夏野菜の定番でもあるトマト。
ホームセンターなどでも苗が売られています。品種改良などが進んでいて素人でも育てやすくなっていると言えます。
トマトをホームセンターなどで買ってくるときは一番花がついているものを選ぶのが良いです。
トマトは土に触れたところから根が出てくるので、収穫を多くしようと思えば、横に寝かすなどしてトマトの苗を定植するのが良いと思われます。
土に埋まった茎の部分からも根が出てしっかり根が張っていくイメージです。
トマトに寄せ植えしておきたいのがラッカセイです。
ラッカセイはマメ科であるので、ラッカセイの根に繁殖する根粒菌の働きで窒素が固定されて肥沃な用土になります。 ラッカセイの根につく菌根菌が共生するため、トマトにリン酸やミネラル類を供給する役目を果たし生育が良くなります。
寄せ植えをしておけばトマトの根とラッカセイの根が絡み合うため土壌微生物相が豊かになって良い土壌になります。
ナス科のトマトとマメ科の落花生ですから、偏った土壌を防ぐことにも繋がります。
ラッカセイが育つと地表をおおい、雑草を抑えてくれます。
さらに地表をおおい、保湿する役目も果たします。
またトマトは水分を取りすぎると味が薄くなるのですが、余分な水分はラッカセイが吸ってくれることになるので、甘いトマトに育つのを助けてくれます。
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「連作障害」とは、同一作物(同じ科の野菜)を同じ圃場で繰り返しつくり続けることによって生育不良となり、収量が落ちてしまう障害のことです。
同じ作物をつくり続けると、土壌の成分バランスが崩れるだけではなく、その作物を好む菌や病害虫の密度が高くなるため、微生物に偏りが出てその科特有の病気になりやすいのです。
小さな家の庭や小さな畑では、毎年場所を変えながらというのはなかなか難しいものです。
相性の良いものを一緒に植えたり、相性の良いものを季節ごとにリレーさせたりすることによって連作障害などから強い土壌を作っていくっていう考え方は、小さな家の庭や小さな畑では必要な考え方ですね。
相性の良いものを一緒に植えて害虫や土壌障害などから自然の力で育てていくコンパニオンプランツというものに注目しながら農薬に頼らない素人の家庭菜園を考えたら面白いですね。
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トマトは高く伸びていきますが、ラッカセイは地表を覆うように育って成長を邪魔することはなさそうです。
トマトは水がありすぎない方が良いので、ラッカセイとの混植で、ラッカセイがトマトに余分な水分を吸ってくれるのも良いですし、地表をおおってくれて保湿になるのもいいですし、雨や水やりのときに泥はねなどでトマトなどが病気になるのを防いでくれることにもなります。
ラッカセイに関しては、同じナス科のナスやピーマン、シシトウなどとも相性が良さそうです。
トマトとラッカセイのように、お互い共生のカタチがとれそうなので試してみる価値がありそうですね。
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