23年度中長距離、駅伝競走、高校生注目選手
10月にあったかごしま国体の少年A女子3000mの部で留学生に序盤からしっかり食らいついて勝負していったのが大分東明の奥本菜瑠海選手でした。
高校駅伝の強豪校・岡山の興譲館高校の1年時代からエースとして、全国区の選手としてトラックでも駅伝でも活躍してきた奥本菜瑠海選手。
転校して大分東明高校も九州の強豪校として良い選手を育ててきている高校駅伝の常連校でもあります。
その大分東明に転校しても力をつけてきました。
インターハイでも1500mと3000mで出場しており、実力はトップレベルです。
そんな奥本菜瑠海選手はがごしま国体では序盤から留学生と争うという強い意志を感じられ、そして競り合い、そして離されても食らいつき全体の3番でゴール。日本人選手としては1位でゴール。そのタイムが9分5秒40と23年度の日本人選手でトップのタイムを出しました。
東海大相模の近藤希美選手や立命館宇治の山本釉未選手など力のある選手たちもいたレースでの素晴らしい走りでした。
1年・2年時に比べてフィジカルが強くなっている走りが印象に残りました。
奥本菜瑠海選手は都大路も2年連続1区で走っており、区間上位では走っています。
強い選手がいても積極的に前にいく姿勢は都大路でもみられました。
前に前にと積極的にいく姿勢はメンタルとして強さが必要で、その姿勢は強くなる要素でもあると思うので、奥本菜瑠海選手の成長を期待していました。
実際に年々力をつけているのでさらなる成長が期待できる選手です。
都大路では1区のエース区間に出てくる選手だと思っています。
奥本菜瑠海選手はメンタルも強い選手で、実力もさらにつけていると思うので、当然積極的に先頭でレースを引っ張っていくと予想されます。
2月のU20のクロカンでも3位に入った力は本物です。
スピードもスタミナも伸びてきて、トラック・ロード・クロカンでもしっかり走れるタイプで、1年2年時よりフィジカルが出来上がってきている感じがあるので、都大路1区でも区間賞を狙う走りをきっとしてくれるはずです。
かごしま国体での3000mの走りは都大路の1区にも繋がる走りになっていると思います。
転校などの難しさのあったシーズンの中で、駅伝シーズンに向けて着々と準備が整っている感じがします。
鹿児島国体3000m
— m.s (@ihimorita) 2023年10月15日
🥇ドゥータ(青森山田2)8.56.43
🥈ブレンダ(神村学園2)8.57.49
🥉奥本菜瑠海(大分東明3)9.05.40大分県記録
4位近藤希美(東海大相模3)9.07.59神奈川高校新
5位山本釉未(立命館宇治3)9.07.90
6位穂岐山芽衣(山田2)9.16.73
7位窪田舞(長野東2)9.16.94
8位森安桃風(銀河学院3)9.17.04 pic.twitter.com/bc92BxizO2
高校駅伝でも、都道府県対抗女子駅伝でも好走が期待される奥本菜瑠海選手。
3年生で今後の進路が気になる選手の一人です。
大学に進むのか、実業団に進むのかわかりませんが、成長やスケールからみてもっと上に進んで欲しい選手の一人です。
都大路の1区エース区間で区間賞を狙う走りに期待したいと思います。