本日分析する銘柄は
9345 ビズメイツです。
上場した時期は
2023年3月
上場してから約半年くらいの銘柄になります。
現在の時価総額は株価 1528円時で計算すると
時価総額 約 24.14億円になります。
会社予想のPERは上記の株価では12.53倍ほどのようです。
会社の実績値(前期決算)のPBRは上記の株価では1.76倍ほどのようです。
直近の前期の決算をみてみると売上は
22年12月期(前期)で
28.37億円となっています。
売上成長率をみていくと直近では、15.7%になっています。
3年平均の売上成長率でみると14.8%になっています。
今後の成長性は四季報から判断すると
まずまずではある感じはしますが売上成長性はさほど高いとは言えない
と思います。
四季報に記載してある特色は
ビジネスに特化したオンライン英会話展開、講師はフィリピン人主体。
外国人IT人材派遣も
と書かれています。
四季報からみる社員数は連結153 単体74人(で確認できた人数)
社員の平均年齢は34.6歳
平均給料は503万円
自己資本比率はだいたい71.4%くらいになっているようです。
利益剰余金746(百万円)
有利子負債61(百万円)
営業キャッシュフローは286(百万円)でプラス
投資キャッシュフローは-89(百万円)なので
フリーキャッシュフローはプラスになります。
フリーキャッシュフロー(Free cash flow)とはその名称どおり、「自由に使えるお金」です。事業で得た資金から設備投資費など、事業維持のために必要支出を差し引いたキャッシュフローを指します。大きくプラスとなっている場合、一般的に資金に余裕があるといえます。フリーキャッシュフローをあまり生み出せないとかマイナスとなっている場合は余裕資金がない状態と判断できます。
いわゆるキャッシュフローのポジションは安定期と判断できます。
相対的な財務は良さそうです。
自己資本比率も高くキャッシュフローも安定期でずっといるので安定していると言えそうです。成長性が低いのが懸念くらいでしょうか。
投資をもっと積極的でも良いのかもしれません。
企業と債権者(銀行など)から調達したお金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標であるROICは
ROIC=税引後営業利益÷投下資本(投下資本 = 有利子負債+株主資本)ですが
ROICは25.82%(前期決算数値にて)です。
非常に優秀だと思います。
また売上原価とは販売された商品や製品・サービスを生み出すためにかかる費用のことですが原価率は25.14%(前期決算数値にて)です。
また販管費とは商品や製品・サービスの販売にかかる費用のことで、販管費とは「販売費及び一般管理費」の略語であり、売上を上げるために間接的にかかった費用のことです。広告宣伝費、間接部門の人件費や経費、企業全体の管理費が販管費に該当します。
販売管理費率は62.73%(前期決算数値にて)です。
つまり原価率と販売管理費率から残ったものが売上高営業利益率になっていて、
前期の営業利益は3.43億円で、売上営業利益率は12.11%ということになります。
販売管理費率が多いのは人件費がかかるサービス業だと判断できます。
10位までの大株主+役員持株+自己株式の単純合計である特定株は76.7%
株主構成は経営者が約65%ほど持っていそうです。
チャート分析
日足
シグナルがボリンジャーバンドの下にいます。
ボリンジャーバンドもまだ拡大したままです。
ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。
指数平滑移動平均線の10日を基準にみてみるとローソク足の位置は
まだ下にいてまだ方向も下に向いています。
MACDやモメンタムをみると底値探し中な雰囲気が継続しています。
現状は様子見レベルで無視が良さそうですね。
週足
シグナルがボリンジャーバンドの下にいます。
ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。
指数平滑移動平均線の13週を基準にみてみるとローソク足の位置はまだ下にいます。
MACDをみるとまだ下にむいていますし、モメンタムもまだ時間かかりそうでもあります。
この会社は前期までみてみると配当は出していないようです。
また株主優待などは英会話などのキャッシュバックですが、あまり魅力的な感じはしません。
この銘柄をみて思ったこと。
少し書いてみます。
成長性はさほど大きいとは言えないですが、現在のPERなどから判断すればPEGレシオなどからは1倍程度で妥当水準だと言えそうです。
時価総額が24億程度なので売上などから比較してもPSRで1倍割れレベルということでいずれは下げ止まりがきそうな水準ではありそうです。
リスクは少なくなりつつあるようですが、株価は低迷していますし、チャートもまだ良いとは言えなさそうなので待つのが正解だと感じます。
成長性がもう少したかければ魅力もありそうですが、現状では爆発性は少し乏しい感じもします。
財務などは良い会社だとは思うので、時価総額から考えてもリスクは低い部分はあるので底打ちしてから買えば数倍程度はとれそうです。
ただ成長性からみると爆発性が弱そうな分時間もかかりそうな感じはします。
もう少しキャッシュを投資して成長性につなげても良いかもしれませんね。
BtoB BtoCといった感じです。
時価総額低いのは伸びしろはありそうですが、成長性ではもう少し面白味が欲しい印象です。
総合的にみてC判定くらいでしょうか。
リスクとリターンからはある程度ありくらいのレベルと判断します。