昨年の全日本大学女子駅伝で名城ストップの筆頭だった大東文化大学でしたが結果は2位でした。
大東文化大学のキーマンは1年生エースとも言える野田真理耶選手でした。
野田真理耶選手といえば、どのレースでも外さないくらいの強さをみせてくれる選手ですが、全日本大学女子駅伝では名城の谷本七星選手を追うカタチでスタートした時点からどこか違和感がある走りでした。
いつもとは明らかに違う走りにみていて心配になるくらいのいつもの野田真理耶選手らしからぬ走りで違和感を覚えました。
それでも無事に最終区間を走りきり、並走する立命館大学の小林選手とのスプリント勝負で競り勝ち最後は意地をみせた走りでしたが、どこかちぐはぐした雰囲気でした。
調子がおかしい感じのなか、結果意地をみせるあたりは野田真理耶選手の強さかなあと感じました。
野田真理耶選手の外さない勝負強さを意識して最終区に持ってきた作戦も理解できましたが、相手も外さない谷本七星選手だったので、先行されて走りのリズムが崩されたのかもしれません。
そういう意味で考えると大東文化は1区に野田真理耶選手を使う方が正攻法だったのかもしれません。
あくまで結果論です。
1区では絶対的な強さをみせてきている選手なので、大東文化としても流れを作る意味でも1区の方が良かったのかもとみていて思いました。
ただエース級の選手なので、勝負処で起用されるのは仕方なく、最終区での勝負を意識したのでしょう。
ワンジル選手がもう少しつめるもしくは逆転しているというシナリオを意識していたと考えると、後ろでもらうという感じではなく野田選手で逃げ切ると考えていたのかもしれません。
昨年、野田真理耶選手は結果6区で区間5位と本来の実力からは物足りない結果ですが、この悔しい経験がさらに強くする感じがします。
そのくらい野田真理耶選手にはスケールの大きな選手になってくれるかもっていうワクワク感がありました。
実際にそのあとの野田真理耶選手の活躍から、その力は本物でまだまだ伸びる選手だと思います。
日本学生女子ハーフマラソンでの優勝は野田真理耶選手がさらに強い選手になっていくだろうと期待する走りでした。
日本学生女子ハーフマラソン結果
1位 01:12:01 野田真理耶 2年生 大東文化大
2位 01:12:03 小林舞妃留 4年生 大阪学院大
3位 01:12:05 谷本七星 4年生 名城大
4位 01:12:29 原田紗希 3年生 名城大
5位 01:12:57 蔦野萌々香 2年生 大東文化大
6位 01:13:12 新井沙希 3年生 拓殖大
7位 01:13:20 金子陽向 3年生 城西大
8位 01:13:36 山田愛 3年生 拓殖大
9位 01:14:02 長島奈南 2年生 城西国際大
そして全日本インカレ女子10000mでの走りもさすがでした。
全日本インカレ女子10000m 決勝
1位 33:04.54 小川陽香 2年生 立教大
2位 33:05.34 野田真理耶 2年生 大東文化大
3位 33:06.32 永長里緒 4年生 大阪学院大
4位 33:10.38 前田彩花 2年生 関西大
5位 33:10.91 柳井桜子 3年生 日本体育大
6位 33:12.57 白川朝陽 1年生 筑波大
7位 33:12.79 不破聖衣来 4年生 拓殖大
8位 33:13.35 原田紗希 3年生 名城大
9位 33:33.67 依田来巳 4年生 大阪学院大
10位 33:37.96 小林日香莉 2年生 東北福祉大
日本学生女子ハーフマラソンでは先頭集団を走り、ラストスパートで名城の谷本七星選手をかわして圧巻のラストスパートで優勝でした。
全日本インカレ女子10000mではラスト勝負になって、立教大学小川陽香選手と大阪学院大学永長里緒選手との3つ巴のラストスパート合戦になって小川陽香選手には競り負けてしまいましたが、さすがの2位と力のあるところを示しました。
今回の全日本大学女子駅伝では1区を走るので野田真理耶選手にとって一番あっていると思える1区なので楽しみです。
北九州市立高校時代から1区といえば野田真理耶選手で、高校駅伝などでもその強さをみせてきたので、最後のラストスパートの切れ味はほんと一級品です。
今回の1区は名城大学の米澤奈々香選手・大阪学院大学の永長里緒選手・立命館大学の太田咲雪選手らとの熾烈な区間賞争いが期待されます。
楽しみにしたいですね。
◇第27回日本学生女子ハーフマラソン選手権大会
— 日本学生陸上競技連合 (@iuauj) 2024年3月17日
優勝は野田真理耶選手(大東文化大)です!
おめでとうございます🎉
#青春に駆けろ pic.twitter.com/uUUtUIK8nt
立教大学小川陽香選手、大東文化大学野田真理耶選手、大阪学院大学永長里緒選手の驚異的なラストスパート勝負
— かえで (@kaede_ekiden) 2024年9月19日
最後の最後まで熱かったです#全日本インカレ#全カレ#日本インカレ#青春に駆けろ#立教大学#小川陽香#大東文化大学#野田真理耶#大阪学院大学#永長里緒 pic.twitter.com/5fKnYHnunC
#関東学連春季オープン競技会
— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) 2023年3月17日
女子5000mには今春 #大東文化大学 に入学予定の3選手も出場しました‼️
写真左から サラ ワンジル選手(帝京長岡高)
蔦野萌々香選手(諫早高)
野田真理耶選手(北九州市立高) pic.twitter.com/B5KG1mX3z5
U20日本陸上競技選手権女子5000m
1位 16:05.72 野田真理耶 大東文化大
2位 16:06.47 太田咲雪 立命館大
3位 16:13.24 蔦野萌々香 大東文化大
4位 16:15.26 荒田悠良 立命館大
5位 16:18.41 鈴木瑠夏 仙台育英
オフィシャルデータ プロフィール
画像など引用させていただきました
引用元
日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations
JAAF 日本陸上競技連盟公式サイト HPから写真を引用させてもらっています。
名前
野田 真理耶
出身地(都道府県) 福岡県福岡市
出身校 北九州市立高校卒
所属
大東文化大学
主な大会での結果(一部抜粋)
24年 全日本インカレ女子10000m 33分05秒34 2位
24年 日本学生女子ハーフマラソン 1時間12分01秒 優勝
24年 都道府県対抗女子駅伝 1区 19位
23年 富士山女子駅伝 7区 3位
23年 全日本大学女子駅伝対抗選手権2023 6区 5位
23年 全日本大学女子駅伝関東予選 5区 1位
23年 U20日本陸上競技選手権女子5000m 優勝
23年 選抜女子駅伝北九州大会 1区 1位
22年 全九州地区高校女子駅伝 1区 1位
22年 福岡県高校女子駅伝 1区 1位
21年 全国高校駅伝 1区 4位
20年 全国高校駅伝 5区 5位