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9211 エフ・コード東証グロース市場上場銘柄分析 CXSaaSは相次ぐ買収で売上拡大。成長性はM&A効果もあって高い。財務は良くはないが許容できれば割安感は出てきたところ。

 

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本日分析する銘柄は

9211 エフ・コードです。

ブログ東証上場銘柄分析。不定期更新。まとめ - ねこぷろ

上場した時期は

2021年12月

上場してから約2年くらいの銘柄になります。

 

現在の時価総額は株価 1134円時で計算すると

時価総額 約 59.63億円になります。

会社予想のPERは上記の株価では21.83倍ほどのようです。

会社の実績値(前期決算)のPBRは上記の株価では2.12倍ほどのようです。

 

直近の前期の決算をみてみると売上は

22年12月期(前期)で

10.71億円となっています。

 

売上成長率をみていくと直近では、62.2%になっています。

今後の成長性は四季報から判断すると

まだまだ高成長が期待できるようです

積極的M&Aでそれもこなしていける感じで面白そうではあります。

 

 

四季報に記載してある特色は

CX(顧客体験)に基づく顧客獲得・育成支援サービスをSaaSで提供。

Web接客ツール主力

と書かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四季報からみる社員数は39人(で確認できた人数)

社員の平均年齢は34.1歳

平均給料は524万円

 

自己資本比率はだいたい39.0%くらいになっているようです。

 

利益剰余金127(百万円)

有利子負債3986(百万円)

 

 

営業キャッシュフローは58(百万円)でプラス

投資キャッシュフローは-1441(百万円)なので

フリーキャッシュフローはマイナスになります。

フリーキャッシュフロー(Free cash flow)とはその名称どおり、「自由に使えるお金」です。事業で得た資金から設備投資費など、事業維持のために必要支出を差し引いたキャッシュフローを指します。大きくプラスとなっている場合、一般的に資金に余裕があるといえます。フリーキャッシュフローをあまり生み出せないとかマイナスとなっている場合は余裕資金がない状態と判断できます。

 

いわゆるキャッシュフローのポジションは安定期だったところが投資期になっていると判断できます。

M&Aなどに資金をつかっている感じだと思われます。

 

相対的な財務は良くはない感じです。

ただ営業キャッシュフローは+なのと、積極的M&Aしているところと考えると許容できる部分もあると考えても良さそうです。

 

 

 

 

企業と債権者(銀行など)から調達したお金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標であるROICは

ROIC=税引後営業利益÷投下資本(投下資本 = 有利子負債+株主資本)ですが

ROICは5.28%(前期決算数値にて)です。

 

 

また売上原価とは販売された商品や製品・サービスを生み出すためにかかる費用のことですが原価率は42.23%(前期決算数値にて)です。

 

また販管費とは商品や製品・サービスの販売にかかる費用のことで、販管費とは「販売費及び一般管理費」の略語であり、売上を上げるために間接的にかかった費用のことです。広告宣伝費、間接部門の人件費や経費、企業全体の管理費が販管費に該当します。

販売管理費率は36.23%(前期決算数値にて)です。

 

つまり原価率と販売管理費率から残ったものが売上高営業利益率になっていて、

前期の営業利益は2.30億円で、売上営業利益率は21.52%ということになります。

 

 

外国人外国法人の比率は1.1%

浮動株は1単元以上50単元未満の株主の株式数比率ですが浮動株は15.6%

投信の比率は10.5%

10位までの大株主+役員持株+自己株式の単純合計である特定株は78.5%

経営者も株主構成では高めです。

 

 

 

チャート分析

日足



シグナルがボリンジャーバンドの下にいます。

トレンドは下げトレンド継続中。

 

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。

指数平滑移動平均線の10日を基準にみてみるとローソク足の位置はまだ下にいます。

バンドは拡張しているのですが、株価は10EMAに近づいており、バンドの収縮がはじまる雰囲気もでつつあるという感じもします。

MACDをみるとクロスにも近づいているようにもみえますし、モメンタムをみるとやや反転に向かうのかという動きのようにもみえます。

一旦底打ち感がでるのか10EMAとの兼ね合いを意識したいところです。

トレンドはまだ下げではあるので様子見や打診は少し確認したいレベルかもしれません。

 

 

 

チャート分析

週足



シグナルがボリンジャーバンドの下にいます。

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-2σ~-3σの間にいるようです。

指数平滑移動平均線の13週を基準にみてみるとローソク足の位置は下にいてトレンドも下げ、バンド拡張しているところで下げトレンドと判断すると様子見したいところですね。焦る必要はなさそうです。

 

MACDをみるとまだ下げトレンド継続しそうな雰囲気すらあるのでモメンタムのクロスなど確認してからゆっくり投資に向かっても良さそうですね。

 

この会社は前期までみてみると配当は出していないようです。

また株主優待などはおこなっていないようです。

 

 

 

 

 

 

この銘柄をみて思ったこと。

少し書いてみます。

財務は良いとは言えない感じですが、利益や営業CFなどが出ているところをみたり、フローも安定期から投資期と考えると、M&Aなどで規模拡大と考えると悪くはないですね。

原価率や販売管理費率などから売上営業利益率をみても悪くはない良い水準と考えてもさほど心配する必要もないのかなとも感じます。

成長性が期待できる分今のPERなどからみるとPEGレシオは割安感も出てきているので今の時価総額はまだ持ちやすい水準になってきているのかなとも考えれます。

トレンド的にはあわてる必要はないので下がったときに狙えるくらいゆとりを持って観察したいレベルですね。

トレンドが落ち着いてからの投資の方が吉のような気がします。

 

すでに投信などに組み込まれていたり、業種的にも面白味があるので、将来的な時価総額がどの程度まで期待できるのかは気になるところです。

 

個人的には嫌いではない感じの業種なので、期待も込めて判定はB-くらいの評価にしておきたいと思います。

 

現状で許容できる時価総額は100億程度と考える。

現状の株価の約2倍。

実績PSRで10倍程度、予想PSRで5倍程度までなら上場年数で許容値。

PEGレシオ的にもその辺なら許容なので現状はその程度でみておきたいところか。

トレンドが変わるまでは待つのが良さそう。様子見したいレベル。

 

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