ねこぷろ

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クイーンズ駅伝でパリへの狼煙を、前田穂南(まえだほなみ・天満屋女子陸上競技部)、MGCでの敗因は低体温症で身体が動かなくなったのが全て、メンタル戻ればパリへの狼煙に逆襲誓う

 

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マラソングランドチャンピオンシップの前回覇者として、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ第2回マラソングランドチャンピオンシップ。

前回同様強気に最初からレースを引っ張ったところは前回覇者として今回も優勝を狙うんだという強い意志を感じられました。

 

天候はあいにくの雨。

そんななかスタートを切るとどの選手も牽制するなか、前田穂南選手が先頭を引っ張るカタチでトラックからロードへ出ていくことになりました。

この時点で雨が強くすでに寒くなりそうななか、前田穂南選手の格好は長い脚がむきだしの露出した感じで心配になりました。

 

土砂降りのレースで前田穂南選手は苦い経験がありました。

19年の東京マラソン2019。この日と同じように朝から強い雨でした。

結果は12位。

途中までは日本記録更新を目指したペースで進んでいたレースでの、後半の大失速。

最後まで走りきった前田穂南選手でしたが、信じられないくらいの失速でした。

そのときに低体温症になっていたのです。

前田穂南選手は走りも蹴り足が低く、長い脚を生かしてストライドとピッチでロスなく速く走るタイプのマラソン選手です。

つまり体力の消費を抑えながら走る省エネ走法とも言えます。

そんな走りと、前田穂南選手の細い身体と長い手足で、無駄な肉がそぎ落とされていて、さらにマラソンに必要な筋肉だけで軽量化したようなスレンダーなスタイル故に、強い雨のレースでは低体温症になりやすいというリスクがありました。

それなのに天満屋メンバーの中でも一番肌の露出が多く、全選手の中でも肌が露出した状態だったので、心配になりました。

そんななか一番先頭を走ったおかげでさらに身体を冷やしやすく、前半は落ち着いたペースになって誰もそれ以上いかないという流れになったのも結果として低体温症になりやすくなってしまったと思われます。

 

先頭を引っ張るカタチになってたゆえに、他の選手の軽い仕掛けにも対応しながらの走りになってしまったため、身体を冷やしながら体力も奪われた感じにもなったと思います。

 

一山選手の仕掛けで気持ちとは裏腹にストライドがあがらなくなって、さらにピッチもあがらなくなってしまったのはハーフの距離で身体を冷やしてしまっていたためで、抵抗しようとしても身体がそれ以上動いてくれないくらいになっていたと思われます。

 

そして身体が動かなく前が離れていけば、メンタルも厳しくなっていって余計身体が想うように動かないという状況になったと思われます。

 

それでも意地で走った結果が7位という順位だったという感じですね。

 

おそらく前田穂南選手自体の調子は悪くなかったと思われます。

それゆえに防寒についてスキがあったのかもしれません。

 

レース自体も身体の線が細く露出が大きかった選手は力を出し切れたのかという走りに終わっているように思われますし、力ある選手でも、途中無駄に力を使うと苦しい走りになっていたように思われます。

上位で入った一山選手や細田選手なども途中仕掛けが早くってそこに対応したりで力使った分後半きつくなっていた感じがあったと感じます。

鈴木優花選手などは勝負処まで淡々とついていきました。

逆に淡々とついていきながら脚を残してた部分や、骨格から筋肉などもしっかりある肉付きの良い体型のフィジカルが強そうな鈴木優花選手が最後に力を残していたというのは勝つべくして勝ったと言えそうです。

 

前田穂南選手のような体型に向く天気ではなかったと言ってしまえばそれまでですが、それほどコンディションが悪かったですね。

 

結果としてMGCで代表になれなかった前田穂南選手ですが、実力で差があるかと言えば全然なくマラソンではトップクラスだと思います。

そんな前田穂南選手だからこそファイナルチャレンジでチャンスが残っているのでそこで勝負して代表の座を射止めて欲しいとも思います。

 

実際に天候が変われば、突然また強さをみせてもおかしくないくらいトップクラスの実力であるのは間違いないです。

 

まずは天満屋チームのエースとしてクイーンズ駅伝でチームを引っ張るような走りを期待したいですね。

そこでメンタルをしっかり回復させてマラソンシーズンでパリを目指してチャレンジして欲しいと思っています。

当然残りひと枠を狙う戦いは簡単ではないですが、残りひと枠はおそらく日本人最高タイムレベルで走らないといけないでしょうから2時間19分切りくらいの勝負になるんではないかと予想しています。

 

前田穂南選手はそこにチャレンジできる選手だと感じています。

年明けどちらのマラソン大会に出てくるのかは注目したいですね。

まずはクイーンズ駅伝でモヤモヤを吹き飛ばす走りで前田穂南ここにありと天満屋を引っ張ってもらいたいですね。

 

 

 

 

 

 

オフィシャルデータ  プロフィール

画像など引用させていただきました






 引用元  

https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/index.html

天満屋女子陸上競技部 HPから写真を引用させてもらっています。

 

 

名前

前田 穂南

 

生年月日       1996年 7月 17日

身長         166cm

出身校 (最終)   大阪薫英女学院高校卒業

 

所属

天満屋女子陸上競技部

 

 

主なハーフ・フルマラソン結果

 

23年 第2回マラソングランドチャンピオンシップ 7位 2時間27分02秒

 

23年 函館マラソン2023 ハーフ 1時間12分32秒  6位 

 

23年 名古屋ウィメンズマラソン2023  3位 2時間22分32秒 (マラソン自己新記録)

 

22年 函館マラソン2022 ハーフ 優勝 1時間8分28秒(ハーフ自己新記録)

 

22年 仙台国際ハーフマラソン大会2022 優勝 1時間9分08秒 

 

21年 東京2020オリンピック女子マラソン 33位 2時間35分28秒

 

21年 札幌チャレンジハーフマラソン  5位 1時間10分50秒 

 

21年 大阪国際女子マラソン大会 2位 2時間23分30秒

 

20年 青梅マラソン2020 30キロ 優勝 1時間38分35秒 日本新記録

 

19年 山陽女子ロードレース大会 2位 1時間9分08秒 

 

19年 マラソングランドチャンピオンシップ東京2020オリンピック日本代表選考競技会   優勝  2時間25分15秒  東京オリンピック代表内定

 

19年 函館マラソン ハーフ 3位

 

19年 東京マラソン2019 12位

 

18年 山陽女子ロードレース大会 優勝 1時間9分12秒 

 

18年 ベルリンマラソン2018 7位

 

18年 世界ハーフマラソン選手権大会 35位

 

17年 北海道マラソン2017 優勝 2時間28分48秒 

 

17年  大阪国際女子マラソン大会 12位 2時間32分19秒

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