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9346ココルポート東証グロース市場上場銘柄分析。財務はまずますも就労移行支援や就労定着支援の業種で成長性はゆるやかな部類。個人的にはC判定。チャートは下げ止まり感ではじめているところだが、現状だと面白味は少ない感が残る

 

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本日分析する銘柄は

9346ココルポートです。

ブログ東証上場銘柄分析。不定期更新。まとめ - ねこぷろ

上場した時期は

2023年3月

上場してから約半年くらいの銘柄になります。

 

現在の時価総額は株価 2015円時で計算すると

時価総額 約 72.09億円になります。

会社予想のPERは上記の株価では14.89倍ほどのようです。

会社の実績値(前期決算)のPBRは上記の株価では3.98倍ほどのようです。

 

直近の前期の決算をみてみると売上は

23年6月期(前期)で

50.83億円となっています。

 

売上成長率をみていくと直近では、21.7%になっています。
3年平均の売上成長率でみると15.7%になっています。

 

今後の成長性は四季報から判断すると

PEGレシオで約1倍程度なので妥当水準とも言えます。

売上成長性はしばらくは2桁はキープももう少し欲しいレベルとは思います。

 

四季報に記載してある特色は

就労移行・自立訓練等の障害福祉事業所をドミナント展開。

個別支援や幅広い受け入れに特徴

と書かれています。

就労移行支援,就労定着支援,自立訓練,特定相談支援などなので続伸は期待できてもペース的にはゆるやかなのかなという印象です。

 

 

 

 

 

 

四季報からみる社員数は695人(で確認できた人数)

社員の平均年齢は35.6歳

平均給料は393万円

 

自己資本比率はだいたい72.2%くらいになっているようです。

 

利益剰余金880(百万円)

有利子負債43(百万円)

 

 

営業キャッシュフローは421(百万円)でプラス

投資キャッシュフローは-139(百万円)なので

フリーキャッシュフローはプラスになります。

フリーキャッシュフロー(Free cash flow)とはその名称どおり、「自由に使えるお金」です。事業で得た資金から設備投資費など、事業維持のために必要支出を差し引いたキャッシュフローを指します。大きくプラスとなっている場合、一般的に資金に余裕があるといえます。フリーキャッシュフローをあまり生み出せないとかマイナスとなっている場合は余裕資金がない状態と判断できます。

 

いわゆるキャッシュフローのポジションは安定期と判断できます。

 

相対的な財務は良いと思います。

非常に順調な感じだとは思います。

 

 

 

企業と債権者(銀行など)から調達したお金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標であるROICは

ROIC=税引後営業利益÷投下資本(投下資本 = 有利子負債+株主資本)ですが

ROICは19.33%(前期決算数値にて)です。

 

 

また売上原価とは販売された商品や製品・サービスを生み出すためにかかる費用のことですが原価率は70.28%(前期決算数値にて)です。

 

また販管費とは商品や製品・サービスの販売にかかる費用のことで、販管費とは「販売費及び一般管理費」の略語であり、売上を上げるために間接的にかかった費用のことです。広告宣伝費、間接部門の人件費や経費、企業全体の管理費が販管費に該当します。

販売管理費率は17.66%(前期決算数値にて)です。

 

つまり原価率と販売管理費率から残ったものが売上高営業利益率になっていて、

前期の営業利益は6.12億円で、売上営業利益率は12.04%ということになります。

 

 

10位までの大株主+役員持株+自己株式の単純合計である特定株は76.9%

 

 

 

チャート分析

 

 

日足

 



 

 

 

シグナルがボリンジャーバンドの中います。

徐々に下げ止まりの気配が出てきているようです。

まだバンドは収縮してはないので様子見レベルかもしれません

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。

 

指数平滑移動平均線の10日を基準にみてみるとローソク足の位置はふれてきて下げ止まり気配をみせているので変化の兆しがみれると思います。

 

MACDをみると下げ止まり感がではじめている感じではあります。

 

モメンタムをみるとこちらも下げ止まり感はあるのですが、バンドが収縮もしくは遅行線が10EMAなどに寄ってくるのを確認してからだという感じがします。

 

 

 

週足

 



シグナルがボリンジャーバンドの下にいます。

 

ローソク足の位置がボリンジャーバンドの-1σ~-2σの間にいるようです。

 

指数平滑移動平均線の13週を基準にみてみるとローソク足の位置はまだ下がる雰囲気のままなので様子見レベルと言えそうです。

 

モメンタムをみるとまだまだ様子見レベルと言えそうです。

 

この会社は前期までみてみると配当は出していないようです。

また株主優待などはおこなっていないようです。

 

 

 

 

 

この銘柄をみて思ったこと。

少し書いてみます。

ココルポートは財務は安定的で、売上からみればPSRは1.4倍程度、PER15倍程度でPEGレシオ1倍ほどなので若干割安感が出てきている感じがあります。

ただ時価総額と想定される水準との比較でみると爆発性は乏しい感じもします。

テクニカル的には徐々に下げ止まり感はでてきそうな雰囲気だったり、時価総額も100億以下の72億くらいを考えるとリスクは少ないけど、買うならもっと安ければくらいの印象です。

リスクとリターンでは少しリターンがでそうくらいな感じなので個人的な判定はCくらいかなと判断します。

 

しいて言えば社員の給料水準が低いのが今後どうなのかなくらい。

キャッシュフローなどは良いと思います。

無配なのでしっかり投資を続けて成長につなげていってもらえると評価が

株価が下がって時価50億程度ならありと判断できます。

 

 

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