットよりも少し深めに穴をほります。
その穴にほりあげたニラをトマトをかこうように根を広げながら、ポットの苗を定植するまわりにニラを配置します。
ポットからだしたトマトをニラの根の上におくような感じで定植します。
そして土をかけてトマトの苗を定植して完了です。
トマトは土がかぶったとこから根が出てくるので寝かせ気味で植えたり深めになっても良さそうです。
根がしっかりはることが大きく元気に育つことにもつながります。
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「連作障害」とは、同一作物(同じ科の野菜)を同じ圃場で繰り返しつくり続けることによって生育不良となり、収量が落ちてしまう障害のことです。
同じ作物をつくり続けると、土壌の成分バランスが崩れるだけではなく、その作物を好む菌や病害虫の密度が高くなるため、微生物に偏りが出てその科特有の病気になりやすいのです。
小さな家の庭や小さな畑では、毎年場所を変えながらというのはなかなか難しいものです。
相性の良いものを一緒に植えたり、相性の良いものを季節ごとにリレーさせたりすることによって連作障害などから強い土壌を作っていくっていう考え方は、小さな家の庭や小さな畑では必要な考え方ですね。
相性の良いものを一緒に植えて害虫や土壌障害などから自然の力で育てていくコンパニオンプランツというものに注目しながら農薬に頼らない素人の家庭菜園を考えたら面白いですね。
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トマトのまわりに植えるニラはトマト1株にたいして、多くなりすぎないようにしないといけないので、ニラ2株を両脇に植えるくらいが最適だと考えます。
トマトはナス科、ニラはユリ科なので根がいい感じで絡んでいくと共生できていい感じに補完しあってたすけあって成長していきます。
トマトとニラに加えてまわりにバジルを植えると、バジルの芳香成分でトマトに寄生する害虫を追い払う効果が期待できます。
トマトとバジルは料理の相性が良いので一緒に育てると収穫後が楽しみになりますね。
トマトの苗は花が咲いているくらいのものがいいと言われます。
トマトは花が咲いてから約40日程度で収穫が楽しめます。
夏野菜で定番のトマトにニラやバジルを一緒に育ててみるというのも面白いですね。
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