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5126ポーターズ 東証グロース市場上場銘柄分析 ストック売上が大半を占める。AI活用のスカウトサービス。割高感は少ないが、成長性はもう少し欲しい。財務は良いし安定的。

 

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本日分析する銘柄は

5126ポーターズです。

ブログ東証上場銘柄分析。不定期更新。まとめ - ねこぷろ

上場した時期は

2022年9月

上場してから約1年くらいの銘柄になります。

 

現在の時価総額は株価 2102円時で計算すると

時価総額 約 33.04億円になります。

会社予想のPERは上記の株価では14.36倍ほどのようです。

会社の実績値(前期決算)のPBRは上記の株価では3.61倍ほどのようです。

 

直近の前期の決算をみてみると売上は

22年12月期(前期)で

12.90億円となっています。

 

売上成長率をみていくと直近では、17.2%になっています。
3年平均の売上成長率でみると8.2%になっています。

 

今後の成長性は四季報から判断すると

同じくらいでは成長していきそうではあるので、今のPERからみればPEGレシオは1倍程度で妥当水準と思います。

 

 

四季報に記載してある特色は

人材紹介・派遣企業向けクラウド業務管理システム提供。

ストック売上9割超。直販で顧客深耕

と書かれています。

AI活用のスカウトサービスなどにも注目したいところでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

四季報からみる社員数は61人(で確認できた人数)

社員の平均年齢は34.8歳

平均給料は548万円

 

自己資本比率はだいたい74.1%くらいになっているようです。

 

利益剰余金830(百万円)

有利子負債16(百万円)

 

 

営業キャッシュフローは285(百万円)でプラス

投資キャッシュフローは-41(百万円)なので

フリーキャッシュフローはプラスになります。

フリーキャッシュフロー(Free cash flow)とはその名称どおり、「自由に使えるお金」です。事業で得た資金から設備投資費など、事業維持のために必要支出を差し引いたキャッシュフローを指します。大きくプラスとなっている場合、一般的に資金に余裕があるといえます。フリーキャッシュフローをあまり生み出せないとかマイナスとなっている場合は余裕資金がない状態と判断できます。

 

いわゆるキャッシュフローのポジションは安定期と判断できます。

 

相対的な財務は自己資本比率も良い方ですし、利益剰余金もしっかりあって、有利子負債もほとんどないという状況や、営業キャッシュフローで稼げていて良い流れだと思います。

 

 

 

企業と債権者(銀行など)から調達したお金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標であるROICは

ROIC=税引後営業利益÷投下資本(投下資本 = 有利子負債+株主資本)ですが

ROICは24.96%(前期決算数値にて)です。

 

 

また売上原価とは販売された商品や製品・サービスを生み出すためにかかる費用のことですが原価率は20.68%(前期決算数値にて)です。

 

また販管費とは商品や製品・サービスの販売にかかる費用のことで、販管費とは「販売費及び一般管理費」の略語であり、売上を上げるために間接的にかかった費用のことです。広告宣伝費、間接部門の人件費や経費、企業全体の管理費が販管費に該当します。

販売管理費率は53.08%(前期決算数値にて)です。

 

つまり原価率と販売管理費率から残ったものが売上高営業利益率になっていて、

前期の営業利益は3.38億円で、売上営業利益率は26.22%ということになります。

 

 

外国人外国法人の比率は5.8%

浮動株は1単元以上50単元未満の株主の株式数比率ですが浮動株は13.0%

投信の比率は4.9%

10位までの大株主+役員持株+自己株式の単純合計である特定株は84.8%

 

 

 

チャート分析

日足

 



 

シグナルがボリンジャーバンドの中います。

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。

 

 

指数平滑移動平均線の10日を基準にみてみるとローソク足の位置は下に位置しています。

 

モメンタムをみると徐々に上昇気配が出ているので、反転の気配が出てくるのを確認したいところですね。

 

 

 

チャート分析

週足

 



 

シグナルがボリンジャーバンドの中います。

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの1~0の間にいるようです。

指数平滑移動平均線の13週を基準にみてみるとローソク足の位置は下にいます。

バンドは拡大がとまっているので上昇が弱まって揉みあいの様相も意識したいところかもしれません。

MACDをみるとデッドしているので注意しておきたいところですね。

 

 

この会社は前期までみてみると配当は出していないようです。

また株主優待などはおこなっていないようです。

 

 

 

 

 

 

この銘柄をみて思ったこと。

少し書いてみます。

 

ROEやROAもROE実績35.7%ROA実績20.1%となっており優秀な方だと言えそうです。

 

自己資本に対してどれだけの利益を上げているかを示すROEが高ければ高いほど、自己資本を効率よく利益につなげられていることがわかる部分があるので注目してみたいと思います。

会社の持つすべての資産に対して、どれくらいの割合の利益を生み出せているかを示すROAもやはり、高いほど効率よく利益を生み出せているといえるので注目してみたいと思います。

 

無配とか株主優待がないということは一見魅力にかける部分もありますが、逆を言えばあれば織り込んでいるということになるでしょうが、ない場合だとこれから配当を出したりや株主優待を実施していくということがあるのであれば株価にはプラスの影響もあるので、会社がどういう風に考えているのかはきちんとみていくべきポイントに思います。

 

そのあたりを踏まえてみると財務も優秀な方ですし、ROEやROAからみても投資の目はありそうです。

外資5.8%投信も4.9%などみてもそれなりに買われていますし、経営者が保有比率高めですし、PEGレシオも1倍程度なら妥当水準です。

時価総額33億程度は売上の約3倍程度(PSR)なのでPSR4倍程度が新興株と判断すれば上昇余地はあるかなくらいのレベルです。

売上規模がまだまだ低い点、成長性がもっと欲しい点を差し引いてリスクとリターンではややリターンがあるのかなくらいのレベルと考えても良いかもしれません。

現状の個人的判定はC判定。

 

 

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