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混戦の大一番・有馬記念を制したドウデュース&武豊が再び主役へ。来年は忘れたものをとりにいく戦いへ。最終コーナー馬なりで捲り気味に他馬をねじ伏せる有馬Vの王道パターンで貫録勝ち。

 

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昨年凱旋門賞などで泥んこ馬場で無残に散って、復帰戦の京都記念を圧巻のレースで勝ったとき、イクイノックスを倒しにいく馬はやはりドウデュース&武豊のコンビだなと感じました。

そこから秋はドウデュース&武豊のコンビがGⅠのタイトルをとってくれると信じてやまなかった。

そんな中ドバイに遠征した際、非常に元気に走っていたのに、左腕節に違和感が出たとして出走を取り消してドバイの地から手ぶらで帰ることが決定したドウデュース&武豊。

そんな中、別のレースに登録されていたイクイノックスはドバイシーマクラシックを逃げて圧勝して、世界ナンバーワンの称号を手にし、ライバルに差をつけられるカタチになってしまいました。

 

 

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凱旋門賞に挑むドウデュース・タイトルホルダー・ディープボンド・ステイフーリッシュの4頭 - ねこぷろ

 

ドウデュースが皐月賞に出てくる前の調教の動きをみて秀逸だったのと、迫力から、ディープ記念(GⅡ)での2着の後だったが、この馬と休み明けのイクイノックスがこの世代の中心になると確信したので、皐月賞からドウデュースとイクイノックスに注目してきました。

 

ドウデュースは新馬戦を勝利しているが、その2着がガイアフォース。3着がフェーングロッテンだが、ガイアフォースはセントライト(GⅡ)の勝ち馬。フェーングロッテンはラジオNIKKEI賞 (GⅢ)の勝ち馬として伝説の新馬戦といってもいい。

 

イクイノックスも新馬戦から圧巻で、その3着のサークルオブライフは阪神JF(GⅠ)の勝ち馬、6着にはウィルソンテソーロ などがいました。

 

 

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皐月賞前の時点で2頭がとんでもない馬だと確信を持っていましたが、応援する馬がそのポテンシャルの高さをみせて走ってくれるのをみたときすごく嬉しくワクワクするものでありました。

それが勝ち時計は2分21秒9(良)でレースレコードの日本ダービーレコードで1・2着を争ったドウデュースとイクイノックスで間違いないと確信しました。

 

イクイノックスのその後は言うまでもありません。

 

ドウデュースは再戦を果たすべく臨んだ天皇賞(秋)では、その日武豊騎手の怪我での乗り替わりによって、久々のレースでイクイノックスに完敗してしまいます。

イクイノックスに対してマークせざるを得ない立場で乗り替わった点や、馬が久々である点、ドウデュース自身が前進気勢を強めていた部分で、秋3戦を意識した仕上げも含めてイクイノックスを意識したレースでついていくのは厳しかったレースでした。

その中で1:55.2のレコードで走ったイクイノックスをマークした馬たちは最後とまって蚊帳の外を走ったジャスティンパレスやプログノーシスが後ろから伸びてくるような展開になりました。

ドウデュース自身もドバイ遠征の故障で出走取消、休み明けで1:56.6というタイムで走っている点、戸崎圭太騎手だったから馬を大事に無理させなかった点で結果として差がついたけど良い叩きとなった可能性があったので、そんなレベルでもそのタイムとして走るだけの能力をみて間違いないと感じていました。

 

秋2走目のジャパンカップでも前進気勢は強めのドウデュースだが、大逃げのパンサラッサ、2番手を引っ張るタイトルホルダーに鈴をつけるようについていくイクイノックスをみるようにつけるリバティアイランドとスターズオンアースの牝馬2頭の後ろをディープボンドらと追走していました。

 

直線で内から外に出す分、リバティアイランドとスターズオンアースには届かず4着だけども、あがりはイクイノックスに次ぐ脚を使っており位置取りの差がそのまま着順の差となっていて2着もあったような競馬でした。

 

前進気勢は強くなっている中、しっかり折り合いをつければしまいの脚もしっかり使えることが確認でき、力があるところもみせれる雰囲気が整ったと感じました。

 

そんな中怪我した武豊騎手も、ドウデュースに乗るんだという意志で必死で怪我を治して、復帰後のGⅠではエコロヴァルツを2着に持ってきて、武豊騎手の凄さもみせました。

前進気勢が強いエコロヴァルツをおさえながら脚をためて爆発させるという競馬をさせて、エコロヴァルツの今後の可能性をひろげて、競馬を覚えさせて、潜在能力や前進気勢から距離を持たせるというのも可能性を広げて、負けたとは言えクラシックを意識できるような競馬をしたのは流石という騎乗でした。

 

 

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そんな騎乗ができる武豊騎手だから、ドウデュースとのコンビ復活で必ずやってくれるとドウデュース&武豊コンビが混線という有馬で勝つという想像が膨らみました。

 

ドウデュース自身が前進気勢が強くなった点、ドウデュースの体型が胴がつまって筋肉質の身体をみるとマイラー寄りではないかというのがどうしても意識されるところですが、強い馬と折り合いがつけれる騎手には杞憂と思っていました。

また中山競馬場では勝ててないとは言え、ディープインパクト記念と皐月賞の走りで武豊騎手はどういう走りをさせれば良いかというのもわかっていたと思うし、ドウデュース自身はピッチ走法で回転をあげて長く脚を使うタイプなので、中山コースも問題ないし、勝つなら京都記念のように長く良い脚を使える展開だと。

 

調教自体は秋3戦目で馬が出来上がっているので、無理させることなく輸送競馬に向けて仕上がっている状態という状態だった感じがしました。

 

 

 

 

 

 

イクイノックスが引退した後のレースということで、力のある馬が出そろった中、ドウデュースがイクイノックスをダービーでねじ伏せた内容から、ドウデュースが勝つべきレースとみていました。

 

あくまでも期待して。

結果他の強い馬に負けても恥ずかしい競馬はないと。

 

ドウデュース&武豊の人気で2番人気には支持されていたが、新聞や評論家などの評価は2番目とはいいにくく、ドウデュースの格よりは評価が低く見積もられている印象がして、絶対に勝って欲しいとドウデュース&武豊の単勝以外要らないと感じていました。

ドウデュース&武豊で5倍以上ついているのだから。

有馬記念はドウデュース&武豊が頭であること以外は期待せず応援していたから。

 

ドウデュースはスタート出て、ゆっくり馬を出した印象でした。

スタートしておっつけて先行させたスターズオンアースはルメール騎手が外枠の不利を消すポジションをとりにいったのに対し、ハーパーなどもポジションをとりにいくようにスタートしたのや、アイアンバローズなども押していくもスピードが足りず、そこからタイトルホルダーはおしておして逃げのポジションをとりたいと手綱を動かしました。

シャフリヤールは良いスタートから良いポジションをとってディープボンドは徐々に下げていく感じでした。

タスティエーラはその外目にポジションをとり内目にソールオリエンス、外から後ろにつけると思ったスルーセブンシーズは壁を作れず徐々にポジションをあげていくのに対して、ドウデュースはジャスティンパレスと並んで後ろからの展開で4コーナーに向かっていく。

スターズオンアースとルメール騎手が2番手に入ったことでプラダリアとシャフリヤールがその後ろに控えて、先行したハーパーなども1周目の坂で折り合いに専念したことで、タイトルホルダーの逃げが楽になった感じでゴール板前を通過していく。

 

このあたりから外目に馬を出しながら少しポジションをとりながらもドウデュースをなだめながら動けるポジションで前にいこうとするドウデュースを我慢させる武豊騎手。

ジャスティンパレスは決め込んだカタチで最後方を進む。

プラダリアやハーパーなどがおっつけはじめスターズオンアースはルメール騎手はひと息いれさせながらコーナーを曲がっていくので、先頭のタイトルホルダー以外がつまりながら3コーナーから4コーナーへ。

ヒートオンビートの外を抜群の手ごたえで大外をまくっていくドウデュースは、そのまま必死に手綱をしごくハーパーなどとは全然違う手ごたえで馬なりで捲っていく。4コーナーを抜ける出口では抜群の手ごたえと反応で内のスターズオンアースと3・4馬身前にいるタイトルホルダーを捉えにいく、内で伸びて併せ馬になるスターズオンアースとともに。

 

必死に逃げるタイトルホルダーが残り200mを切って坂に入るとドウデュースとスターズオンアースに捉えられる。ピッチ走法のドウデュースは力強く坂をのぼってスターズオンアース半馬身差をつける。胴が長めで脚も長いタイプのジャスティンパレスは坂では伸びないがその坂が終わって伸びてくるがそこまでで4着。

ジャスティンパレスが坂で一度止まるのは宝塚記念(阪神)と同じ感じでした。

坂が終わって伸びたけどタイトルホルダーに頭差及ばず4着。

 

レースの流れは同じタイプがいないのでタイトルホルダーがペースを握れて楽に、スターズオンアースは不利を消すために好判断な騎乗も息をいれて脚をためたためにタイトルホルダーの流れ。良いポジションをとれたスターズオンアースはあがり34.8の脚をためれたのでさすがルメール騎手。

その中で折り合いつけてポジションとって、我慢させながら勝負処で馬を気分よくペースアップさせて前の馬を全部抜くという馬のやる気や能力をしっかり出させる武豊騎手の騎乗は流石のひとこと。

馬自体も真っすぐかけあがっており、ドウデュース&武豊騎手の強さと流石の騎乗。

前の2頭の流れをきっちり差し切るのは騎手の腕と、馬への信頼と、それに応えるドウデュースの強さ。

長い距離脚を使っても坂でもへこたれない高回転の力強いピッチ。

これぞ王道の有馬記念・グランプリの勝ち方という王道ともいえる騎乗と走りでした。

 

最後の坂で一番強い馬を競り落として勝つ。

こういう競馬が感動を呼ぶレースなんだろうなと感じます。

 

終わってみればジャパンカップの上位馬での決着。

力のある馬が上位決着で、そういう中での勝ちっていうのはやっぱり価値があると感じました。

 

この走りがみたいっていうドウデュース&武豊騎手が戻ってきた感じして、嬉しかったですね。

ドウデュース&武豊騎手にはイクイノックスが引退した後主役として活躍してもらいたいという願望があります。

それだけ人気もあれば華もある。

 

ダービー馬が強いとやっぱり良い。

世代もこの世代は強い。

 

ドウデュース&武豊騎手は忘れていたものをとりにいくという意味ではまずはドバイでしょうね。

ドバイターフなのか、イクイノックスが制したドバイシーマクラシックなのかはわかりませんが、どっちでも好走しそうですね。

体型的にはターフでしょうが、先を考えればドバイシーマクラシックかもしれませんし、メンバーもそっちの方がやりやすいかもしれません。

当然メンバーすらわかりませんが・・・・。

 

ドバイの2410mは日本に近いと思うのでチャンスはあると思います。もちろんターフの方が体型向きですが、折り合いさえつけばどっちでも抜群のレースをしてくれるはずです。

その後のレースはどこに出ていくのかわかりませんが、忘れもののひとつは凱旋門賞であることは間違いないですが、茨の道でもチャレンジする姿勢がドウデュースを応援するファンが多いのもありますし、武豊騎手の夢を叶える相棒として応援され続けることだと思います。

 

個人的には宝塚記念からのと予想しています。

スルーセブンシーズがみせたように、結局は馬場であったり、滞在競馬でなくとも可能性はあるということです。

滞在競馬であっても天気にしても運がありますし、向き不向きもあるので。

正解なんてあってないようなものなので、ドウデュースが一番自然なカタチで準備できるのが良い結果を残せると思うので、直前輸送でも良いのかなと思っています。

 

あと1年は無事に現役を続けて欲しいですね。

期待を持って応援し続けるつもりです。

        

 

 

 

 

 

 画像など引用させていただきました

 

 


ドウデュース[牡4・鹿毛]
父:ハーツクライ
母:ダストアンドダイヤモンズ
12戦6勝[6-1-1-4]

 

主な勝ち鞍

有馬記念 (GⅠ)
東京優駿(GⅠ)
朝日杯FS(GⅠ)
京都記念(GⅡ)

 

引用元  

https://www.jra.go.jp/

 JRA 日本中央競馬会 HPから写真を引用させてもらっています。

 

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