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めぞん一刻・第16話『桃色電話』より

 

 

 めぞん一刻についていろいろと掘り下げていこうと思っています

今回はめぞん一刻・第16話『桃色電話』より、注目すべきやりとりをみていこうと思います。

このページの引用元は 出典 高橋留美子 『めぞん一刻』 

めぞん一刻・第16話『桃色電話』よりになります。

以降 出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

前回の15話では、七尾こずえちゃんの登場で五代くんのまわりにもガールフレンドの登場になって、響子さんが五代くんとそのまわりにいる女の子を意識する展開になってきました。そんな中16話がはじまります。

大学の食堂にて同じ学科の黒木小夜子から声をかけられます・・・。

黒木さん 「五代くん次の授業ないの? じゃちょっとつきあってくんないかな。以前からあなたに目をつけてたのよね、あたし。」

 

そう言われた五代くんは

(おれって最近もてるな。ツキが変わったのかな・・・)

と少し浮かれます。

 

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

五代くんは浮かれて、黒木さんに人気のない方へ連れていかれたので、誘われているのではないかと勘違いし、勝手に妄想をはじめてしまいます。

 

五代くんは妄想癖がすごいので、妄想に入ると何かにぶつかったりするまで、妄想の世界に入ってしまいます。

 

黒木さんが五代くんを連れていったのは、黒木さんが入っていた人形劇クラブの学祭の準備を手伝って欲しいとのことでした。

 

五代くんは押しに弱く、優柔不断なので、人形劇クラブの手伝いをすることになり、さらにクラブに入ってた他の女の子たちから頼まれて、うやむやなうちに人形劇クラブに入ることになりました。

 

五代くんのサークル活動というわけです。

 

大学生になってからも女の気配すらなかった五代くんのまわりに女の子が・・・

 

 

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そこで事件がおきます。

ボロアパートの一刻館。めぞん一刻の当時といえば、1980年代。

その当時は携帯電話すらほぼない時代でした。

家の電話といえば黒電話。

そして、ボロアパートの一刻館では各部屋に電話などあるはずもなく・・・

管理人室にしか電話がないというアパートでした。

つまり電話がかかってくれば管理人さんの響子さんがでるわけです

黒木さん 「黒木と申しますが五代さんお願いします。」

 

女の人ってめずらしいと思いながら五代さんに電話をかわる響子さん。

 

神坂さん 「神坂と申しますが五代さん・・・」

 

管理人室しか電話がないために管理人の響子さんの真横で神坂さん(人形劇クラブ)と会話する五代くん

 

五代くん 「すいません何回も・・・」

 

響子さん 「いいんです。これも仕事ですから、女のお友達がたくさんいるんですね。」

 

五代くん 「いえ実は・・・・」

と言いかけたときにまた電話が・・・

 

こずえちゃん 「七尾ですが、五代さんお願いします。」

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

立て続けに女の子からかかってきたために、管理人さんはゲキオコに。

最後のこずえちゃんは、15話で鉢合わせたばかりの例の彼女というのもあって、ヤキモチが爆発。

『なによ、あの色ガキ』とモノを投げて怒ってしまいます。

それをドアの外で聞いてる五代くんはどう思ったでしょう。

 

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街中でたまたま五代くんとこずえちゃんをみつけてしまった一の瀬のおばさん。

野次馬根性丸出しで、そのあとを追います。

『あれが、新しい彼女・・・あいつもついに、管理人さんをあきらめたか』と興味深々です。

 

こずえちゃん 「電話に出た女の人、誰。」

 

五代くん 「管理人さんだよ、ほらこの前映画行く途中に会ったひと」

 

こずえちゃん 「あのひと?うそみたい。じゃああの人とひとつ屋根の下に住んでるの?たまにへんな気分にならない?なるでしょう?」

 

五代くん 「そりゃあまあ・・・そりゃあね・・・(いつもじゃ・・・)」

 

こずえちゃん 「だろうな・・・美人だしスタイルもいいし・・・」

 

突然涙をながしはじめたこずえちゃん

まわりの人からは

『別れ話かしら』『悪い男ね』などと言われ

こずえちゃんの肩を抱いて

 

五代くん 「出よう、ね」

とあわてて喫茶店を出ていきます。

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

それをみた一の瀬のおばさんは

えらいものを見てしまった・・・と

 

そして五代くんは

響子さんの話をしてて泣き出した

ということは、おれが響子さんを好きだってことに気づいて・・・そんなに俺のことを・・・

 

と動揺します。

 

が、

こずえちゃんが泣いてしまったのは、コンタクトレンズにゴミが入って痛かったと・・・。

 

さすがこずえちゃん問題を大きくする女です。

五代くんは肩透かし、さすが五代くん妄想はすごいですが、五代くんでなくともそう思うでしょう。

 

こういうやりとりがめぞんの魅力ともいえますね。

すれ違いや勘違いが面白いです。

 

 

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こんな面白いネタを手にした一の瀬のおばさんが、管理人の響子さんにそのネタを伝えないわけがない。

管理人室にあがりこんで痴話話しを伝えます。

響子さん 「痴話ゲンカ・・・」

 

一の瀬のおばさん 「はっきりと見てしまったんだよ、偶然。あいつガラにもなく女の子の涙ふいてやったりして。」

 

響子さん 「じゃ、すぐ仲なおりしたんでしょうね。よかったこと・・・」

 

一の瀬のおばさん 「あんた、妙に屈折したとこあるね。」

 

響子さん 「あら、なんのことです?」

 

一の瀬のおばさん 「ガードがかたすぎると、男は逃げちゃうよ」

 

響子さん 「五代さんが誰とつきあおうと私には無関係です。」

 

一の瀬のおばさん 「興味なし?」

 

響子さん 「ございません」

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

実は一ノ瀬のおばさんは割に正論を言っています。

さすがの経験者の発言というか、やはり年の功というか、女ですね。

それにたいして、響子さんは一ノ瀬のおばさんに比べると少し子どもっぽさや、多少屈折したところもあるようです。

 

響子さんの性格は表向きと裏向きとがはっきりしているので、いわゆる難しい女でもあります。

難しいタイプのヒロインだからこそ、めぞん一刻が面白いとも言えるのです。

 

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五代くんへの女の子からの電話地獄と、一の瀬のおばさんのご報告などもあって、響子さんはその後共同のピンクの電話を廊下に置くことを決めて設置します。

 

今回の桃色電話というタイトルは

女の子からの桃色電話と、設置した桃色の電話がかかっているのかもしれません

めぞん一刻の各話のタイトルにはそんな意味深な部分と、作者の遊び心が満載です。

響子さん 「今後こちらの電話にかけるように、お友だちにお伝えください」

 

五代くん 「すいません、なんか僕のせいで・・・」

 

響子さん 「いえ、以前から取り付けなくちゃと思ってたんです。あなたにだって聞かれたくない話があるでしょう」

 

五代くん 「そんな・・・ぼくは後ろ暗いとこないですよ。電話かけてくる女の子は関係ないし」

 

響子さん 「あなたが誰と関係もとうと私には関係ないでしょ」

 

五代さん 「関係もつって・・・あのねーやっぱり変な誤解してますよ」

 

一ノ瀬のおばさんは(はたから聞いてると痴話ゲンカだね、まるで・・・)

と感じています

 

五代さん 「わからないひとだな」

 

響子さん 「どーせ私は意固地な後家です」

 

五代さん 「ちょっと、話せばわかるっちゅーに」

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

と管理人室に去っていった響子さん。

 

そしてまた管理人室の電話がなります・・・。

どうせ五代さんにだわと出るのをためらってた管理人さんですが、うるさくって電話に出ます

 

 

 

五代さん 「ぼくです。切らずに聞いてください」

 

響子さん 「え、五代さん?」

 

出典 高橋留美子 『めぞん一刻』より

 

その後、五代くんは電話の相手がクラブの女の子からの電話であったことや、こずえちゃんが泣いたわけなどを言い訳します。

 

その言い訳を聞きながら笑顔になっていく響子さん。

 

壁の向こうからかかってくる電話に耳をかたむけながら、二人の痴話げんかにも少し好転の兆しがみえて、16話は終わりになります。

 

最後の電話こそ今回のタイトルの桃色電話と言える感じじゃないでしょうか?

つけたばかりの桃色の電話から、痴話ケンカの仲直りの電話をするなんて、なんともしゃれているというか趣きがあります。

 

1980年代という時代だからこそ、電話というものが特別なアイテムに変わっているのかなとも思います。

ラブコメや昔のトレンディドラマなどはすれ違いや勘違いの連続がみる人に感情移入させて、ドギマギやイライラやドキドキなど共感や応援や、上手くいかない関係におもいをはせる感じが定番とも言えるでしょう。

 

距離感が縮まったり離れたり、つかずはなれずのヤキモキするような展開こそが、ラブコメの面白さとも言えるでしょう。

五代くんと響子さんのヤキモキするような話もまだはじまったばかりです。

 

これからも、めぞん一刻に興味をもっていただければ幸いです。

 

 

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