何度見ても響くエガちゃんの言葉
過去の自らの事件を笑いにかえ、過去の自らのアンケートなどのネガティブな評価を笑いにして、引き込み、わかりやすさ、刺激を与え、リアリティからの、エガちゃんの人間性からの説得力。
そしてエガちゃんのリズムとテンポ。
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プレゼンでは『ストーリー』しか聞いてくれないものです。
惹きつける要素をおさえたプレゼンターとして一流の魅力あふれる
『人の心に響くスピーチ』だと思います。
ネガティブな印象も遠回りをしても、諦めず信じてそれをブレずにやり続けた結果、人の見る目を変えていくことにつながったエガちゃん自身を、どうプレゼンするか。
エガちゃんらしい真っ正直さの人間性と、笑い。
生き様を笑いに変え、この人の言葉には重みがあると一瞬で心を掴んだのではないでしょうか。
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プレゼンでは哲学はほとんど誰もききません。事実を伝え、そこに人間性や人間関係や物語というストーリーがなければ、人の心をつかむような話はできないのです。
エガちゃんのスピーチには、一瞬で人の心をつかむような、エガちゃんの積み上げてきた人生や人間性が、泥臭い言葉や熱い言葉の端々から、笑いに対する向き合い方から、無茶なことをする人、スマートではない人生が、スマートではない一瞬足りないと感じる言葉がムダを省いたストレートの言葉として、若者にも突き刺さるのではないかという言葉に変わっています。
自慢話は人の言葉には突き刺さらず、失敗談の中から、意外なことが人生を変えていく、そして第三者の評価の変化などあっても、自分自身はブレずに今も変わらず、エガちゃんらしい笑い、自分にはこれしかできないからとやり続ける姿勢を示し、そこに言葉の端々に重みをつける。
エガちゃんの言葉は、短文で話すということや最後にオチもつけながら話すという、短い時間で惹きつけ、そしてそこに物語と、自身の言葉がある良いスピーチでした。
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『何があっても諦めるな』
ということを、笑いも交えて聴衆をひきこむスピーチ。
そして、新しく社会に出る若者たちに対して、夢を持って、夢を追いかけることの困難さや厳しさや大変さ、必ずぶち当たるであろう壁。
『簡単に手に入らないから夢なんです』
夢をみつけたならば、やりたいと思ったならばやらずに諦めるより、まずやってみてくださいということを伝えたかったのがきっと若者たちに響く部分があったのではないでしょうか。
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自分はどんな仕事でも真剣にやっていますということを、笑いを交えながら話せるのは、それだけの積み上げをしてきたエガちゃんだから、リアリティと説得力がある言葉になるのではないでしょうか。
エガちゃんの仕事は芸人で、誰かを笑わせることに人生をかけてきたのだと、真剣にやっていれば誰かがわかってくれる、認めてくれる。
今の時代背景なども考慮した、若者たちの中にどこかあるかもしれない、真剣にやることが恥ずかしいこと、一生懸命になっている姿が恥ずかしいことではなく、スマートにみせることがかっこいいんじゃない。
どんな目でみられても、一人でもわかってくれる人がいるならば、応援してくれる人がいるのならば、その一人のために頑張れ。
その一人が感動し、ときめき、共感してくれるために頑張れ。
若者たちに対しての熱い言葉と、自分の今までやってきたことをラップさせながら、
『一人が笑ってくれたら いいじゃねぃか』
と繰り返し鼓舞する姿。
構成的には、場があたたまってない状況で、フォーマルな式典の7分後にエガちゃん登場、コロナ禍での時代の変化からの、閉塞感のある入学式の祝辞で、盛り上がれない状況下からの、『お前らにひとこと物申す』からの真面目なエール。
そしてしょこたんこと中川翔子さんが出てきて、エガちゃんが前座というオチをつけての流れや構成。
誰も傷つけない構成が素晴らしいなと感じました。
出オチと最後にオチをつけることで、真面目なエガちゃんの響く言葉も、笑いに変えてしまえるのは、芸人江頭2:50も守っているのだなあと感じました。
真面目な話が苦手だからと、手紙にしましたと前フリして、熱いメッセージをおくるエガちゃん。
そんな話を生できけた若者たちはうらやましいなと思った動画でした。
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もし、誰かにプレゼンなり、スピーチをして聞いてもらおうと思うならば、『ストーリー』で話すことが大事と言えます。
難しい話をききたいと思う人はなかなかいません。
ただそこにストーリーがあるだけで、人の脳は流れを理解することができます。
そしてストーリーだからこそ、続きがききたくなるわけです。
次がききたいと話にひきこんでいけるから、注意や関心や興味を惹きつけていえるのがストーリーがあるからなのです。
ただストーリーだけでは人の心にも響かない。
そこに、その人の人間性などをみせ、そしてその人間性から生まれる自己主張がきちんとあるから、響くスピーチやプレゼンになっていくわけです。
人の興味や好みは千差万別です。
なのでどこに興味があるかは笑いや失敗談やエピソードや事実などから刺さる部分があるかないかで変わるし、相手に対してメリットがあることならば、メリットを感じる言葉や話ならば、必ず刺さるわけです。
そしてたくさんのことを伝えるのではなく、言いたいことをひとつに絞り、インパクトのあるフレーズや意外なことも言う。
もし誰かに何かを伝えたいと思ったときは、ストーリーで話す。
話が上手いとか下手とかはストーリーで話せているかどうかの違いがあります。
事実や結果を知っていても、人がドラマをみたいとか映画をみたいと思うのは、そこにストーリーがあるからです。
脳を働かせて、いろいろな場面に人に感情移入をし、そこにトキメキや響きや喜怒哀楽などがあるから、話にひきこまれ、説得力や言葉に響きがあるわけです。
そういう諸々が詰まったエガちゃんの代々木アニメーション学院の2022年度入学式にサプライズ登場での新入生におくるスピーチはピカイチでした(*´∀`*)
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