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無くて七癖。癖は無意識から生まれるが、そこにはいろいろな心理が働いた結果うまれている。

 

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『無くて七癖』と言われますね。

無くて七癖とは、あまり癖がないと思われる人でも、よく見ると七つほど、さまざまな癖がある。

無くて七癖有って四十八癖など言われますが、人にはそれぞれ癖があって当たり前だから、あまり気にすることはないかもしれません。

癖はどうして生まれるのか、癖はほぼ無意識に生まれるものです。

無意識ですがいろいろな心理が働いた結果生まれるのが癖であって、心のなかになにかしらの理由があって癖としてでてくるものです。

 

子供のころ多く見受けられる癖というのは、指やおしゃぶりなどを口で吸う行為で、それは母乳を吸うという行為を通して安心感を充足させる行為であると言えます。

それが大人になってもあらわれるのが、喫煙でフィルターを噛むとか、ペンやストローの端を噛むなどの行為に繋がっていると言われます。

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そのような行為は満たされない欲求を別の行為で補おうとする『代償行為』です。

怒りを相手にぶつけられないときにものにあたる行為や、ストレスから衝動買いや爆買いをしてしまう行為も、癖になるとストレス発散の代償行為と言えます。

 

ギャンブル癖も、日常の生活に充実感を感じていないことが原因による、代償行為と言えるでしょう。

何かに充実感を満たされなく、お金や自分の人生を賭けるという充実感やドキドキや刺激でそこに充実感や快感などを得たいという行為で、それらがいきすぎると依存性にもなっていくものです。

 

癖が依存性にならないためには、プライベートや仕事などを充実させることが大切になります。

 

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また噛み癖のひとつである爪を噛むという行為が、たとえば怒られたり、罰をあたえられたときに爪を噛んで安心感などを補えたとすると、不安なことを感じると安心感を得られた爪を噛むという行為を安心感を得たいという行為としてするようになったりもします。

上目遣いとは、目線を上に置き、なるべく異性の人にアピールするしぐさです。

が媚びるという行為で上手くいった成功体験などが、たとえば男性に対しては上目遣いになるといった癖に繋がったりするのは、こうすると上手くいくということで知を得たこと、報酬をえたことにたいする癖と言われます。

ジンクスや、ルーティーンというのも成功体験などの学習から習慣そして癖にという部類と言えますね。

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また真似ることから癖になっていくこともあります。

生まれながらにして人は親や家族を最初の他者として認め、とくに親に対しては守ってくれる存在として親和性を高めようとする能力が備わっています。

なので、いないいないばーとかもそうですが、親が笑えば、赤ちゃんも笑ってその表情を真似ようとします。

生まれながらにして親の行動などを真似ようとしていった結果、親と同じような癖までついていく場合が多くみられるのは自然のことです。

生きていく上でモデリングという真似る行為が身につくのが癖になっていくので、人の癖がうつるということがあるわけです。

大人になっても親和欲求が高かったり、依存性が高い人ほど相手の癖まで取り込みやすくなるというのが知られています。

 

また繰り返しすることが癖になるので、習慣が影響しますね。

習慣からくる職業病なども癖のひとつと言えますね。

 

良い癖はあってもいいですが、人に不快になるような癖は気をつけていきたいものですね。

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